「外資系勤務は英会話・リスニングがうまい」の間違い

またまた、ご質問を頂戴致しました。

「はじめまして。Koさんは、外資系企業勤務らしいんですが、そうゆった環境にいると リスニングって上がりますか?」

【Ko 回答】

⇒ Listening Sectionのスコアではなく、Reading Sectionのスコアがアップします

….〆(・ω・。)

と、言いますのも、

米国人、英国人、及び英語を第一言語として話す国の方々は、

「文法通りに英語を使わない」為です。

決して文法使いが間違っている、という意味では御座いませんが、

「省略」ですとか、

「隠語」ですとか、

「代名詞の多用」とかを頻繁に使いますので、

TOEIC の Listening Sectionに効果的である

(つまり、「聴き取る能力」を身につけられる)、

という風には一概には言えないと思うのです。

「Hey! Ko, Do you know where the minutes of meeting have been filed?」

とかって、言わないんですよ。

「Hey! Ko, (きょろきょろしながら) you know, MOM? 」

とかなんです。

TOEICのListening Sectionで出題される文章って、

「きちんと文法たる会話」になっているんです。

我々 日本人に置き換えて頂ければご理解できると思いますが、

「やぁ、Koさん。あなたはさっきの会議の議事録がどこに保管されているか知っていますか?」

・・・こんな会話絶対無いですよね。

ですので、いくら周りに外国人がいて、

英語を頻繁に使うような場面があったとしても、

そこまで TOEIC Listening Section のスコアアップには、

結びつかない気がします (もちろんゼロでは御座いませんが)。

それよりも、むしろ Reading Sectionに効果があると思います。

先ほどの 「Minutes of Meeting」ですとか、

「sales profit」ですとか、

「confenrence」ですとか、

「~, otherwise, ~」ですとか、

結構、ビジネス英単語が飛び交いますので、

むしろ, Reading Section Part 5 (Part 6 & Part 7も?)に、

大きく効果が認められるのではないでしょうか?

「外資系企業」に勤めているので、TOEIC リスニングはハイスコア、

という方は、案外少ないのかもしれませんね。