ビジネスでもTOEIC L&Rでも使えそうな単熟語を一つに絞ってじっくりと理解を深耕させます。
今回は “via” を取り上げたいと思います。
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“via”の意味・類義語・例文
ではまず基本的な項目からおさらいしていきましょう。
“via”の意味は以下のとおりとなります。
via [vάɪə] or [víːə]
【前置詞】①・・・経由で、・・・を通って、・・・周りで
②・・・によって、・・・の媒体で
発音は、「ヴィア」でもいいですし、「ヴァイア」でもOKですね。
私のこれまでの経験 (商社、外資系、現在)では「ヴィア」を使っている人が多いイメージですが、私個人的には[vάɪə] と発音しています。
こちらの方が伝わる可能性が高いような気がします(あくまでも私の経験値から)。
そして、”via”の類義語は、“through”, “by way of” や” by means of”、さらに“through the medium of” などが挙げられます。
“via”のように一語で表すような単語はなかなかありませんね。
そして例文は以下のとおり。
- I fly to Athens via Paris.
- Please contact us via fax, phone, mail or e-mail.
- I read this novel via an English translation.
- I sent a message to Kitty via her sister.
- This picture was sent from the submarine via satellite.
- I heard about the sale via Jane.
- The news program came to us via satellite.
これだけ例文を並べるとさすがに色々と見えてくるものがありますね。
後ろに場所をとったり、通信手段をとったり、人をとったり、衛星をとったり(!)
人を取る時には “by”で置き換えれそうですが、敢えて”via”を使うところがbiz英語っぽいですよね。
ビジネスでの”via”の使い方
では次に”via”はビジネスにおいてどのように使われるのでしょうか。
と言いましても、先に列挙した例文が既にビジネス英語っぽかったので改めてというわけでもありませんが。
以下のように使われます。
- Please reply to me via e-mail.
- Could you kindly send a file via e-mail?
- We need to go to Jakarta via Singapore.
- I will travel to New York via Boston.
良くも悪くもこの2パターンが主流ですよね。
連絡手段や経路を説明する際に使う単語ですから、THE ビジネス単語といったところです。
明らかに”by” や “through”でも置き換え可能だと思われますが、慣習的にビジネスでは”via”を使っている気がします。
内容が伝わることが最優先ですが、ビジネス英語を使う際には少し意識してみるのもいいかもしれませんね。
TOEIC L&Rでの”via”の使われ方
それでは最後にTOEIC L&Rでの使い方を見ていきましょう。
私のメルマガ (過去問を使用)にて”via”がありました。
No. 3 I will have the travel agent send you the details ______ e-mail, but your flight is on X Airlines.
[訳例] 「旅行代理店店の人に詳しいことはあなたにメールするよう手配しておくけど、飛行機はX航空だから」 [解説] ”via ~” = 「~を経由して」
- (A) across
- (B) out of
- (C) against
- (D) via (正解)
“via e-mail” =「電子メール経由で」で丸暗記。
もう一つ挙げましょう。
ここまでくると大体想像がつくかもしれませんが、こちらの使用法です。
No. 1 The applicants were interviewed ______ personal computer using a video chat service.
[訳例] 「応募者は パソコンのビデオチャットサービスを使って面接を受けました」 [解説] ”via” = 「~を用いて、~によって」
- (A) against
- (B) during
- (C) upon
- (D) via (正解)
(A) 「~に反対して」(B) 「~の間」 (C) 「~の上に」
やはりビジネスでの使用法と同じですね。
この”via”に関してはTOEIC L&Rとビジネス英語がしっかりとリンクしているということになります。
こうやってどちらにも有益な単語を覚えることは非常に価値があると思います。
これからもこういった単語・熟語を取り上げていきたいですね。
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