「5時間もTOEICを勉強しちゃったよー」「私なんか、8時間ぶっ続け~」
勉強好きな人からよく聞くセリフです。
一方で、「1時間すら続かない・・・」「集中力が途中で途切れる・・・」といった人も数多くいます。
この辺の差って一体何なのでしょうか? 私なりに、長時間集中してTOEIC・英語を勉強する方法・要素・コツを3つにまとめてみました。
勉強する場所を吟味する
長時間集中して勉強する為の要素は 数多く存在すると思いますが、個人的に一番重要だと考える要素が勉強する場所です。場所というより環境ですかね。勉強する周りにあるモノ・コトが集中力を大きく左右すると考えます。
その「勉強する環境」を細分化すると先ず以下の二つに分けれるかと思います。
1. その空間に自分一人だけの環境
2. その空間に自分以外の人もいる環境
私は #2 でないと集中して長時間勉強することが出来ませんが、一方で #1 でないと 「4時間も5時間も続けて勉強することが出来ない」という人もいる筈です。
そして、上記 #1 と #2 を更に細分化すると以下の要素も登場します。
3. 雑音がある環境
4. 雑音がない環境
つまり、「勉強する環境」を大枠で細分化すると以下の4つに分類することが可能ということですね。
1. 雑音があって、自分一人だけの環境
2. 雑音があって、自分以外の人もいる環境
3. 雑音がなくて、自分一人だけの環境
4. 雑音がなくて、自分以外の人もいる環境
それぞれの例を挙げますと、#1 は自宅でテレビやラジオや音楽をかけながらの勉強、#2 は カフェやファミレスでの勉強、#3 は自宅で何も音を出さない場合、#4 は図書館といったところでしょうか。
なかなか集中して5時間も6時間も勉強することが出来ないという人は 一度この4種類の環境下、勉強をしてみることをおすすめします。新たな自分を発見できると思いますのでね。
「静かな環境では集中できない!」「結果的に雑音がある方がはかどる!」「図書館の緊張感が無いと勉強できない!」などのように己の特性を知ることが最優先です。
ちなみに私は アメリカ留学中に 毎日6時間~8時間 勉強をしていましたが (しないと授業についていけない)、勉強する場所は #2 と#4 でした。カフェと図書館ですね。特に図書館は周りの学生が勉強する姿を目の当たりにするせいか、「負けてられん!」という気持ちになりやすかったです。
使っていてワクワクする教材を選ぶ
個人的な考えとして、勉強場所の次に重要な要素が学習教材です。
参考書・PCソフト・スマホアプリ・音声ファイル・ポッドキャスト・雑誌・・・など色々ありますが、いずれにせよ選ぶ際に自分がワクワクするような教材である必要があります。
非常にぼんやりとした表現で具現性が無いのが恐縮ではありますが、文章にするとホントこんな感じです。ワクワク感。
それは「参考書が白黒でなくカラー」とかって訳ではなく、単純にその教材を見たときに「おっ! やってみよう!」って気になるものなだと思います。ご理解頂けますかね・・・?
「他人に薦められた or 自分で選んだ」 とかもあんまり関係ないかと。抽象的な表現ばかりですが、勉強していてグイグイ進むような教材ですね。気が付いたら2時間、3時間経過していたみたいな。
一方で、持続性を見出せないような気持ちになったらアウトです。ちょっと違うと思います。もちろん他の部分 (= 英語の基礎を固める、睡眠を摂る、目標を立てる・・・等)で努力しなくてはいけませんが、意外と相性なんてのもありますからね。
ただ、教材はどうあがいても市場に流通しているものの中からしか選べない訳ですから、やや限定的な要素として考えた方が得策かも知れません。
ちなみに最近私がワクワクしたのはこの辺の教材です。
誘惑の徹底排除
最初に掲げた「環境」と近いところもあるのですが、勉強促進を妨げる要素を徹底的に排除することで、長時間集中した勉強が実現できると思います。
私が自宅で勉強できないのはこれが主な理由ですかね。
勉強はしているけど、しようと思えばテレビも観れますし、食事だって出来ちゃいますので。更に、ベッドもありますので寝ることも出来ますし、ネットサーフィンだって。
実際にするかしないかは別にしても、「出来る環境下にある」こと事態が集中出来ない理由になっていると思うんです。
これは自宅のみならず、カフェや図書館で勉強しても基本的には同じかと。その場に漫画だ タブレット端末だ 持っていってしまうと、集中なんて絶対出来ません。
その点で言うと、私はスマホアプリを利用した勉強って限界があると感じています。勉強している最中に、やれ電話だメールだ となると勉強どころではありませんからね。
ま、スマホアプリに関する話は一先ず置いておきまして、自分がついついサボってしまうような要素は極力排除すべきだと思います。その状況下で 適度な息抜きをすれば問題ないわけですから。
この記事ではとりあえず重要な3つの要素にまとめましたが、他にも「勉強の楽しさ自体を知る」とか「食事の量を調節する (眠くならないように)」とか「成し遂げたら自分にご褒美を」などの方法論もあると思います。
どの手法をとったところで、日ごろ30分しか集中出来ない人が一気に6時間ぶっ続けで勉強することは難しい筈。30分が1時間となり、1時間が2時間、2時間が3時間・・・のように 時間をかけて成し遂げていく勉強スタイルであると思います。そのプロセスにおいて “Studying High” なるものも実感できるに違いありません。
尚、集中力の概念を理解するのにはこちらの洋書がおすすめです (和訳済み)。⇒ ザ・エクセレンス