「TOEIC(R) テスト パート7 出るのはこれ!」の感想・レビュー ②

TOEIC パート7でるのはこれ!

TOEIC L&R おすすめ教材として、「TOEIC テスト パート7 出るのはこれ!」を購入してみました。

全3回の記事での第2回です。


問題レベルはそこそこ高い

一通りの問題を解いてみました。印象としては問題レベルは決して簡単なものではありません。

実際に解く前までは「出るのはこれ!」と掲げている為、一般的に出題されやすい問題のみがチョイスされているというイメージでした。

 

そして、その「一般的に出題されやすい問題」というのは、ひねくれた問題ではなく比較的易しい問題 (= TOEIC 300 400点レベル)と勝手に想像していたのですが、登場する単語や問題内容も含めて そこそこレベルが高いというのが私の感想です。 

但し、ハイレベルが故に TOEIC L&R 初心者は手を出すべきではないということでもありません。

ツボは押さえていますので、多少問題レベルが高くとも実践してみる価値は多いにあると思います。

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2012.05.01

 

 

解答・解説は 非常に丁寧で分かり易い

さて、問題のレベルがそこそこ高いとなりますと、それらの解答・解説ページの質が重要になってきます。

理由は、レベルが高いということは間違う人が多いということなので そういった人たちの疑問・質問を確りと解決させることが教材の役割だと考えるからです。

 

で、私が使用してみた感想は「非常に丁寧で分かり易い」でした。

そして、余分な説明もないという点も気に入った点の一つです。

 

解答・解説の善し悪しに関しては、完全に人に依ると思いますので何が良くて何が悪いかを判断するのが難しいのですが、個人的には その量は多からず少なからず

そして、ごちゃごちゃしていない分かり易いレイアウト、最後に 的を得た分かり易い日本語

この3点が揃っていることが望ましいと思っています。

 

ちなみに、英語の教材における (演習問題に対する) 解説の量は、恐らく盛り込もうと思えば幾らでも盛り込めると思うんです。

例えば、登場した単語の派生語を記載したり、類似した出題パターンを記載したりと。

しかしながら、その量が過度に多いと 勉強する人にとっては 時に too much になってしまい、何が必要な情報でどこがポイントなのかを見失う可能性があります。

 

故に、解説の量は その問題に対する適当な量が一番良いと思うのです。

そして、この 「TOEIC テスト パート7 出るのはこれ!」はそれらを満たしていると思います。 

 

ただ敢えて言うならば、解答・解説ページに該当問題のページが記載されていないことが気になりました。

本教材は 問題文と解説文を切り離して使うということにはなっていない為、解説ページをみて、問題ページをみて、再度解説ページをみて、また問題ページを見て・・・と、何度も往復する必要があります。

別途 しおりを使うとか、最悪 指を挟んでおくといった対処法もありますが、私は解説ページこそじっくり読むべきだと思っておりますので、せめて『この問題は xx ページ』といった注記があって欲しかったです。

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2018.08.30

 

 

少し気になる点が

問題を解く上で2点ほど気になる点がありましたのでご紹介します。

一つは実践模試編、その1の設問 45 において、正答『会社の広報者』に推測出来る根拠が理解出来ない点です。

何度も解説を読み、和訳も英文も確認しましたが分かりません。

 

そして、もう一つが実践模試編、その1の設問 28 です。20:30が『遅い時間』ではないとの解釈ですが、私は20:30 は遅い時間だと思います。

不正解とするならば、せめて選択肢を 16:00 以前にしておいた方がよかったのではないでしょうか。 

 

但し、実際のTOEIC でもこういったあやふやな正答というのは時々存在します。

だからといって、この教材でもそういったことがあってもいい、ということではありませんが、時に理解不能な解答・解説もあるということを心に留めておいて頂きたく思います。 

さて最後の記事では、この教材を使うべき人、具体的な使い方などに関して ご紹介したいと思います。

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