「勉強時間を確保するために大切な趣味を我慢」・・・・・??

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「勉強時間を確保するために大切な趣味を我慢」・・・・・??

ちょっとびっくりする記事を読みました。

調べればわかるような有名雑誌の記事ですが、概略はこんな感じ。

TOEICの目標スコアを達成するには毎日の勉強時間を確保することが最低条件。

平日は最低1時間、週末は3時間をTOEICの勉強に避けるかどうかが分岐点。

いかに大切な趣味でもまずは3ヶ月間我慢して、目標スコアを達成したらまた始めましょう。

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我慢を伴う勉強

むむむ・・・。

「大切な趣味を我慢して」というのは如何なものでしょう・・・。

企業のブラック部分がSNS (主にTwitter)で頻繁に散見・暴露されており、高橋まつりさんの件で、かの電通ですら働き方を見直さざるを得ない状況になっている2017年だと言うのに・・・。

「仕事」に対してはその考え方が変わりつつあるんですよ。「勉強」も変えましょうよ。

もう昭和の頃のような精神論・忍耐論は通じない時代です。

そんな時に「大切な趣味を三ヶ月間我慢して、目標スコアを達成したら再開しましょう」ってのはどうなんでしょう・・・。

ただ単に「仕事・働き方」にかけて言っているわけではありません。

我慢を伴う勉強のデメリットっていっぱいありますよ。

例えば。

1. TOEIC勉強中、息抜きが出来ない。

2. 大切な趣味を我慢しながら勉強しているので、その間溜まったストレスの行き場がない。

3. 結果が出なかった場合、英語・TOEICのことが嫌いになる。

一番嫌なのは3番目です。

我慢して3ヶ月間勉強したのに結果が伴わなかったら絶対英語を嫌いになると思うのですが・・・。

逆も怖いと思います。趣味を絶ってその結果TOEICの目標スコアを達成したら、

「そうか!やはり大切な趣味を我慢することが重要なんだ!」

とその人の成功体験になってしまうではないですか。

私からしますと、逆に趣味に時間を割きながらTOEICの勉強をした方が100万倍捗ると思うんですけどね・・・。

理由ですか? 息抜きできるからですよ。

私はTOEIC・英語勉強に限らず、「ながら勉強」推奨派です。

ラジオを聴きながら勉強。

ナイターを観ながら勉強。

音楽を聴きながら勉強。

誰かとメールしながら勉強。

「ながら勉強」を推奨するのは勉強が続くからです。

勉強が続くのは恐らく集中できているからですね。

なぜ集中できているか?と問われると、ダレていないからだと思います。

なぜダレていないか?と問われると、複数のことを同時に行っているからじゃないですかね。

私自身昭和生まれではありますが、高校生の頃から「詰め込み教育」、「我慢する美学」、「忍耐論」には否定的でした。

高校1年生の夏に「大学受験をしない」と決めたのも、そんな理由からでした。

なんでね・・・TOEIC満点ホルダーの方が「趣味を我慢して勉強せい」と有名雑誌で言っちゃうのはどうなんだろうとついつい反応してしまいます・・・。

と言いつつも、我慢はしなくて良い。思うがままに勉強せよ。というわけでもないですよ?

もちろん、TOEICで目標スコアに達するためには何かしらの忍耐は必要でしょう。

ましてや勉強時間を確保するためということですから、普段それができていない人が対象なのでね。

でも、趣味を絶っててのはね…。

過去に仕事で心をやられた経験がある私は死んでも言えません。

「趣味を我慢して3ヶ月間TOEICを勉強すべし」など。

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過去にメンタルをやったことがある私ですが、この度こんな本をkindleにて読みました。 「死ぬくらいなら会社辞...

時間を割くなら趣味からではなく仕事から

この記事を書いた方は恐らく少し前のサラリーマン(サラリーウーマン)ではないでしょうか。

私も現職の東京支社にいた時、同じような忍耐論を唱える人がいました。

その方は会ったことありませんが、うちの会社のOBでアメリカ支店に長く勤務されていたとのこと。

現在は日本で余生を過ごしているらしく、その合間に会社の若手に英語教室を開いているんです。

私は受講を免除されましたが、多くの若手(20代〜30代前半)は仕事終わりの18時から2時間、週1回英語クラスを受けさせられていました (半強制でした)。

今でも続いているかどうかは知りませんが、受講前の宿題が凄かったんですよ。

簡単に言うとその人の著書を熟読しておくのと、指定された単語・熟語を暗記してこい!っていう内容でした (同僚に見せてもらいました)。

その「単語・熟語」なんですが、まぁビジネスで使いそうなものなんですが、その数300個 !! (くらいだったと思います)

