洋書を読むことはTOEIC リーディングに効果的か?

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洋書を読むことはTOEICリーディングに効果が有るか?

昔から英語を学習する素材として、洋書を読むというものがあります。

確かに英字の文章を読むことで、えいごを英語のまま理解する英語脳を作り出したり、単語力・文法力も同時に身に付けることが出来たりしそうな気がします。

では、ことTOEICに関して言いますと その効果は期待出来るのでしょうか?

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私の洋書を読んだ実績

最初に洋書の定義をしたいと思いますが、分かり易い所でいうとペーパーバックここで言う洋書にしたいと思います。

ハードカバーの書籍を除外する訳ではありませんが、News week や People に代表されるような雑誌は除き、あくまでも英語で書かれた物語・小説・自伝なんかに限定します

これを踏まえますと、正直私はそこまで洋書を読んだ経験がありません。

社会人になって英字新聞を購読したり、TIMEを読んだり、あとはアメリカ留学中に英語のテキストを読んだことはありますが、いわゆる洋書・ペーパーバックを殆ど読んだ試しが有りません。

今思い出せる範囲では、大学生の頃に“Lord of the Rings”“Harry Potter and the Philosopher’s stone”買った2回だけです。

従いまして、私の分析にあまり説得力は見いだせないかも知れませんが、とにかく当時の2冊の経験とTOEICの関連性を探すことに注力したいと思います。

速読で読むか、精読で読むか

世間では「洋書を買う時は自分が好きな本を買った方が良い」と言われていますが、まぁこれは間違いないでしょう。

洋書を読んでリーディング力の底上げを図ろうとしている人は最低限そうすべきだと思います。

ここではそういった巷で知られた一般論とは別の世界で検証しなくては意味がありません。

TOEIC への効果有無を見出すならば、先ず「(洋書を) 速読」で読もうとしているのか、それとも「精読」で読もうとしているのかを識別する必要があります。

私が思いますに、その洋書を速読 (= 理解不能な単語・文法が登場しても基本的に無視し、流れで単語の意味を把握した上で 読書を進める) で読むとすれば、TOEIC Part 3 & 4 の「先読み力」や、Part 7 本文を読む際の「スピード」のレベルアップが期待されると思います。

意外や意外、リーディングに効果を発揮できるかと思いきや、私はリスニングに効果的だと感じました。

英字新聞や英字雑誌でも同じことが期待できそうですが、それらと決定的に異なる点はその文章量でしょう。

新聞の記事は多くても数百語ですが、洋書になると何万語の世界です。

この量を最初から英語で読むことが出来たとしたら、それはもう莫大な読書量を手にすることが出来ますので、「先読み力」や「スピード」は比較にならない程 向上されていると思います。

英字の記事や雑誌の一コラムでスキルアップ出来る要素は、むしろ情報処理能力(= その文章で言いたいこと・伝えたいことを纏め、理解するスキル) なんかが該当する筈です。

一方で、精読で読むと・・・

逆に単語力や文法力、内容を詳細まで理解出来る力が身に付きそうな気がしますが、精読は経験上、非常にリスキーです。

と言いますのも、精読 (= 不明な単語や文法があれば辞書で調べて理解し、それの積み重ねで文章を読む) をし始めると、

結局 洋書と言う括りから、テキスト・参考書の括りにすり替わってしまうからなんです。

一般的には表面化されませんが、「洋書を読みながら英語を勉強する」と言う行為には、「自分の趣味の延長上で英語を勉強する」とか、「楽しながら英語を勉強する」のようなニュアンスが含まれていると思います。

しかし、洋書にマーカーで印をつけたり、色ペンで書き足し始めてしまいますと、もはやそれは英語の教科書化してしまい、本末転倒なわけです。

私はこれで失敗しました。内容なんぞ何にも頭に入ってこず、ひたすらクラシックな英語の表現を辞書で調べていました(泣)

・・・と言いつつも、これまで議論してきた内容は極論に過ぎません。

「100%速読」や「100%精読」で人は本を読みませんので、あくまでもその傾向が強いと言うくらいに認識下さい。

無意味では無いが、効率的では無い

では、洋書を読んだところで TOEIC リーディングには その効果を期待出来ないのでしょうか?

恐らく100%無いと言うことはないと思いますが、TOEIC リーディング試験の性質上、そこまで直に影響を与えるようなことは起きないと思います。

英検1級の最後の読解問題は結構な長さでして、そちらにはそこそこ当てはまる箇所もあると感じましたが、ことTOEICで言いますと 共通点が非常に少ないのです。

手にした洋書がビジネス系のものでしたら 登場する単語に共通点を見出せますが、そうでなければ洋書で「TOEIC リーディングを勉強」は成り立たないでしょう。

敢えて言うのであれば、読書量を増やすことで、パート 6 に必要とされる妄想力は間違いなく養われるかと。

「▼▼▼という単語のこういう使い方の際には、動詞は xxx になる」と言った感じで、自然と文脈を構成できるスキルが鍛えられる筈です。

でも、それもコストパフォーマンスを考えると非常に勿体ない。

洋書一冊を読み上げる時間ですから、相当費やしている筈です。

それに見合った成果・効果がパート 6 のスコアアップと考えると、もうちょっと賢いやり方があると思ってしまいます。

結論と致しましては、洋書を読んでもTOEIC リーディングのスコアアップに寄与する要素は限定的である、です。

ただ単に洋書を読みたいと言うなら文句はありませんが、TOEICには不向きであると言えそうです。

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