転職を2回経験している私ですが、言われてみれば コレって頻繁に周りから言われていました。
新卒で入った企業に執着しないでサクッと転職しろっていう人いるし、僕もその考えには割と賛同するけど、多くの実例を観察した結果では、そもそも転職するエネルギーを生み出せてる時点でかなり特異的な存在なんだってのはここ数年で凄く理解した。多くの人は、付和雷同以上の事がそもそもできない。
— 高須賀(゚Д゚ υ) (@takasuka_toki) 2017年5月22日
「Koさんって、そもそも転職するエネルギーが凄いですよね〜」って。
一体何がすごいのか
「その人の能力は、すべて人の評価によって決まる」なんて言われてますので、自分がどう思おうが実は関係ありません。
「私はTOEICができる!」と自分で思っていても、他人から見て「いや、あなたが特別にTOEICができるってことじゃないですよ」と言われたら、それは違うんです。
回りくどくなってしまいましたが、私は自分で「自分は転職したからものすごいエネルギーがあるんだ!! フハハハハ!!」と思ったことがありません。
ただ、前述のツイートを読み込むと、周りから見たら「かなり特異的な存在」になり得るようです。
一度でも転職したことがある人が「特異的な存在」になるとは到底思えませんが、改めて過去2回の転職後の様子を思い出してみると、私の周りではこんな発言が数多くありました。
「まず、転職しよう!って頑張る気にならないもんな〜」
「大変そうだし、仕事しながらの転職活動はエネルギーが続かないよ」
「転職活動するってだけで尊敬するわ」
こんな話があったにもかかわらず、これまで当サイトにてこの件を全く取り扱わなかったのがその証拠だと思いますが、私は特別エネルギーがある人間だとは思っていません。
むしろかなりの面倒臭がり屋だと認識しています。
土日は未だに11時くらいまで寝ていますし、仕事上の人付き合い (こちらでは主にゴルフの意味)は嫌い、自分の居心地のいい場所 (= 主に家)にいたがりです。
そんな私が改めて、「なぜ人は転職するエネルギーがない」と頻繁に口にするのかを考えてみました。
理由1. 「現状を変える」という成功体験が無いから
一つ目の理由ですが、一言でいうと「自ら行動を起こして、現状を打破し、それが功を奏して成功した」という経験がないからじゃないでしょうか。
転職をする前の私の人生で、それらしき経験を精査してみると以下の点が挙げられます。
1. 高校2年生の春にオーストラリアへ10日間のホームステイした
2. 大学3年生の時にアメリカへ一年間留学した
3. 社会人になって実家(神奈川)を出て東京で一人暮らしをした
こんなもんです。
今の時代、ホームステイ・留学をしている人なんて大勢いますし、そんなに際立ったことではありません。
ただ、冷静に思い出してみると、いずれの時も「現状を変える恐怖」は確かにありましたが、それ以上に「変わることによって得られるもの」に対するドキドキ感・ワクワク感が強かった気がします。
故に、エネルギーが溢れていた。
・・・ってことですかね (多分)。
また、上記の3つの経験は、それぞれ16歳、20歳、22歳での経験ですから、比較的若い年齢での成功体験となり、見えないところで自信となっていたのかもしれません。
一方で、世の中には主立った経験がない人も中にはいるかもしれません。
結果的にそういう人たちは、「(経験したことないからわからないけど) 転職って、エネルギーが要りそうだな〜」と思ってしまうのではないでしょうか。
・・・いやいやいや、エネルギーは要らないとは言いませんけど、そんなに言うほどではありませんよ?
こんなこと↓書いてはいますけど。
【関連記事】 転職活動は英検1級よりキツくて大変だからナメない方がいい
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ですので、何でもいいから「マンネリした現状を変える経験」をすることから始まると思うんです。
手っ取り早いのは引越しでしょうか。
もっとハードルを低くするとしたら、普段食べているレストランを変えるとかでもいいと思うんですけど。
そしたら、「変えたら、良い結果が得られた! またトライしてみよう!」って経験になりますからね。
理由2. 目指すべき人・理想像がいないから
もう一つの理由は、現状を変えた後の世界で実際に生きている人、理想像がいないからではないでしょうか。
私の場合は、最初の転職の時にはリアルの世界で、二度目の転職の時にはネットの世界で、いずれも「転職をして、自分の理想通りの仕事・生活を手に入れた人」という人がいました。
やっぱり分かりやすいんですよ。そういう人がいると。
その人と会うと顔がイキイキとしているし、晴れやかな顔をしているんです。
最初の転職の時なんかは、私は完全にメンタルやられていましたので余計にそう感じたんじゃないですかね。
つまり、エネルギーがあったから転職活動を続けられたのではなく、その先にある自分の理想を掴みたいと継続してイメージできたから頑張れたんですよ。
それを「エネルギーがある」と定義するならばそれまでなのですが。
いずれにせよ、「天性のエネルギー」はない私が二度の転職活動を経験し、今の生活を得ているのは、自然と「工夫」があったからからかもしれませんね。
TOEICの勉強と同じです。 ↓
【関連記事】 TOEICの勉強が楽しくない人の根本的な理由・原因
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私はホリエモンみたいに、「会社が嫌なら辞めればいい」とか簡単には思えません。
石橋を叩いて渡る人間であることは間違いないです。
ですので、あんまり大それた助言はできませんが (本記事も基本的には「考察」するだけです。解決策は示しません)、「転職するエネルギーはない」と思っている人は、とりあえず固定概念を取っ払ってみることから始めてはいかがでしょうか。
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