「英語上手 TOEIC 英文法の要」のレビュー第二弾です。
今回は「効率的な使い方」に関して纏めてみたいと思います。
スキマ時間に使う
ハードがアプリである以上、すき間時間を最大限に使用出来ると感じました。
実際、私は自宅の最寄り駅で通勤している際に、5問だけ「仮定法過去」の文法を復習したり、オフィスに着いて始業ベルが鳴る前の3分間で「接続詞」の穴埋め問題を解いたりと。
サイズの小さい参考書も通勤中に読むことは可能だとは思いますが、東京都23区内で通勤している人の場合は、参考書なんて広げることはまず不可能です。
ですが、スマホのサイズなら何とかなるものです。
また、英文法を学習する上で考慮しなくてはならない点は、一度学習した英文法を自分の頭の中で咀嚼して再現性をもたらすことが出来るかどうかです。
英文法を学習した「直後」に問題を解いたとしても正解するのは当然。
よって、英文法を学習してから数時間空けた上で、再び問題を解き、英文法が頭に入っているかどうかを確かめる必要があります。
このアプリはこの学習プロセスにおいて大変便利だと思いました。
例えば、通勤中に「現在完了形」を学習し、帰宅中に「問題」を解いて、朝学習した内容が頭に入っているか確かめる。
こんなことが容易に出来ます。
勿論、参考書やPCソフトだとしても同様の学習は出来ますが、それらに比べてスマホは より多くのすき間時間を設けることが出来ます。
例えば、煙草を吸う時、信号待ちをしている時、電車を待っている時、エレベーターを待っている時、コンビニでレジを待っている時・・・など。
どれもすき間時間であることには間違いありませんが、流石にどの場面でも参考書を広げることは出来ないはず。
スマホの方がすき間時間を多く持てるんです。
今使用している教材と並行して使う
今、使用しているリーディング教材、リスニング教材、若しくは模擬試験などと併用することが出来ると思います。
このアプリだけを一日2時間使うってよりは、他の教材で間違えた文法をこのアプリで復習するといった方法が最適だと思います。
やはり英文法だけをひたすら勉強していても面白みが無いですからね。
実戦的なTOEIC L&R の問題を解きながら使うことがおすすめです。
もちろんこのアプリ単体でも継続的にモチベーションを保ちつつ学習する仕組みは構築されていますけども。
一ヶ月後に習得しているか否かのチェック
英文法を一度頭の中に叩き込み、1カ月後に改めて習得チェックをすることがおすすめです。
一度暗記した単語や熟語にも共通して言えることですが、習得した・自在に使えると思っている英文法でも、実際に使用しないのであればその記憶は薄れていきます。
私も海外の企業に英文メールを打つ時に「仮定法過去」とか「倒置」などは使用しませんので、やっぱり忘れてますから。(そういったことを忘れない為に、継続してTOEICを受験しているというのもあります)
その意味では、短期的にこのアプリを使用して勉強し、その後他の教材で勉強、1カ月後に改めて文法をチェックと言うプロセスが最適な勉強方法だと思います。
避けられないデメリット
色々な使用方法があるものの、スマホアプリで有るが故に、誰もが陥ってしまうデメリットがあります。
それは、自分がサボろうと思えばいつでもサボれてしまうと言うことです。
カフェに参考書を一冊だけ持っていけば、他に何かを出来る訳ではありません。
参考書を読むしか出来ません。
しかし、スマホですと、自分の趣味のアプリを起動して遊ぶことや、ネットサーフィン、メールに電話も出来てしまいます。
この状況下で自分を律しながらTOEIC L&R の勉強をすることは至難の業だと思います。
いずれにせよ、英文法を改めて学びたい・整備したいと考えている人には大変おすすめのアプリです。
価格も安く、コストパフォーマンスは抜群だと思いますので、是非活用してみて下さい。