一夜漬けでTOEIC L&Rを攻略するコツはあるのでしょうか。
一夜漬けで900点、800点、700点を取る方法は存在するのでしょうか。
TOEIC L&R初心者の人が一夜漬けでは 難しいと思われるでしょうが、それなりに攻略法・コツはあるような気がします。
一夜漬けなりにTOEIC L&R 学習の計画を立てる
一夜漬けでTOEIC L&Rを勉強し攻略しようとしているあなたが、TOEIC L&R本番までに使える時間を逆算することから全ては始まります。
今、この記事を読んでいる時間が前日土曜日の夜中の0時であれば約11時間 (試験会場までの移動時間を1時間と仮定) を使うことが出来ますし、前日の夕方6時であれば 多少の睡眠をとったとしても15時間は勉強することが出来るはずです。
一方で、一夜漬けで試験勉強をする際に、最もしてはいけないことは何でしょうか?
私の経験則では、恐らく むやみやたらに勉強を始めてしてしまうことだと思います。
焦る気持ちは分かりますが、限られた時間を有効に活用して TOEIC L&Rを攻略するならば 学習計画を立てることが何よりも大切です。
チャンスはまだあります。
時間を効率的にどう使うかで勝負出来るはずです。
諦めずに冷静になりましょう。
そして、一夜漬けでTOEIC L&Rを攻略するための学習計画立案の際に考えるべきもう一つの要素は、今現在 手元にある教材・参考書・問題集となります。
「一夜漬けでTOEIC L&Rを勉強しよう!」と思い立ったのが夜中の0時であれば、書店は既に閉店していますし、ネット書店で発注しても本番前に手元に届くことはありません (中には数時間で入手可能な教材・参考書・問題集もあるかも知れませんが)。
ということで、一夜漬けでTOEIC L&R学習の計画を立てる際には、
使える時間 x 手元にある教材
この2つの要素を加味した上で考えていきましょう。
自ずと どの学習要素をどれだけ勉強するべきなのかが見えてくるはずです。
尚、先述した「睡眠」ですが、経験ある方も多いと思いますが、公開テスト前日夜の睡眠は非常にリスキーだと考えます。
「10分程度の昼寝ならば、した方が脳が活性化する」なんて言いますが、夜10分の睡眠は結果的に8時間になってしまう可能性を多いに秘めています。
気がついたら朝を迎えていたとか、よく聞きます (というか私は何度もあります)。
従いまして、一夜漬けでTOEICを攻略すると決めた段階で、エナジードリンクを1本飲んでおくことがおすすめですね。
一夜漬け TOEIC L&R 攻略法① 問題を1問でも多く解く
では、手元にある教材・参考書・問題集・CD音源などを駆使して、実際に一夜漬けでTOEIC L&Rの勉強し始めましょう。
結論から申し上げますと、やるべきことは 1問でも多く問題を解き、答え合わせを行うこと。
これです。これだけ。
尚、その時の理解度は60%くらいで構いません。
リスニングにしてもリーディングにしても、1問の答え合わせに5分も費やしてしまうのは時間の無駄遣いと捉えます。
とにかく一つでも多く「解いた経験」をすることが近道だと考えます。
その理由は、本番でなるべく多くの記憶を手繰り寄せることが可能になるからです。
分かりますかね。つまり、狙うは 一夜漬けで出会った問題がそっくりそのまま (若しくは類する形で) 翌日のTOEIC L&R本番に出題されることなんですよ。
確率論だとは思いますが、その方が一夜漬けという短期決戦には向いているはずです。
逆に、一つの問題を何度も理解度が深まるまで解くことは、一夜漬けには不向きです。
出るか出ないかも微妙な確率でしかありませんので、そこまで貴重な時間を使えません。
もちろん、一つの問題をじっくり解き、理解を深め、その記憶を応用して別のタイプの問題が出た際に活用するという考えもあるとは思いますが。
それよりは、1問でも多くの問題を解き 記憶の何処かしらに留めておく作業をすること。
これが一夜漬けでTOEIC L&Rを攻略するコツだと私は考えます。
また、使用する教材・参考書・問題集は 「TOEIC L&R対策」と明確に謳っているものにしましょう。
英検ですとか、一般的な英語学習用とかでは、間接的な学習となってしまい、期待する効果が薄くなってしまいます。
あくまでも、TOEIC L&Rで頻出な問題を数多く解くことが 本番での遭遇率を高めてくれる唯一のコツだと考えます。
従いまして、手元にあるTOEIC L&R教材・参考書・問題集は数が多いほど良いということですね。
それだけ異なるタイプの問題に出会えますし、同じタイプの問題に複数回出会ったら、そう簡単に忘れることはなく、より強い記憶と共に本番に臨めるでしょう。
一夜漬け TOEIC 攻略法② スコアを稼ぐパートを絞る
さて、手元にTOEIC L&R パート1からパート7までの教材が揃いました。