単語本とかを使うのではなく、その人の自筆の単語リストです。

「え!? 何これ!? これ全部覚えんの?」っていう感じ。

私も興味本位でその方の著書を読みましたが、いやー、昭和の詰め込み教育をそのまま実践されている方ということだけは分かりましたよ。

ちなみに上司から、「どう? あの本読んだ感想は?」と聞かれたので、

「時代錯誤です。あんな勉強方法、今の時代通用しません」

と一刀両断しておきましたが。

もう止めましょうよ・・・。

会社にプライベートの時間を搾取されて、TOEICに趣味の時間まで搾取されるなんて・・・。

英語のこと嫌いになっちゃいますよ…。

せめて時間を割くなら趣味からではなく仕事からにしませんか。

貴重な趣味の時間をどうして犠牲にしなくてはいけないんですか!

え? 仕事の時間を割くことなんてできない? 

いやいやいや、理由が「TOEIC」なら意外と上手くいくと思いますよ。

宣言しちゃうんです。

「TOEICを勉強するので、月水金は18時に上がります」とか。

名目が「英語の勉強」ですので、上司や同僚だって一概に否定することはできないですからね。

え? 仕事で英語を使わないから理由にならない?

いやいやいや、そこはうまい具合に、「将来うちの会社も海外展開するかも〜」とか「最低限のビジネス英語を使える人材がいることは会社にとって悪い話ではない」とか言えばいいんです。

ポイントは「会社のため」と貢献度をアピることです。

TOEIC業界にも時代に合った若手の指南役を

以前にご紹介したこちらの書籍でも「我慢」と「勉強」についてこんなことが書かれています。

自分の価値を高めたい。

そして、自分の思い描く理想像に近づきたい。

この望みを叶えようと思った時の、人の考え方や行動パターンは二つに分かれる。

それが「貯金型思考」と「投資型思考」である。

「貯金型思考」の人が重んじるのは、「蓄える」ことだ。

蓄える対象は、お金だけではない。

モノ、学歴、肩書き、資格など、「価値があるとされているもの」全てである。

そして、「蓄える」ことに不可欠なマインドは、なんといっても「我慢」だ。

貯金そのもののことを考えてみれば、それは明らかだろう。

貯金は、お金を「使わない」でいることだ。

欲しいものを買わない、行きたい場所に行かない、会いたい人に会わない。

そうしたお金がかかる局面で、「使わない」という選択をすることによって積み上がっていくのが貯金である。

貯金額とは、「財産を使わなかった = 我慢した量」が可視化したものだと言える。

一方、「投資型思考」に必要なマインドは、勇気やワクワク感だ。

投資とは、「お金を使う」こと。

的確に先を読み、自分がいいと決断したところに積極的に使っていかなければ、リターンは決して得られない。

「貯金型思考」を支えるのは我慢であり、「投資型思考」を支えるのは先読みと決断。

この時点で、「貯金型思考」を回避するべき理由は明らかだろう。

我慢は没頭する力を押し殺し、人から本質的な学びの機会を奪う魔物だからである。

「お金」のことが入り交じるでちょっと論点がずれてしまっているような気もしますが、「我慢は本質的な学びの機会を奪う魔物」とまで言っています。

怖いのは、TOEIC満点ホルダーがこういった精神論・忍耐論を語ってしまうと、我々一般市民は勘違いをしてしまう点です。

「そうか! やっぱり目標達成には我慢が必要なんだな! よし!趣味はしばらく禁止だ!」

・・・TOEICに知見がない人は素直にこうなっちゃいますよ。

やはり時代に合った勉強法ってのは存在すると思うんです。

今でいうと、無理してストレス溜めて病んでしまうような方法はやっぱり違うのではと感じます。

徹夜して詰め込むってのも今実践してる人ほとんどいないでしょうし、睡眠はむしろ摂った方が記憶の定着化にも良いってのは誰もが知っていることでしょう。

・・・でもまぁ仕方ないと感じるところもあるんです。

TOEICに限らずですが、40代、50代の人がその道の指南役になるとどうしてもこういった時代差というのでしょうか、generation gapが産まれてしまいますから。

「私はこういう方法で成功した! だから若手の諸君も同じようにやるがよい!」

まぁまぁまぁ・・・、そりゃそうなりますよね。

同世代の人たちには響くのかもしれませんが、これから英語を身に付けて世界に羽ばたく10代、20代には・・・うーん、どうでしょう。

20代、というのは厳しいかもしれませんが、TOEIC業界にも30代くらいの指南役が現れるのを期待せずにはいられません。

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