
リーディング対策として「公式 TOEIC Listening & Reading トレーニング リーディング編」を日本より取り寄せました。
使ってみた感想を残しておきたいと思います。
「公式 TOEIC Listening & Reading トレーニング リーディング編」の感想・レビュー ①
「公式 TOEIC Listening & Reading トレーニング リーディング編」の感想・レビュー ② (この記事)
「公式 TOEIC Listening & Reading トレーニング リーディング編」の感想・レビュー ③
「公式 TOEIC Listening & Reading トレーニング リーディング編」の使い方
まずは「公式 TOEIC Listening & Reading トレーニング リーディング編」の使い方についてです。
リスニング同様、本書内には以下のような記載がありました。
おすすめ1 : 1日に1 Section 20日間完成
1つのSectionを一区切りとする、最もシンプルな使い方です。
進捗管理がしやすく、継続的な学習におすすめです。
*学習記録の欄を利用して、ひと通り学習したあとも継続して学習ができます。
*Sectionを区切りとして、ご自身のペースで調整しながら学習できます。
*ひと通り学習したあとに、Sectionをランダムに選んで再挑戦することもおすすめです。
おすすめ2 : Sectionごとの徹底学習
1つのSectionの問題をすべて正解できるほど各問題の理解を深めてから、次のSectionの問題にチャレンジします。
着実に理解して学習を進めたい方におすすめの方法です。
*チェックボックスの利用が効果的です。
*1度に進めるSectionの数を自分のペースやレベルに応じて調整することもおすすめです。
はい、リスニング編と全く同じことが記載されてありました。
【関連記事】 「公式 TOEIC Listening & Reading トレーニング リスニング編」の感想・レビュー ②
加えて、リーディング編では以下のことが書かれてありました。
文書をじっくり読む
問題で使われている文書を、一文ずつ丁寧に読みましょう。
その際、できるだけ正確に文の構造と意味を理解するように心掛けましょう。
最後まで読んだら訳を参照し、内容を正確に理解できているかを確認する、段落ごとにきちんと理解しているか確認する、などご自身のレベルに合わせて工夫しましょう。
辞書や文法書を使って詳しく調べることも効果的です。
声に出して読む
文や文書を声に出して読むことで、内容の理解や表現の定着にもつながるでしょう。
読み方に自身のない単語などに発音を先に調べておいてから練習するのも効果的です。
文の区切りを意識して読むなどの、工夫しながら練習しましょう。
より速く読む
文書をより深く読み、ポイントをつかむ練習をしましょう。
時間を計って、徐々に速く読めるようスピードを上げていきましょう。
知らない語句が出てきても、意味を類推しながら読み進めましょう。
読み終わった後で訳を参照し、ポイントを掴めたかを確認しましょう。
語彙学習
問題文や文書中の知らなかった語句や、さまざまな問題で使われている語句などは、訳を利用して確認しあしょう。
意味やスペルだけでなく、どんな文脈で使われているのかお意識して、語彙の幅を広げましょう。
表現を実際に使ってみる
Eメールや手紙、文書の中の自分でも使ってみたい表現や語句を一覧にし、日常生活やビジネスの場面で活用しましょう。
・・・はい、といった具合にリスニング編とはまた別の学習方法、練習方法が記載されています。
上記だけを読むと、それはそれは素敵な教材に聞こえてきますが、実際にはこれらの使い方は難しいような気がします。
理由は例のごとく、解説がないからです。
「確認しましょう」と言われても確認できないし・・・。
また、「訳を利用して〜」とありますが、意訳ではなく翻訳ソフトをりようしたような和訳が目立ちます。
例えば以下のような訳が挙げられます。
We look forward to this new period in our company’s future.
「我が社の未来におけるこの新しい段階を楽しみにしています」
うぐぐ・・・、私の語彙力がないのでしょうか・・・?
こういった文脈の中で「新しい段階」って使うんですかね。
これを使って「さまざまな学習をせい」と言われても・・・うーん、ちょっと難しいような気も。
ということで、個人的にはスキマ時間に使うのが一つだと思います。
営業〜オフィス戻ったけど、戻る前に10分だけ。 pic.twitter.com/VL1LNCQlNU
— 外資系営業マン Ko (@KoTOEIC) 2017年7月21日
1 Section当たり数分で解くことができますので、勉強スペースさえあればサクッと解けちゃいます。
詳細は後述しますが、幸か不幸か解説がありませんから、答え合わせも含めて直ぐに終わりますよ。
そして、もう一つはTOEICの攻略の要である「2時間の試験を解き切る体力作り」を目的とした、数Sectionの連続解きですね。
1 Sectionだけではなく、2〜3 Sectionを解き続けることで頭も使うでしょうから、リーディングに特化した良いトレーニングにはなるかと思います。
ただ、精読して一言一句全てを理解しながら進めるというのではなく、あくまでも「体力作り」のためだったり、「慣れ」のために使ったほうが無難です。
せっかくETSが作成した問題ですので、出てきた単語や熟語の意味はきちんと全て理解して進めてみたいところですが、解説がないので英語初心者ではそもそも不可能となりそうです。
「公式 TOEIC Listening & Reading トレーニング リーディング編」の難易度
さて続いて、「公式 TOEIC Listening & Reading トレーニング リーディング編」の難易度についてです。
私の解いてみた感覚ですが、やはり難しいレベルの問題と簡単なレベルが混在しており、全般的にはやや難しめに仕上がっているような気がします。
Part 6の問題については従来通りと言いますか、どこかで見たことあるような問題ばかり。
ただ一方で、Part 5とPart 7については、頻度としてはあまり見ないような問題があるような気がします。
決して「難易度が高くて解けない」といったレベルではありませんが、TOEICの問題自体も幅広い形から構成されており、より多くのパターンに慣れておく必要がありそうですね。
「公式 TOEIC Listening & Reading トレーニング リーディング編」の解答・解説の質
そして、「公式 TOEIC Listening & Reading トレーニング リーディング編」の解答・解説の質についてですが、リーディング編についてもやはり解説はありません。
和訳はあります。
が、先述のとおりなんとも機械的な和訳が目立つかなと。
ただ、Part 5およびPart 6については、もともと細かい解説は不要ではないでしょうか。
正答の意味と英文法を書いていてくれれば有難いですが、なければないで辞書で調べるなり文法本を読むなりすればいいだけです。
しかし、Part 7については・・・うーん。
正答根拠が明記されていないと・・・なんでしょうか、スッキリしません。
どのような理由から正答が導き出されるべきか、どこを読むべきか、どの単語・熟語がポイントになるのかなどが明記されていないと、若干不安になります。
明らかに理解できる時はいいんですよ。
でも、Part 7の問題ってそういうのだけではなくて、
「恐らく、このメールのこの箇所があるから、(D)が正解なんだろうな・・・きっと」
くらいの「微妙な問題」って絶対あるんですよ。
そう考えると、語彙などの説明は除いて「解説自体ももはや解答の一部」とみなすべきなのではないでしょうか。
さて、次は最後の記事ですがおすすめの人などについて検証していきたいと思います。
「公式 TOEIC Listening & Reading トレーニング リーディング編」の感想・レビュー ①
「公式 TOEIC Listening & Reading トレーニング リーディング編」の感想・レビュー ② (この記事)
「公式 TOEIC Listening & Reading トレーニング リーディング編」の感想・レビュー ③