では、これらのどれを集中的に勉強すべきでしょうか。
私が考える 一夜漬けでTOEIC L&Rを攻略する際のパート別優先順位は以下の通りです。
優先順位 第1位 パート 5
優先順位 第2位 パート 6
優先順位 第3位 パート 3
優先順位 第4位 パート 4
優先順位 第5位 パート 2
優先順位 第6位 パート 7
優先順位 第7位 パート 1
やはり圧倒的にパート5がおトクです。
1問当たりの問題を解く時間も短いですし、本番で登場する確率も高い。
また、問題数も多いため 非常に効果的です。
逆に 一夜漬けに向いていないのはパート 1 です。
問題数は6問だけ。配点もそこまで高くない (はず)。
加えて、パート 1 の問題だけを大量に (1,000問以上) 取り扱っている問題集は市場に存在しませんので、一夜漬けで取組む価値はそこまで無いでしょう。
次いでパート 6 です。これもおトク。
問題数は少なく、時間をかけた効果は薄いかも知れませんが、パート 5 で勉強したことをそのまま活かせる可能性が高いので、結果的に一夜漬けの勉強には向いていると思います。
更には、パート 3 & パート 4 も出題形式がほぼ毎回同じですし、問題数も多い為、「あっ! この問題 昨日やった!」となる可能性が非常に高いです。
で、CD音源が手元にある人は、スクリプトを見ながらとにかく聞きまくりましょう。
どんなストーリーになっていて、どういった箇所が問われるのかを頭に入れれば、聞いていくうちにポイントが浮き彫りになってきます。
尚、中には CDが無い (紛失してしまった)、プレイヤーがないなど 非常事態の人もいるかも知れませんが、テキストのスクリプト (= 和訳) をひたすら読むだけでも効果はあると思います。
日本語でも構いませんので、どんな種類の問題が本番では出題されるのかを頭に叩き込んでおきましょう。
TOEIC L&R本番での内容理解が容易になると思いますよ。
TOEIC リスニング パートは想像することで点数を稼ぐことが出来るパートです。
想像が出来れば、ヤマ勘でマークした解答はもはやカンではありませんしね。
一夜漬けでTOEIC L&Rに取り組むことは悪か
さて、ここまで一夜漬けでTOEIC L&Rを攻略するコツをご紹介してきましたが、何を隠そう 私は一夜漬けという勉強法に対して非常にネガティブな印象を持っているヤツでした。
しかし、最近はそう思いません。
何故か。
その理由は、逆に、「時間をかけてもいいから、なるべくお金をかけず (失敗するリスクを冒さず)、ゆっくりと無料教材を使用して英語・TOEIC L&Rを勉強したいと言う人」を一夜漬けで勉強しようとしている人の対極の立場としてみるようになったからなんです。
こういった人たちはお金を節約していそうで、実は節約していないことに気付いていません。
何故なら、時間はお金だからです。
時間をかけて勉強している時点で、かなりのお金を無駄遣いしているという意識は無いのでしょう。
加えて、私は「TOEIC L&Rで磨いた英語は最終的には仕事として活かすべき」と考えていますので、こんな長いスパンを使ってゆっくりと勉強しているのは余計に時間の無駄だと感じてしまいます。
「ぱぱっと勉強して、さっさと (英語を使って仕事をする) 現場に出ればいいのに。なんでそんなに時間を無駄にするのかな?」と思っちゃいます。
時間はそんなにないんですもん。
仮にあなたが会社や組織に属しているようであれば、下から新卒で雇われた英語ペラペラの人たちが営業・経理・事務職として入社してくるのです。向こう3年、5年、7年の話ですね。
彼ら彼女らは小学生から英語を学び、英語アレルギーはなく、時には帰国子女だったりします。
そんなニューフェイス達と競争して勝つには、やっぱり悠長なことは言ってられないのです。
「お金をかけずじっくりと」の人は、リスクヘッジをしていると勘違いしているかも知れませんが、時間を無駄に使っている分、リスクを思いっきり背負い込んでいるように思えます。
話が飛躍してしまいましたが、こんなことを考えますと、一夜漬けの精神は捨てたもんじゃないと思うんです。
「1日で何とかしてやろう!」
「今この瞬間に暗記しよう!」
「最後の悪あがきをしてやろう!」
という考え方は、先ほどから言っている「お金をかけずじっくりと」の人と比べて、100万倍くらい行動力もあるし 目的意識も高いと言えます。
ただまぁ、究極的には個人の自由ですけどね。
その人の人生だから。助言は出来ても、強制は出来ないし。強制しようとも思いません。
ということで、一夜漬けでTOEIC L&Rを攻略するコツをご紹介しました。
毎回一夜漬けをすることは到底おすすめしませんが、一度や二度程度でしたら良いのではないでしょうか。