外国人と電話をする際に、「メールアドレス」を聞く、若しくはこちらから伝えることがあります。
そんな時に頻繁に発生するトラブル・ミスがスペルの間違いです。
当然メールアドレスは一文字でも間違っていれば相手には届きませんので、ノーミスで完璧に確認・伝達しなくてはなりません。
こんな時に使用するフレーズが、”My name is Ko. K is as in Korea.”みたいな「スペル・アルファベットの確認作業」です。
これを改めて纏めていみたいと思います。
Spelling alphabet (スペリングアルファベット)
このスペルを確認するアルファベットは、“Spelling alphabet”と呼ばれています。
他にも、voice procedure alphabet 、radio alphabet、telephone alphabet などの呼称があるようです。
基本的にはどれも 電話で、相手の声質が低くて聴き取れなかったり、単純に声が小さくて聴き取れない場合に 使用されるアルファベットを意味します。
ポイントは世界共通認識されている単語が使用されなければいけないと言う点。
“K is as in Kyoto”では アフリカのタンザニアに住んでいる人は理解できないかも知れません。
個人的には、こういった「気遣い英語」は日本人が得意としている分野だと思いますので、なるべく懇切丁寧に相手に伝わり易い単語をチョイスすることが求められます。
Spelling alphabet まとめ
では早速見ていきましょう。
出典は Wikipedia の英語版だったり、私の上司だったり、外国人の同僚だったりです。
色々調べていくうちに判明したことは 「正解は無い」と言うこと。
使いやすかったり、相手に理解させることが出来る技術が求められますので 「これでなければならない」ってのは基本無さそうです。
Letter | Global Standard | Koのスタンダード |
---|---|---|
A | Apple, Alpha | America |
B | Boy, Bravo | Brazil |
C | Cat, Charlie | China |
D | Dog, David | Denmark |
E | Egg, Echo | Egypt |
F | Fish, Frank | France |
G | Girl, George | Germany |
H | Hand, Hotel | Holland |
I | Ice cream, Indi | Island |
J | Jet, John, Juliet | Japan |
K | Kite, Kilo | Korea |
L | Lamp, Lima | Lucky |
M | Man, Mary, Mike | Myanmar |
N | Nose, Nancy | Norway |
O | Orange, Oscar | 使った経験無し |
P | Pen, Paul, Papa | Panasonic |
Q | Queen, Quebec | 使った経験無し |
R | Rain, Romeo | Russia |
S | Sugar | Spain |
T | Tree, Tom, Tango | Turkey |
U | Umbrella, Uncle | U.S.A. |
V | Van, Victor | Volleyball |
W | Water, Whisy | 使った経験無し |
X | X'mas, X-ray | 使った経験無し |
Y | Yellow, Yankee | Young |
Z | Zoo, Zebra | Zoo |
こう見ると、人名が圧倒的に多いですね。それもアメリカ人の。
意外と東南アジアの人には伝わらない可能性もありますので、その国によってマイナーチェンジをする必要もあると思います。
個人的には Bravo ってどうなんだろう・・・と思っていますが、きっと中南米の人と仕事していると普通に会話に登場する単語なんでしょうね(笑)
もし上記以外の面白いアルファベットを使用している人がいらっしゃったら教えて下さい。
尚、使い方は “I as in Italy”のように、”as in ~” (*1)を使用することが多いですが(下記参照。出典 : スペースアルク)、”I for Italy”と使う人も大勢いらっしゃいます。