TOEIC L&R・英語を勉強する時に「効率」「効率化」「効果的」を気にしてはいけない という記事を書きましたが、今思い返すと かなり無駄・非効率であった英語の勉強のことを思い出しました。
それは、英語で書かれたマンガを読んで英語を勉強するという方法です。
人によりけりかもしれませんが、私は大失敗でしたので共有したいと思います。
英語版ドラゴンボールを購入した理由
購入した理由は、マンガのドラゴンボールを英語で読むことで、リーディングスキル、更には 語彙力をアップさせようと考えた為です。
購入したのはアメリカ留学中でしたので、二十歳くらいの時。
購入場所は・・・正直、憶えておりません。
確か、カンザスシティのショッピングモール内の・・・何と言いますか、アニメグッズショップだか Manga ショップだったような気がします。
当時は、もちろん TOEIC L&Rは未受験でしたし、存在自体も知らなかったと思います。
従いまして、TOEIC L&Rに活かそうとかそんなことは全く考えていませんでした。
ちなみに、私は小学生の頃にドラゴンボールを恐ろしいほど読んでいたヤツでして。
セリフなんかもほぼ暗記しています。
それは、たとえ漫画の吹き出しにハングル文字が書かれていても日本語で思い出せるレベルです。
よって、仮に知らない単語・熟語が登場しても、雰囲気で理解出来ると思ったんですよ。
分からない単語・熟語に出会った時に、必ず辞書で調べてからでないと読み進めることが出来ないようでは困ると思い、分からない単語・熟語を何となくのレベルで理解しながら、読み進めるというテクニックを身につけることが出来ると思ったんですね。
精読ではなく速読のイメージ。
今思い返しても、この考え方は決して間違ってはいなかったと思います。
ただ敢えて言えば、なぜこの教材、というか漫画をアメリカ留学中に買ったのか・・・。
日本で読むならまだしも・・・ね。
今思う「英語でマンガ」が続かなかった理由
で、このドラゴンボールを英語で読んだわけですが、 結果的に 先述したようなスキルアップを達成することが出来ませんでした。
理由は単純。続かなかったからです。
このブログにて散々口酸っぱく申し上げていますが、語学は続けてなんぼ。
その継続する行為が、大好きなドラゴンボールでは達成出来ませんでした。
自分でも意外でした。
そもそも、題材に大好きなドラゴンボールを選んでいる時点で、読まなくなるなんてことは想像していませんでしたねー・・・。
ですが、結果的に、私は英語版ドラゴンボールを数回読んだだけで、それ以降読むことはなくなってしまいました。
理由を更に分析すると、恐らく期待していたより漫画としてのドラゴンボールに新鮮みが無かったのと、小学生の頃にストレス無く日本語で読んでいたドラゴンボールが、急に多少のストレスをもちながら読まなくてはならなくなったことに起因しているのかと。
表現するのが難しいのですが、脳みそが混乱するんですよ。
一方では「漫画を読んでリラックスする」という感覚を保とうとするのですが、一方では「英語を読む」という勉強脳が活性化されてしまうようなイメージです。
この相反する感覚が一斉に脳の中を駆け巡った結果、読むことを放棄してしまったのです。
内容は良かったんですけどね、 “Cut me some slack! It’s hard being’ the turtle hermit! I deserve the occasional panty-peekin’! “とかね・・・。(“turtle hermit” = 亀仙人)
「英語で漫画」を使って英語を勉強しようと考えている人へ
全ての人が私のような体験をするとは思いませんが、英語力をアップさせたいと思っている人には マンガはオススメしません。
特に、過去に日本語で読んだ経験があるマンガは「勉強する」っていう感覚になり得ないので要注意です。
一方で、マンガではなく、好きな映画やアニメは 意外とすんなり頭に入ってくるような気がするので、これはマンガ特有の感覚なのではないでしょうか。
従いまして、マンガよりは小説だとか雑誌の方が、「勉強する」という多少なりとも感覚が働きますので、リーディングスキル・語彙力をアップさせるといったような目的がある人にはオススメですかね。
マンガを読みたければ、日本語で読んでしっかりリラックスした上で、英語を勉強した方がよっぽど意味があると思います。