ビジネスの場でも TOEIC(R)でも頻出の単語 “hence”

ビジネスの場でも TOEIC(R)でも頻出の単語 "hence"

ビジネスの場でも頻繁に使用されるし、TOEIC L&Rの本番でも出題される単語シリーズ第2弾です。

前回は “otherwise” に関して記事を纏めました。

今回は “hence” です。

ビジネスの場でも TOEICでも頻出の単語 ”otherwise"

2013.08.05

henceの意味

 先ずは基本的なところから押さえておきましょう。

あなたは hence と聞いて日本語訳に何を選びますか? 

hence 【副詞】

意味:① だから、それ故に、故に、従って、

:② 今から、今から先、今後

ご覧の通り、hence は副詞です。接続詞ではないんですね。

意味的に見ると完全に接続詞ですけども。

つまり、単独では使用出来ず何かしら修飾する対象が前後の文章に無いと使用することが出来ないってことです。

 

一方で、英英辞典で hence の意味を調べてみましょう。

hence (hens) adverb

① for this reason. Hence, I shall have to stay.

   (= それゆえ)

② from this time. a year hence. (= 今から)

③ away from this place. (= ここから)

私のイメージでは、日本語訳で言う①の方がメジャーだと思いましたが、英英辞書には②に加えて③の解説もあります。

ということはネイティブは①に加えて、②③の意味でも頻繁に活用すると言うことのなのでしょうか。

今後の宿題にしたいと思います。

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2016.12.24

 

 

henceの類義語

hence の類義語として挙げられるのが、therefore と thus です。

これらの単語はどれも「そのため」とか「(~して) その結果」という意味になります。

 

基本的には何れもフォーマルな表現であり、決して日常会話では使用されない様な単語です。

逆に言えば、いずれの単語もライティングに適した表現であるということですね。

 

それぞれのニュアンスの違いですが、色々調べましたけどなかなかピンとくるものがありませんでした。

hence や therefore は ロジカルな説明をするプロセス (= 新商品のプレゼンとか)において、「~であるので、」として使われることが多いのに対して、thus は客観的な状況 (= 天気とか)を説明する時に使用されることが多いようです。

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henceの例文

辞書の例文でしたら誰でも探せると思いますので、ここではちょっとイレギュラーな例文をご紹介したいと思います。

ETS カナダのホームページをたまたま見ていたら、ものの見事に hence が見つかりましたので以下に載せておきますね。

これを読んだら二度と忘れないでしょう。訳すと、「ノンネイティブが働く為にはTOEIC L&Rを受けておくといいよ!」って内容です。

“The inclusion of TOEIC scores on your CV, whether you are a student or professional, adds a dimension of international competitiveness. It facilitates your access to a wider job market, since companies often use TOEIC scores in their recruitment decisions; it is, hence, an essential tool for non-native speakers of English looking to improve their employability.”

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henceのTOEIC L&Rでの使われ方

過去のTOEIC L&Rに hence が登場したことはあると記憶しています。

出題されるとしたら恐らくパート 5、若しくはパート 6 あたりになるとは思いますが、それ以外にも設問とは別の部分で十分に出題される可能性がある単語の一つです。

ただスミマセン、具体的にこんな感じで出題されたという例文が私の過去データでは見つかりませんでしたのでご紹介することは出来ません。

TOEIC(R)テスト 出題形式一部変更を発表 【第210回公開テスト(2016年5月29日)より】

2015.11.07

 

 

henceのビジネス/仕事での使われ方

先述の通りですが、基本的には英文メールでしか使いません。

外国人と電話や直接話す時に hence を使うとなんか変な感じになるからです。

 

私自身が使用しないのもそうですが、私が過去に仕事をしてきたアメリカ人、オーストラリア人、イギリス人、フランス人、中国人、インドネシア人、シンガポール人、マレーシア人、インド人、ミャンマー人から hence を聞いた試しが有りません (私がただ単に聴き取れなかった可能性も当然ありますが)。

英文メールのサンプルとしてましては、

“Unfortunately, I am not allowed to reduce the current price to your target price. Hence, could you kindly accept my latest offer and provide us your confirmation by return?”

と言ったところですかね。

hence を挿入することで、全体の文章が引き締まっている感じになります。

 

この記事をきっかけに今後TOEIC L&Rで出題されても、ビジネスの場で使う場面に遭遇したとしても 躊躇なく hence を使えるようにして頂ければ幸甚です。

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2012.05.01

6 件のコメント

  • henceの使用頻度は低いですが、使うと英語らしさを感じます。
    契約書関連だけだと思いきや、メールでも有効です。

  • 日本語的には、前の文脈を受けるに当たってhence (ヘンス)、と一言だけしか言わないのは違和感を感じました。
    英語的には問題ないのでしょうが、馴染みが出るには時間がかかってしまうかもしれません。

  • Henceという言葉は基本的に文書のみに登場して会話で使う人はほとんどいないと考えられる。
    過去にNHKラジオ英会話でこの単語を使っていた教授がいたがエセであろう。

  • Henceは契約書の関係でよく目にします。
    TOEICで私は出会ったことがありませんが、覚えていて損の無い単語の一つですよね。
    こういった記事を読むと記憶に残るので大変ありがたいです。

    • ブログで読むとより鮮明に記憶に残りますよね。
      色々と活用してもらえたら幸いです。

  • こんにちは。
    いつも楽しくブログ読ませてもらっています。
    henceは書類でしか見たことがありませんでしたが、改めて理解すると使えそうですね。
    普段は英語メールを打つことが多いので実践してみたいと思います。

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