新しく出版された「公式 TOEIC Listening & Reading トレーニング リーディング編」を買ってみました。
使ってみた感想・レビューを残しておきたいと思います。
「公式 TOEIC Listening & Reading トレーニング リーディング編」の感想・レビュー ①
「公式 TOEIC Listening & Reading トレーニング リーディング編」の感想・レビュー ②
「公式 TOEIC Listening & Reading トレーニング リーディング編」の感想・レビュー ③ (この記事)
「公式 TOEIC Listening & Reading トレーニング リーディング編」をおすすめな人
本記事ではまず最初に「公式 TOEIC Listening & Reading トレーニング リーディング編」を使って勉強するのがおすすめな人について整理していきたいと思います。
私が考えますに以下のような人におすすめです。
<「公式 TOEIC Listening & Reading トレーニング リーディング編」をおすすめな人>
・ TOEIC リーディングスコア400点以上の人
・ TOEICの基礎的な英文法が頭に入っている人
・ EST作成の新形式問題をとにかく解きたいという人
・・・はい、こんなもんです。
なんだかリスニング編に比べると少ない感じがしますが、TOEICにおけるリスニングとリーディングでは対策の仕方が全然違いますので。
私もそうですが、TOEICのスコアで「リスニング > リーディング」な人は大勢います。
1度や2度くらいは逆転したり同じスコアだったりすることもあると思いますが、均してみた場合ですね。
この傾向はリスニングの採点が甘いということもあるのですが、単純に前半リスニングで頭を使いまくって後半バテるとか、時間配分がうまくいかず最後の問題まで解けなかったとか様々な理由が考えられます。
よって、リーディング対策ってもう少し精度の高いと言いますか、きめ細かい学習が求められると思うのです。
その意味で「公式 TOEIC Listening & Reading トレーニング リーディング編」はかなり粗めに作られていますので、おすすめできる人は相当絞られるかなと。
「Reading 平均スコア400点以上」と書きましたが、ひょっとしたら430点くらいは必要かもしれません。
もちろん、この教材を使う目的を「スコアアップ」とした場合ですよ。
「公式 TOEIC Listening & Reading トレーニング リーディング編」をおすすめでない人
そして次に「公式 TOEIC Listening & Reading トレーニング リーディング編」を使って勉強するのにオススメでない人についてみていきましょう。
<「公式 TOEIC Listening & Reading トレーニング リーディング編」をおすすめでない人>
・ 平均TOEICスコアが800点以下の人
・ 平均TOEIC リーディングスコアが400点以下の人
・ TOEICで登場する英文法を頭に入れていない人
・ 毎回受験する度に200問まで問題を解ききれない人
・ TOEICで登場する基本的な英単語・英熟語を頭に入れていない人
・ リーディングの解答裏技を知りたい人
・ Part 7で解答根拠を自分で探し出せない人
・ TOEIC模擬試験をしてみたいという人
・・・とまぁこんな感じ。
挙げたらキリがないかもですね。完璧上級者向けです。
前述のとおりですがTOEIC Readingで解答スピードを上げたり、解答精度を上げるにはじっくり問題と向き合うことが必要と考えます。
「なぜ正答がそうなるのか」
「どこを間違えて解釈してしまっていたのか」
「どの単語の意味を知らなかったのか」
こういったことを愚直に一つずつ潰して450点 (= トータルで900点)を超えられるのだと思います。
で、それを実現するには「公式 TOEIC Listening & Reading トレーニング リーディング編」だとちょいとキツイ。
現行スコア430点の人が440点や450点を目指すためって感じかもしれません。
また、本書は模擬試験ではありませんので連続してPart 5を解くとか、Part 7を解く作業ができません。
これもまた、「解答スピードが落ちがちな後半に失速しないためのトレーニング」にはなりかねますので、おすすめとは言えないでしょう。
「公式 TOEIC Listening & Reading トレーニング リーディング編」をテキストの如く使ってみてはどうだろうか
ということで「公式 TOEIC Listening & Reading トレーニング リーディング編」について色々と好き勝手なことを言ってきました。
「公式 TOEIC Listening & Reading トレーニング リスニング編」と同様、昨今の「TOEICゆとり世代」にとっては大変キツイ仕上がりになっています。
ふと思ったのですが、本書を学校のテキストのように色々と書き込んで使うってのはどうでしょうか。
語彙説明や正答根拠が一切記載されていないので、自分で書き込んじゃうんですよ。
色つきのマーカーで塗りたぐってもいいでしょうし、下線を思いっきり引くとかね。
公式本って、本書に限らず大き目のサイズで作られているので、そういったことをするスペースはふんだんにあるんです。
また、最近の教材は丁寧に色々なことが最初から書かれていますので、あえて自分で書いたりすることって少なくなってきていますでしょ。
そんな中、原点に戻って自分でどんどん書き込んで使う。
いいじゃないですか。
Sectionが20もありますので、2周と言わず3周やれますよ。
3周やる頃にはもはや「解説付き教材」と化しているでしょう。
電子辞書を使って単語の意味を書いたり、正答根拠はここの一文だとかって風に矢印を引いたりと。
その環境下でやれることはいっぱいあります。
一見、「非効率だ。解説がある教材や参考書を買った方が効率的だ」と思われるかもしれません。
でも、私の経験上、自分で頭を使ったり、ペンを走らせたり、口に出して読んでみたりする方が、つまり苦労した方が身に付くことも多いです。
「この教材クソ」とか言い放っている人ととの差をつけるには今がチャンスです。
「公式 TOEIC Listening & Reading トレーニング リーディング編」の感想・レビュー ①
「公式 TOEIC Listening & Reading トレーニング リーディング編」の感想・レビュー ②
「公式 TOEIC Listening & Reading トレーニング リーディング編」の感想・レビュー ③ (この記事)