ビジネスの場でも TOEIC(R)でも頻出の単語 “herewith”

ビジネスの場でも TOEIC(R)でも頻出の単語 “herewith”

TOEICでは解答に直接関連することは多くないですが、ビジネスの場、とりわけ英文ビジネスメールでは頻繁に登場する”herewith”を深堀したいと思います。

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herewithの意味・類義語・例文

最初にherewithの意味を見ていきましょう。

手元にある電子辞書でリーダーズで引くとこういう風に載っています。

 

私が自宅で使っている電子辞書はこちら → 白の電子辞書 (5万円・カシオ) を衝動買いしてしまった・・・。

 

herewith

「副詞:(手紙などに)同封して、これと供に、これにより、直ちに、今すぐ」

 

はい、どうでしょうか。単語のイメージ通りでしょうか。

恐らく、仕事で英文メールを打ったり、読んだりしている人にとっては大変馴染みのある単語だと思います。

その時の意味としては「同封して」になるのでしょう。

 

さらに、英英辞典で調べるとこんな感じで書かれています。

 

herewith

“adverb: <formal> with this letter, book or document”

 

英英辞典に限ると、「同封して」の意味でしか収録されていませんね。

なお、「同封して」を一言で表す類義語がなく、「これにより」の類義語としては”hereby”があります。

 

そしてherewithの例文はこんな感じで載っていました。

 

Enclosed herewith please find a check for a thousand yen.

「千円の小切手を封入致しておきますからお受け取りください」

 

・・・やや、日本語が堅苦しいというか、違和感を覚えますが良しとしましょう。

そしてこの「添付したxxxをご確認ください」の表現はいつの時代もビジネスパーソンを混乱させますよね。

【関連記事】 【英文メール】”please find attached a ~” は文法的に正しいのか

 

兎にも角にも、herewithは副詞です。

手紙やメールに何かを同封した時に使うような単語ですね。

 

 

ビジネスでのherewithの使われ方

ビジネスでのherewithの使われ方はほとんどがメールだと思います。

例文としては以下のとおりです。

 

 

Herewith you receive the electronic reservation for your hotel.

「ホテルの予約が完了し同封しましたのでお受け取りください」

 

i herewith attach the daily report.

「日報を(同封し)添付いたします」

 

I am herewith submitting my resume under attachment for your perusal.

「あなた用に履歴書を添付しましたので同封して提出いたします」

 

Please find attached herewith our letter with reference.

「参考用手紙を同封しましたのでご覧下さい」

 

和訳がしっくりこないので使いづらいかもしれませんので、これはフレーズとして暗記してしまった方が良いかと。

 

私が10年以上英文メールを見てきた限りでは、日本人はほとんどherewithは使っていません。

使っている大半が外国人です。

やはり日本人は日本語に置き換えれる言葉がないと、使う単語として脳に登録されないのでしょうかね。

 

 

TOEICでのherewithの例文

やはりTOEICでもビジネス用に使われるような形で登場しています。

Part 5 に attachと一緒に登場するのが一般的です。

もしくは Part 6だと思います。

 

メール問題の穴埋めで登場することは容易に想像できますし、むしろherewithを正答とする問題を作るべきではないでしょうか。

但し、頻度としては決して多くなく、年に一度登場するかどうかくらいかと思います。

私は新形式TOEICをまだ受験できていませんが、頻度が極端に上がるということも考えずらいですね。

 

なお、Listening Sectionでは基本的に登場しないと思います。

100%とは言い切れませんが、herewithが登場するのは文章上でしか有り得ませんので、会話問題や描写問題では関連性がありません。

 

いずれにせよ、TOEICで出題された時にとっさに正解・不正解を見抜くには普段から使うことが重要です。

添付メールは毎日のように打つけど、これまで一度もherewithを使ったことがないという人は是非明日以降、herewithをメールの中に盛り込んでみてはいかがでしょうか。