かつての私は、翌週月曜日が来ることが恐怖で仕方ありませんでした。
労働環境がブラックに近かったためストレスも多く、軽く鬱っぽくなってしまい、いわゆるサザエさん症候群にかかっていたのでしょう。
そんな私ですが、最近では「早く月曜日が来ないかな・・・」と金曜日の夜に感じています。
この状況には自分自身が一番驚いているのですが、その理由を分析・再考してみたところ、4つの理由が浮かんできました。
理由 1. 部下と早く会いたいから
「人の悩みは100%人間関係に帰結する」みたいなことをこの本で読んだ記憶があります。
私自身もその通りだと思います。
過去の私は、職場に多かれ少なかれ「嫌いな人・苦手な人」がいました。
しかし、嫌いだったり苦手だったりしても、毎日その人たちと一緒に仕事をしなくてはならないのでストレスはたまる一方。
月曜日どころか、毎日会社にも行きたいとは思っていませんでした。
幸運にも、社会人になって以来 営業マンとして働いていますので外回りができることが唯一の救いでしたが (嫌いな人・苦手な人に会わなくて済むので)。
しかし、今の私は「嫌いな人・苦手な人」が存在していません。
いや、厳密にいると少しいるんですが、その人たちのことを気にしなくなるくらい仲がいい部下がいるんです。
私のチームは全体で11名ですが、直でmanageしているのは3名。
彼らとの距離感・空気感が非常に上手くいっているため、少数の「嫌いな人・苦手な人」が全く気にならないようになっている気がします。
当然、彼ら・彼女らからしたら私が上司ですので、常に気を使っているとは思いますけども。
それもこれも、彼らとコミュニケーションを取る時には自分らしく、楽しく、のびのびと、ありのままの自分でいられるからでしょう。
人間関係の悩みが、人間関係によってオフセットされている気がします。
理由 2. 定時に帰れるから
時間的な拘束が日本ほどないことも一つの理由だと思います。
日本にいた頃は、「今日は何時に帰れるかな・・・」と毎日考えていました。
一方、こちらでは定時に帰れます。
いや、厳密にいうと定時前に帰っても問題ありません。
理由は、駐在員の基本が「24時間365日、どこにいても仕事しなさい」だからです。
Local staffは8時〜17時が基本で、給与もそれをベースに計算されますが、management層は異なります。
「24時間365日、どこにいても仕事しなさい」というとネガティブな響きもしますが、逆にいうと「会社に来なくても自宅でPC広げて仕事することはOK」ということです。
嫌いな人・苦手な人に会わずとも仕事ができる環境がここにあります。
日本のように、オフィスで22時まで毎日仕事とかいう環境がないことがもう一つの大きな理由ではないでしょうか。
理由 3. 夜の会食が待ち遠しいから
私は営業畑ですので夜の接待・会食・懇親会が頻繁にあります。
ちなみに2018年1月のReimbursementは80万円くらいでした。これはちょい使いすぎ。
ただ、私はお酒に強くなく、好きでもない。
日中仕事して疲れた後に、顧客と食事を共にするなんて元来大嫌いな営業マンでした。
(それでよく営業マンやってられるなって話ですが)
ただ、インドネシアに来てからはその感覚がガラッと変わります。
なんでしょうか。やっぱり日本人同士の距離感が理由でしょうね。
日本にいた頃はビジネス感満載の会食だったのですが、こちらに来ると海外で頑張って働いている同志のような感覚でお互いに接するようになるんです。
媚び売った発言もありませんし、顧客側がマウントを取ることもなく、自然なお付き合いが生まれます。
で、結果的にビジネスも上手くいく。本来の接待の姿になっていくんです。
日本にいた頃は「会社が終わったら早く家に帰ってまったりしたい。テレビ見たい」などと考えていましたが、こちらには娯楽もなく家に帰ってできることも限られることも大きいでしょう。
自分の好きなことができてしまう環境であると、それができなくなった瞬間ストレスを感じてしまうんでしょうね。
理由 4. TOEIC & 英検で培った英語を使いたいから
そして最後の理由は、やっぱり英語を使えるからです。
私が中学1年生から毎日コツコツと勉強してきた英語をです。
海外赴任した1年目、2年目まではこの理由がNo.1でしたが、もはや英語を使って仕事をするということは普通と化した、というより大したことではないと認識しました。
英語に限らずだと思います。
その人がそれまでの人生で最も時間・お金を割き、努力を重ねてきたことを活かせる環境であれば、例え劣悪な環境でも働きたいと思うのではないでしょうか。
私の場合は、それが英語であっただけ。
結果的に、英検1級やTOEIC L&R 900点がその一助となってくれました。
月曜日が恋しく思えるために英語を勉強してきたわけではありません。
ただ、英語を磨き転職活動を行ったことでいまの環境を手にすることができたと思いますので、私と同じような環境にいた人は是非とも次のステップに進んでみてはいかがでしょうか。
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