TOEIC(R) を勘・ヤマカンでマークしてしまう人へのシンプルなアドバイス

TOEIC(R) を勘・ヤマカンでマークしてしまう人へのシンプルなアドバイス

「TOEIC L&R は勘でいける!」なんて暴走をしている人も世の中には大勢いらっしゃいますが、そんな人達でも「出来ればヤマ勘で解くことなんて止めたい」と感じているはず。

そういった人達への提言があります。

最初は何となくの内容理解でも良い

どうして勘でマークしてしまうかを考えてみますと、表面的には解答が分からないからだとは思いますが、その前段階として 本文を理解出来ていないからではないかと思うんです。

パート 2, 3, 4, 7 がこれに該当しますかね。

 

一方で、パート 1, 5, 6 には、いわゆる「本文」たるものは存在しませんので、ここでは除外したいと思います。

で、本文を理解出来ていない理由なんですが、これに関しては挙げようと思えば沢山あります。

 

単語を暗記していない。

英文法が分からない。

単語は分かるけど、句動詞だったり熟語になったとたん意味が分からない。

または、本文の内容背景を知らない (ie.  マーケティング会社の社員同士の会話だけど、「マーケティング」が何なのか分からない) なども。

 

こういったスキル不足を補う為には、当然日々の勉強が必要となります。

そこは確り頑張って頂くとして、それとは別に、一つでも多く勘・ヤマカンでの解答を止める為には、本文を完璧に理解しようとするのではなく、全体を大体理解するくらいでいいと思うんです。

 

・・・えっ? 全体を大体理解することが難しいですって?

うーむ、そうですよね。私もそう思います。

 

ですので、私の提言としては「妄想OK」です。

つまり、全部の単語は分からないけれど、”new employee” とか、”recruitment” とかって単語があるので、それらから本文の内容を推測して、自分独自のストーリーに仕立ててしまうってことですな。

 

勿論、全然内容が異なる場合もあると思います。ってか、当たってたら奇跡でしょ。

でも、TOEIC L&R のスコアアップを実現する為には、「解答根拠を確りと持つ」って言う概念が非常に大事なんですよ。

2行目に” by car” って書いてあったから、選択肢に “vehicle” がある (C) を選んだ、とか。

間違っていても、自分がどこをどう理解して、どう間違えてしまったかを反省することが出来るのでね (TOEIC は過去問を公表していませんが)。

 

一方で、勘・ヤマカンではどうでしょう。

なーんにも残りません。復習も出来ません。反省も出来ません。

そういったことに陥らない様に、取り敢えず妄想力を働かせて、独自のストーリーを展開し、それに基づいて解答してしまっても悪くはないと思います。

「単語の意味を暗記」してから「実践で使う場面を待つ」人はバカなのだろうか?

2018.07.24

 

 

模擬試験を活用して山勘からの脱却を

折角 5,000円以上の受験料を支払っているのですから (リピート受験の人は5,000円以下ですけど)、ヤマ勘で適当にマークしてしまうのは勿体ありません。

となると、適当ではなく確固たる正解根拠をもってマークするトレーニングが必要になります。

 

トレーニング教材としては、やっぱり模擬試験を活用するのがベストですかね。

個々のパート別教材でも悪くはないと思いますが、ヤマ勘でマークしてしまう理由の一つとして「集中力が途切れた」ってのもあるでしょうから、本番さながらの模擬試験の方がよりリアルにトレーニングを積むことが出来るはずです。

 

本番とは異なり、模擬試験であれば答え合わせも出来ますしね。加えて、先ほど述べた「妄想ストーリー」の答え合わせも出来ちゃいます。

尚、勉強のコツとしましては、繰り返しになりますが「常に正答根拠を持つよう意識する」ことです。

 

・・・と言いつつも。

正直 全部を全部ってのはキツイですよね。パート 3 とかパーと 4 は特に。

「たまたま “xxxx” って言う単語を聞き取ることが出来たから」ってくらいの正答根拠にしかならないこともよくありますから。

 

ですので、あくまでも「意識する」ってレベルで構わないと思います。お薦めの模擬試験教材は以下の2つです。

どちらも私の使用後レビューがありますので、ご参考にして下さい。

「公式TOEIC Listening & Reading 問題集3」の感想・レビュー ①

2018.01.24

 

 

基礎とは別にテクニックを勉強してみても

もう一つ提言したいのは、基礎的な勉強だけでなく、小手先のテクニックも使ってみては如何でしょうか、ということです。

毎日英単語を暗記し、英文法も頭に入れ、問題を解き、それでも本番では内容を理解出来ず勘・ヤマカンでマークしてしまう様な場面に陥ってしまうのであれば、TOEIC L&R テストにだけ通じるような、解答テクニックを駆使してみてもいいと思うんです。

 

裏ワザ的な要素にもなるかも知れませんので、あまりお薦め出来ない気持ちもありますが、変に挫折し、英語学習が頓挫してしまうよりは何倍も意味が有ると思います。

やっぱりスコアがアップしないと学習のモチベーションが上がりませんからね。

 

性格が熱心で真面目な人ほど、基礎に時間をかけ、確りと継続して勉強を継続することが出来ると思うのですが、それでも結果が出ないようであれば、他のアプローチを試すことの方がよっぽど賢いですよ。

TOEIC L&R テストは、その人の総合的な英語力を測る試験ではなく、情報処理能力であったり、ビジネス知識を測る試験でもありますから、こういった特徴を活かさない手は無いと思います。

 

TOEIC L&R テストに対するテクニック・裏ワザ関係を一度知りたいと言う方には以下の教材をおすすめします。私も実際に使用してみましたので、レビューも合わせてご覧下さい。

300点アップのTOEICテスト攻略法<チェルシー式英語資格試験講座>

私の体験談はこちらからどうぞ

6 件のコメント

  • 持てるなら回答根拠を持ちたいものだけども、どうしても時間がないのよ。
    だから適当にそれっぽいのを回答するの。

  • これがTOEICを面白ちっくにゲーミフィケーションさせてる理由なんでしょうね。
    テクニックがないと本質で勝負しなきゃいけないから。

    • いや、時間制限が厳しいから結果的にゲーム要素が産まれたってとこではないでしょうか。

  • ヤマカンは傍目から見たらカンだけど、実は知らずのうちに選んでいるんですよ。
    Koさんならその感覚、わかるでしょ。

  • おはようございます。
    Koさんには昔からメルマガや相談にのってもらっていてありがとうございます。
    私ももうTOEICを受験し始めて早7年です。
    未だに時間内に終わらないこともあるので、そういった時はヤマカンに頼ってしまいます。
    ヤマカンの一番良くないところはその後に引きづってしまうところではないでしょうかね。
    次の問題に切り替えるのが非常に大変です。

  • 山勘ばかりになってしまう者です。
    他の受験者がどういう風に解いているのか興味があります。
    皆さん本当に全部きちんと解いているんですかね?

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