「ENGLISH JOURNAL (イングリッシュ・ジャーナル)」の感想・レビュー ②

ENGLISH JOURNAL (イングリッシュ・ジャーナル)

TOEIC L&R ・英語学習用教材を実際に使用した感想・レビューをまとめて記事にします。

今回ご紹介するのはアルク社が発行している「イングリッシュ・ジャーナル」です。

全3回のうち、2回目の記事となります。

大別すると「今月の特集」と「著名人へのインタビュー」

多くのコンテンツが含まれている English Journal ですが、この雑誌を「一教材」として捉えますと、その殆どがリスニング用の問題で構成されていることに気付かされます (2014年03月号は『英文メール』の特集が組まれていますが)。

従いまして、リーディング・多読・精読・単語力アップ等を目的に教材選びをされている人にとっては、やや的外れな教材となるかも知れませんね。

 

そして、今回 私が購入した2014年2月号に関して言えば、その学習・トレーニング内容は以下の2つの要素に集約することが出来ます。

1. 今月の特集 (英語学習問題など)

2. 著名人へのインタビュー

前者は毎月異なる英語学習問題、勉強のアプローチ方法などが収録されており、付属のCDを使用したリスニング問題を実践することが出来ます。

いわゆる、市販のリスニング教材のような内容です。

 

一方で後者は、ハリウッドスター等の世界的な著名人とのインタビュー内容を英語学習の素材として取り扱い、同じようにリスニング教材として活用することが出来ます。

どちらも詳しい使用レビューは後述します。

 

で、改めてですが、この教材の目次を見てみましょう。

「ENGLISH JOURNAL (イングリッシュ・ジャーナル)」の感想・レビュー ②

左ページには大きく、「攻めの英語リスニング」とあります。

一方、右ページにはインタビュー相手の名前 (マット・デイモン、スーザン・ケイン、トム・ガリー等) が大きめのフォントで記載されています。

 

出版社としては、やはり独自コンテンツで勝負したい気持ちがあるでしょうから、最も力を入れているのは「攻めの英語リスニング」であると思います。

ということで、今回の一連の記事でレビューするのは、「攻めの英語リスニング」「著名人へのインタビュー」の2つとします。

他にもちょこっとした勉強出来る要素はあるのですが、今回のレビューでは割愛しますね。

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2012.05.01

 

 

特集「攻めの英語リスニング」の構成

ところで、本書を手にとっていない人にとっては、

「おい・・・って言うか、攻めの英語リスニングってナンだ !!??」

ってとこだと思いますが、簡単にご紹介しますと、論点整理・ディクテーション・内容理解の演習問題を解くトレーニングです。

 

TOEIC L&R リスニングの問題のように、「聞いて・4択から解答」という生温い問題ではなく、スクリプトの内容を頭の中で整理し、その論点を日本語で書き出したり、単純にディクテーションをしたりすることが出来ます。

目次はこんな感じ ↓

「ENGLISH JOURNAL (イングリッシュ・ジャーナル)」の感想・レビュー ②

Part 1 は単なる事前演習のようなもの。Part 2 からが本番ですね。

トレーニングの数は3つあります。次第に内容・スピードも上がっていきます。

英語を「 聞いて、纏めて、伝えるトレーニング」と謳っているくらいですから、結構レベル高いです。

きちんと説明書きもされていますが、英語初心者~中級者ではなく、中級者以上の人を対象に作られた問題に仕上がっていますね。

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特集「攻めの英語リスニング」を使って勉強してみた感想

さて、English Journal のやり方に則った上で 取り敢えず一度問題を解いてみました。

感想は、「英語を勉強してきた人が熟考した、いいトレーニングだなぁ~」

ってのと同時に、「ディクテーション、久々にやった! ムズイ!」であります。

 

ま、アルクが出版しているので トレーニングの構成が出来上がっているのは 至極当然ではあるのですがね。

これをきっちりとやれば、本質的なリスニングスキルはぐぐっと向上すると思います。

 

「TOEIC L&R Part 3 の演習問題を20問、全問正解した!」・・・とかそういうレベルの話ではなく、何と言いますか 英語を聴き取る地力が身に付くみたいな。

コロケーションを聴く時のコツとか、英文を聴く時のポイントは最初と最後にあるとか、どんな場面でも応用が利くリスニングスキルを身に付けることが出来るんじゃないですかね。

・・・但し、この「攻めの英語リスニング」は問題数が限られていますので、多くの演習問題を解くというのは出来ません。残念。

 

んでんで、簡単にですが内容をご紹介しましょう。

最初の「リスニング診断」はこんな感じです。↓ (クリックして拡大できます)

「ENGLISH JOURNAL (イングリッシュ・ジャーナル)」の感想・レビュー ②

あんまりお見せするとネタバレになってしまいますので、小さいサイズの写真でご勘弁を。

どれくらいの実力があって、何が弱点なのかを事細かく分析することが出来ます

。市販のTOEIC L&R 本ではここまで懇切丁寧には書かれていませんので、これは有り難いですね~。

 

ちなみに、この演習問題では 直接教材に書き込むようされていますが、私は自分の手帳に書いて問題を解きました。

で、分析ページがこちら ↓
「ENGLISH JOURNAL (イングリッシュ・ジャーナル)」の感想・レビュー ②

うーん、でもやっぱり思うのは、こりゃ やっぱり 英語上級者向けのトレーニングだな。<

現行TOEIC L&R スコアが500点未満の人にとっては、ちょっと難易度が高い気がします。

「難しくてもいい!チャレンジしたい!」っていう強い意志がある人なら良いですけど、「ちょっとやってみようかな~」くらいのノリで500点未満の人が使うと、英語学習そのものを嫌いになってしまうかも知れませんね。

 

そういった意味では、特集のタイトル通りだと思います。「攻めの英語リスニング」ってね。

尚、私はトレーニング 1, 2, 3 を全てディクテーションしましたが、制限回数 (3回) で全てを書き取ることが出来ませんでした (泣)

いずれにしましても、イングリッシュ・ジャーナルの特集は高品質で、やりがいのあるものでした!

さて、最後の記事では「著名人へのインタビュー」を使って英語リスニングの勉強をした感想・レビューをしたいと思います。

 

4 件のコメント

  • イングリッシュジャーナル、いいですよね。
    あたしも稀に買ってモチベ維持してます^^

  • こんにちは。こういった雑誌では頻繁にインタビューの記事がありますが、
    これはあまり役に立たないと思っています。
    理由は、文法的に間違えていることもあったり、TOEICに出題されない内容だったりするからです。

  • dictationは効き目あります。
    Koさんがオススメしてくれると影響力あるんでドシドシやっちゃってください。
    日本の人は避ける傾向にあるので。

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