仕事および英語・TOEIC学習用に使用する電子辞書を買い換えようと思っています。
今回は、各メーカーの最上位機種を調査しに再びヨドバシAkibaへ行きました。
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電子辞書の市場が劇的に変わっていた
前回までの3つの記事は2015年3月以前のものでした。
で、今回ヨドバシカメラ秋葉原店の電子辞書コーナーに行ってみて、その変わりぶりに驚きました。
セイコーインスツルメントの電子辞書が、ない。
いや、まぁ既報のとおり、分かってはいたことではあるんですけどね。
→ SII? Sharp? Casio? ビジネス・英語用電子辞書の選び方 【徹底比較】(3)
いやー、それにしても一つもないんですね。
店員さんに聞いたところ、完全撤退とのことで、旧モデルも全く販売していないそうで。
で、その結果ですね、電子辞書売り場のほとんどがCASIOで埋め尽くされていました。
CASIO、つまりEx-wordですね。
2015年3月以前までは、CASIOが4割、SHARPが3割、SII (= セイコーインスツルメント)が2割、その他が1割くらいの印象です。
そのうちSIIが撤退したので、CASIO (= Ex-word)と SHARP (= Brain)が半々くらいの割合で売り場を占めているのかなぁ〜と思いきや、ほとんどCASIO。
恐らく8割くらい。すごーい。
これが今の日本の電子辞書市場なのでしょうか。
いや、わからない。あくまでもヨドバシアキバだけなのかもしれない。
ちなみに今回訪問時にいた販売員さんもCASIOの人でした。
さらに、今回訪問時にはもう一つの驚きがありました。
「売り切れ続出」です。
ヨドバシアキバでは、恐らく全部で30種類くらいの電子辞書を販売していたのですが、15機種くらいについて、
「本日ご注文いただくと、1週間後にお渡しできます」
という張り紙が掲げてありました。
・・・んなアホな。電子辞書が売り切れ続出で手に入らないなんて聞いたことない・・・。
その理由を販売員さんに聞くと、売り切れの理由は下記の2つでした。
1. ゴールデンウイークでみんなが買ったから。
2. 2015年4月以降、SIIが電子辞書事業から撤退した結果、全体の製品数が減ったから。
・・・はー、なるほどね。
ちなみに、基本的に電子辞書は1年に2回ほど新機種が発売され、専門的な分野の機種については毎年2月に発売されます。
この2月発売機種の価格がやや下がったことも売り切れ状態になった理由の一つだそうです。
いやー、物事の変化のスピードって早い。
SII製品を購入しなかった私の決断が、どういった事態を引き起こすのか。
注目です。
必然的に電子辞書購入の選択肢はCASIOとSHARPに
ということで、私の電子辞書はCASIOとSHARPから購入をせざる得なくなりました。
恐らくネット上では SIIの旧モデルを購入できるのかもしれませんが、これを機にCASIOからSHARPから選んでみたいと思います。
と言いつつも、電子辞書市場はほぼCASIOの独占状態。
なぜここまでCASIOの電子辞書ばかりになってしまったのかを販売員さん (= CASIOの人)に聞いてみました。
Ko 「今後の電子辞書市場は、CASIOだけになるんですか?」
CASIOの販売員さん「これまでビジネスモデルなどに特化していた SII さんが撤退したことにより、専門的な電子辞書を取り扱っているのはCASIOだけになってしまったんです」
Ko 「あれっ? SHARPって、専門的な電子辞書を扱っていませんでしたっけ?」
CASIOの販売員さん「扱っていないです。SHARPはもともと、一般的な生活モデルや中学生〜大学生モデルに特化しています」
Ko 「はー、そうですか。言われてみれば ビジネスとか、英語とか、理系とかに特化している印象はないですね」
CASIOの販売員さん「そういった分野に特化していたのがSIIさんでしたが、そのSIIさんが撤退してしまった今、CASIO品が市場全体のニーズを網羅している状況です」
