「ENGLISH JOURNAL 2017年6月号」の感想・レビュー

「ENGLISH JOURNAL 2017年6月号」の感想・レビュー

少し前に「CNN ENGLISH EXPRESS」を久々に買った流れで、英語雑誌シリーズ第二弾、ENGLISH JOURNALを買いました。

こちらも2014年2月にレビューして以来ですので、3年ぶりに感想とレビューを残しておきたいと思います。

 

【過去記事】

「ENGLISH JOURNAL (イングリッシュ・ジャーナル)」の感想・レビュー ①

「ENGLISH JOURNAL (イングリッシュ・ジャーナル)」の感想・レビュー ②

「ENGLISH JOURNAL (イングリッシュ・ジャーナル)」の感想・レビュー ③

映画好きにはたまらない教材

当然なのですが、読んでみた・使ってみた感想が3年前のそれとは全く異なりました。

何と言いますか、刺激を受けないと言うか、心に響かないと言うか・・・。

 

早い話があまり面白く感じませんでした。

いやまぁ、あくまでも私の個人的な感想として。

 

ENGLISH JOURNALは、映画のワンシーンや海外ニュースを題材にした記事が大半を占めています。

故に、映画好きには最高の教材だと思います。

 

しかし、今の私は恐ろしいほど海外映画に興味がありません。

高校生の3年間では毎日のようにTSUTAYAで借りてたんですけどね。

 

さらに、映画や海外ニュース以外にもリスニングを学べる要素が多く収録されています。

「CNN ENGLISH EXPRESS」もそうでしたけど、このENGLISH JOURNALも基本的にリスニング教材なんですよね。

 

大学時代の自分であれば、「英語を聞き取れるよう、リスニング力を上げよう!」と意気込んでいましたが、海外で生活している今の感覚としては、「聞き取れなくても別にいいや」と思ってしまっています。

「100%聞き取れる力を身に付ける」のではなく、「聞き取れなかった時に、『何て言ったの? 聞き取れなかったからもう一度言って』と人に聞ける力を身に付ける」ことの方がね、大事なんですよ。ホント。

ただ、何と言っても私が海外映画に興味がなくなったことが最大の理由でしょう。

 

 

TOEIC LR 900点に向けた教材とは・・・

個人的にはあんまり響かなかった「ENGLISH JOURNAL (イングリッシュ・ジャーナル) 2017年6月号」ですが、TOEIC900点を目指している人にとってはどうでしょうか。

 

TOEIC LRを直接的に学ぶ要素はありません。

ですが、様々な人の声を聞き取り、ディクテするのは間違いなくリスニングセクションに役立ちます。

 

また、スピーキングに当たって大変役立つ表現などが凝縮されていますので、TOEIC SWにも有効な教材になり得ると思います。

ただやはり、TOEIC900点を目指すならば、TOEIC専門の対策本・参考書を使った方が近道は近道ですかね。

 

一方で、批判じみたことばかりだけが目に着くわけではありません。

昨今のTOEICブームに流され、「英語の勉強 = TOEIC LR」と頭が凝り固まってしまっている人。

こういう人に是非手にとって読んで頂きたいと思います。

 

どういうことかというと、ENGLISH JOURNALは英語の本質的な楽しさを教えてくれると思うんです。

英語を聞き取ることができれば、映画だって字幕なしで楽しめる。

英語を聞き取ることができれば、海外ニュースだって内容を理解することができる。

 

そんな、「TOEICholic」になってしまっている人に良い意味で「気付き」を与えてくれる雑誌ですよ。

 

 

雑誌・ムック本には多様な内容を求めたい

私の中で英語雑誌の三大巨塔と言えば、

 

1.AERA English

2.CNN Express

3.English Journal

 

でした。

特にAERA Englishは高校時代〜大学時代 (留学前)に毎月買っていましたが、2012年5月を最後に季刊誌に変更。

そして内容もほぼほぼTOEIC専門誌みたいになってしまいました。

 

個人的に雑誌やムック本には幅広い内容を含めて欲しいと思っています。

例えば、

・ 海外で英語を使って活躍する人へのインタビュー

・ 時事英語の深堀り

・ 英語の歌

・ TOEICの勉強法

・ 英語の書き方特集

・ 英語を勉強する人の失敗談

・ 最新教材特集

・ ミニ・リスニング問題

・ TOEICで昇格した人の話

・ 英語を使った仕事の紹介

・・・とか。

 

専門的な教材はいーっぱいありますから。

雑誌やムック本は、英語を勉強している人全てが「読んでてテンションが上がる。もっともっと英語を勉強したくなる」ような内容を期待したいです。

 

正直、この「ENGLISH JOURNAL (イングリッシュ・ジャーナル) 2017年6月号」にも、そういったことを期待していたのですが、ちょっと裏切られてしまった感じです。

ま、結果的に私の勘違いだったということですね。

 

【過去記事】

「ENGLISH JOURNAL (イングリッシュ・ジャーナル)」の感想・レビュー ①

「ENGLISH JOURNAL (イングリッシュ・ジャーナル)」の感想・レビュー ②

「ENGLISH JOURNAL (イングリッシュ・ジャーナル)」の感想・レビュー ③