2014年1月にレビューをして以来、「CNN ENGLISH EXPRESS (イングリッシュ・エクスプレス) 2017年5月号」を購入しました。
なぜこのタイミングで買ったか?
目的は一つです。
CNN ENGLISH EXPRESS (イングリッシュ・エクスプレス) 2017年5月号 | ||||
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【過去記事 (2014年1月号)】
「CNN ENGLISH EXPRESS」の感想・レビュー ①
「CNN ENGLISH EXPRESS」の感想・レビュー ②
「CNN ENGLISH EXPRESS」の感想・レビュー ③
アメリカ英語発音のコツ・ポイントが満載
動画のとおりですが、「リスニングの法則10」が神付録となっています。
大々的に話していますが、全部で130ページあるうち、この「リスニングの法則10」は13ページだけです。
見事に10%ですね。
まず、リスニング上達のコツ、発音上達のコツとして以下の前提に触れられています。
リスニング力を向上させるには、「聞こえ方」の発見が欠かせません。
「こんなふうに聞こえるはずだ」という思い込みを捨てて、聞こえた通りの発音をそのまま素直に受け止めることが大切です。
(中略)
例えばdullという語は、辞書の発音表記から「ダル」という発音をイメージしがちですが、しばしば[ドウ]のように聞こえます。
そのような「聞こえ方」を知らなければ、「ドウ]という発音を何度聴いても、それがdullであることは分からないでしょう。
(中略)
このような「聞こえ方」をたくさん覚えることが、リスニングを容易にしてくれます。
例えば、Believe or notやnot at allといった成句も、[ブリーヴェラナーッ]や[ナーレロー]のような「音のかたまり」として覚えておけば、これらの表現を耳にした瞬間に、自然と意味が頭に浮かぶようになるはずです。
正にこのとおりだと思います。
そして意外と日本人の中では重要視されていないのではないでしょうか。
動画でも触れましたが、今回収録されていた10の法則のうち、私としては以前より把握していた法則もありましたが、その多くが初めて知ることばかりでした。
これらの法則を頭の中に叩き込んでおくと、自分が発音がネイティブに近づくのは勿論利点の一つなのですが、やはり聞き取る力がダイレクトに伸びる点が大きいと思います。
なお、上記のようなカタカナ表記だけでは分かりにくいため、お手本となる発音を別途ダウンロードできるようにもなっています。
音声は当然CNNで実際にレポーターやキャスターが喋った肉声です。
臨場感もあり、例文として頭に残りやすかったです。
TOEIC LRで出題されるイギリス英語とオーストラリア英語発音の法則も収録
前述のアメリカ英語発音については、私が個人的に仕事で使う英語スキルを伸ばしたいという思いが強かったのですが、TOEIC LRにおけるイギリス英語・オーストラリア英語が聞き取れないので悩んでいる・困っているという人にとっても非常に有益なものとなっています。
こちらについても詳細は購入して読んで頂きたいのですが、私は知らないことだらけでしたね。
例えば、motionという日本語としても定着している単語ですが、アメリカ英語では普通に[モーション]ですよね。
これ、オーストラリア英語では[モイシュン]となります。
モイシュンですよ。モイシュン。
“so”については[ソイ]です。
大豆かって感じですが、確かに聞いてみるとそう聞こえます。
収録されている内容がそのままTOEIC LRの正答に直結する単語になるとは思えませんが、聞き逃してしまうと前後の文脈からでしか判断せざるを得ませんのでね。
なお、過去に私もイギリス英語の発音・なまりに関する記事をまとめたことがありますが、この記事とは比べ物にならない内容となっています。
TOEIC (R) リスニング対策 イギリス英語の発音・なまりを聞き取れない人向け攻略・コツ (1)
https://toeic-eigo-blog.com/?p=8065
TOEIC (R) リスニング対策 イギリス英語の発音・なまりを聞き取れない人向け攻略・コツ (2)
https://toeic-eigo-blog.com/?p=8089
プロの先生が監修をしていますので、変なことは書かれていないでしょう。
TOEICリスニング教材を何周も解くのもいいですが、おかしな発音や通じない発音、もっと言ってしまうと間違った発音のまま繰り返し問題を解いてもTOEICスコアが上がるどころか、下がっていく可能性すらありますのでご注意を。
TOEIC 500点、英検2級くらいの人には難しいかも
今回購入したと「CNN ENGLISH EXPRESS (イングリッシュ・エクスプレス) 2017年5月号」は、TOEIC LRを勉強する人にとって非常に有益な雑誌だとは思いますが、レベルとしてはTOEIC730点以上、若しくは英検準1級くらいを有していないと使うには難しいかもしれません。
繰り返しですが、本雑誌は米CNNで扱われたニュースを題材とし、リスニング・スピーキングを学ぶところに主眼が置かれています。
このニュースで取り扱われる英単語・英熟語は馴染みのあるものもありますが、その多くが専門用語となっており、基礎的な文法力や時事英語に精通していないと理解することが出来ないと思われます。
もちろん、理解することが難しいとしながらも興味があれば何も問題はないのですが、下手をすると買うだけ買って全然使わなかった、ということにもなりかねませんので念のため。
なお、全然関係ありませんが、裏表紙広告にはRobert Waltersの広告が載っていました。
私が現職に転職する際に、JAC Recruitmenと共に使っていた転職エージェントです。
私が転職したとも知らず未だに紹介メールがきますが。
【関連記事】 転職エージェントは どこも評判は同じと思っていた私が JAC Recruitment (ジェイエイシー・リクルートメント) 一社だけを選んで転職した 4つの理由
https://toeic-eigo-blog.com/archives/8321
その他にも色々とシェアしたいことがあるのですが、本編は実際に読んでみて下さい。
TOEIC LRのリスニングでスコアが伸びない、悩んでいる、困っている人は是非きっかけとして選んでみてはいかがでしょうか。
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【過去記事 (2014年1月号)】
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