Ko 「・・・待って下さい。SIIがないということは、私が欲しいコンパクトサイズの電子辞書って・・・」
CASIOの販売員さん「ほとんどないですね。一部SHARPにありますが、機能面でだいぶ劣ります」
Ko 「・・・マジですか。うわー、痛いなー。周りを見渡すとほとんど同じサイズですねー。将来的にダウンサイジングするなんてことはないんですかね?」
CASIOの販売員さん「最近の電子辞書では『辞書の追加機能』などがあるため、ある程度大きさがないと対応できないんですよ」
Ko 「そうですか・・・」
まさかのコンパクトサイズ電子辞書を諦めなくてはならない事態となってしまいました。
そして、今回の訪問目的である「今現在販売している電子辞書における最上位機種」も確認しましたのでご報告します。
こちらでした ↓
<CASIO>
エクスワード XD-K18000
<SHARP>
PW-A9300
・・・ふむふむ。これらのどちらかを買っておけばとりあえず間違いないということですね。_φ(・_・メモメモ
外資系営業マンが買う電子辞書が決定
では、「エクスワード XD-K18000」か「PW-A9300」のどちらかを買おう!
・・・と思いきや、販売員さんと話をしまして、これを買うことにしました。
<CASIO>
エクスワード XD-K9850
理系学生モデルです。
色々と考えましたがこれがベストでした。
学生モデルってことですが、全然社会人向けに使えます。
決め手は理科学系の辞書収録が豊富な点です。
当初考えていた要求性能は以下の6つでしたが、最終的には「仕事への実用性」で決めました。
なお、TOEIC関連の書籍もこれくらい収録されています。
さて、改めて「エクスワード XD-K9850」が私の要求性能を満たしているか否か検証しましょう。
(1) 価格
= ヨドバシでは¥35,000でしたが、Amazonでは¥31,000で買えます。定価が¥48,000であることを考えると十分ですね。
(2) 収録辞書
= 英和辞典はリーダーズとジーニアス。英英辞典はオックスフォードとロングマンです。
ジーニアスはどうだろう、と申し上げていましたが、リーダーズがあるので問題なしです。
(3) 収録英単語数
= 最初の記事でミニマムでも25万語が欲しいと申していましたが、リーダーズだけで28万語が収録されています。
国連英検特A級とか英検1級を再び受験しようとしない限り十分でしょう。
(4) サイズ
縦 6 cm × 横 8 cm くらいで、液晶のサイズは 4.0型がベストでしたが、縦 10 cm x 横 15 cm で5.3型です。
これは妥協せざる得ませんね。
(5) キーボードの反応速度
早かったです。PC並み。文句なし。
(6) ソフトの追加可否
先述のとおり可能です。
なお、Wi-Fiはない模様。なくて良かったです。遊んでしまう。
また、最後まで悩んだ対抗馬がこちら。
<CASIO>
はい、最上位機種として取り上げました「エクスワード XD-K18000」です。
定価は¥62,000でして、ヨドバシアキバでは¥48,000で売られていました。
理化学系の辞書も豊富らしいのですが、エクスワード XD-K9850には劣ります。
しかし、ソフトの追加でエクスワード XD-K9850と同レベルの理科学系の辞書機能をもたらすことができます。
従いまして、エクスワード XD-K1800にソフト追加をすれば、私にとって本当の意味で最上位機種になるのですが、なんせ追加ソフトが¥14,000するんですよ。
・・・高い。ちょっと無理。
これ以上安くなるかも知れないが、必要な時が買う時。
ということで、エクスワード XD-K9850を購入しようと思います!
え? 今回訪問時に買ってないのかって??
えーっと、買ってませんw
もう少しでボーナスなのでその時に買おうと思います。
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【追記】
最近の電子辞書事情を踏まえ、私のおすすめ辞書をまとめてみました ↓
これから電子辞書を買おうという人は是非参考にしてみてください。