海外赴任をして順風満帆そうな外資系営業マンですが、実は社内でクッソムカつく、嫌いな人がいます。
日本のサラリーマン文化ですと、「嫌いだとしても気持ちを押し殺して上手く付き合わなくちゃ」と思いがちですが、私はそういうのやめました。
「嫌いな人でも仕事では仲良くしないと」は詭弁
よく、脱サラした人たちがネット上で、
「嫌いな人と仕事するとかありえなーい!独立したら相手を選べるから楽」
などと騒いでいます。
確かに独立したらそうかもしれません。
でも、世の中的には会社勤めの人が圧倒的に多いわけで。
つまり、人間関係の悩みから抜け出す策としての脱サラなんてのは解決策でも何でもないんですよね。
従いまして、世のサラリーマンサラリーウーマンはこういった人間関係と、働いている限りは向き合わないといけないわけです。
ただ、人間関係が原因で心を痛めたりする人は日本に大勢いるじゃないですか。
それは根本には、日本社会の失敗を許さない風潮だったり、長時間労働を強いる環境が原因なんでしょうけど。
いずれにしましても、「嫌いな人でも仕事では仲良くしないと」は精神的には良くありません。
確かに今でも以下のような考えはありますけどね。
「いくら嫌いな人でも、一つは良いところがある!それを見つけて尊重しよう!」
「実は相手を知らないだけかも? まずは対話してみよう?」
で、私の場合は、そんな日本人の気質を持ちながら海外にやってきました。
駐在1年目はその感覚をそのまま出していましたが、2年目以降は・・・。
もうね、海外なので日本人っぽい感覚を捨てちゃいました。良い意味でね。
やっぱり良い人を卒業するのが一番ですね。
それまでの私は誰にでも好かれたい「良い人」を目指していたような気がしますから。
人間関係に限った話じゃないんですけど、海外で働くようになってから一般的な「我慢」はしないようにしました。
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とある「我慢をしない」行動で状況が劇的に変わった
我慢をしないようにしたと言っても、同じ職場で働いてれば、嫌いな人とは絡む機会は依然としてあります。
ありますが、明らかに「嫌いだ」という感じで敵対視しながら過ごすのも疲れますし、なんか勿体無いです。
そこで私なりに考え付いたのが、「不快感を全面的に出す」という行動でした。
決して、「ムカつくんだよ!お前!」っていう敵対視している感じではなくて、「はぁ・・・。何だお前ムカつくな」くらいのイメージ。
きっかけは既に日本に帰国したAさん。
実は駐在してから嫌いな人は一人じゃありませんで。
(A)「Koって、そのやり方間違ってるよ。Xxxさんも同じようなやり方してたけど」
(Ko) 「・・・・・」
仕事のやり方なんて決して一つであるわけ無いのにまぁー色々チクチクと言ってくる人でした (加えて別の人も巻き込むようにディスってるし)。
そんな人に対して私は、「とにかく不快感を全面的に出す」という行動に出たわけですよ。
その結果、Aさんとは最小限のやり取りしかしなくなるということになったんです。
向こうも積極的に絡んでこない、当然こちらからもアクションをすることはない。
「これだ・・・!」
プライベートで会わないなんてのは当たり前で、顧客との会食などでは隣には絶対に座らないようにしました。
仮に絡む機会があったとしても不快感満載の空気を作っていました。
もしかしたら、この空気をAさんが読み取って、自らチクチク言わなくなったというのもあるかもしれないのですが、私にとってそれ以上に効果があったのは別のことだったのでした。
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やっぱ我慢はしない。死にたくないから
不快感をかもし出すことで、自分の中に溜まったストレスというかイライラ感が発散されていたのです。
日本にいた頃は、「嫌いにならないよう (本当は嫌いだけど)、その人と話す時は笑顔でそう思われないようにしよう」とか思っていましたが、真逆。
とにかく不快感を出す。
そしてそれを周知させる。
結果的には周りが裏でAさんの耳に私の感情をささやいていたかもしれませんが、それは私は知りません。
ですが、相手がどうこうではなく、私の中で「自分の素直な感情を外に出した」ということが大きいんだと思っています。
恐らくですが、こういった人間関係の悩みを抱えている人に対して、「不快感を出せ!」という解決策を打ち出してくる人はいないでしょう(少なくとも日本には)。
でも、私の場合はそれが功を奏した形となりました。
で、最初に話を戻しますと、嫌いな人は今現在もいるわけでして。
その人に対してはムチャクチャ嫌いオーラを出しています。
50歳位の人ですが、基本呼び捨て。
いいです。もう。どう思われようが。
自分のメンタルの方が大事です。
ちなみに、こんな考え・行動に辿り着いた私ですが、やっぱりベースの考えはこちらの本によるものですよ。
ただ、この本を読んでいたのは2015年時点。今から2年前。
当時は頭では理解しながらも実践することができませんでした。
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それはやっぱり職場が日本だったからです。
ということで、結論としては・・・・・海外で働こう!です (やっぱり)。
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