我々日本人は、英語のテストに備えて単語を暗記し、それがテストに登場するのを待つというスタイルで英単語を暗記してきました。
しかし、インドネシアで2年間働き、インドネシア語をゼロから喋るように努めている今、そんなスタイルがバカらしいと感じています。
「使いたい単語がある」から「単語を調べる」
インドネシア語の家庭教師をつけずに、またインドネシア語の語学学校に通うことなく、自力で学習し始めて、早2年4ヶ月が過ぎようとしています。
日本の中学校で受けた英語の授業のように”This is a pen”から入るのではなく、完全に実践で使う場面に遭遇した時に覚えるというスタイルをとっています。
具体的な「実践で使う場面」ですが、SpeakingもWritingもListeningもReadingもあるんですよ。これが。
- Speaking =インドネシア人の部下と話す時、レストランでインドネシア人と話す時、ドライバーと話す時、アパートのレセプションと話す時など
- Writing = インドネシア人とWhatappを使う時
- Listening = Speakingと同じ (+ エレベーターの中での他人の雑談など)
- Reading = Writingと同じ (+ 仕事メールを読む時など)
こういった場面で、「単語や表現を使いたい!」という気持ちが自然に生まれると、その単語・表現は一瞬にして暗記できちゃうんですよ。
この感覚。
これを一度、というか何度も繰り替えし、その都度ボキャブラリーが蓄積されていくのを実感してしまうと、
「単語の意味を暗記」してから「実践で使う場面を待つ」人はバカなのだろうか?
と本気で思ってしまいます。
もうね。本当に麻薬みたい (やったことないですけど)。
中毒性がすごい。
いちいち単語帳を開いて、「えーっと・・・今日は#1から#150まで暗記するぞ・・・」って勉強していた過去の自分を後悔。
悲しい。
虚しい。
もっと早く誰かに教えてもらいたかった (涙)
いやまぁでも、英語を学習し始めた日本在住の中学一年生が、どうやってそんな環境に身を置くんだ?って聞かれたらね・・・。
いや、私だったら夏休みや冬休みを利用して、英語圏の国へホームステイするかな。
実際、高校2年生の春にアデレードにホームステイしてるしね。
コピペは全く記憶の定着に寄与しない
色々と試しましたが、記憶の定着に全く役に立たないのが、Google翻訳とかからのコピペです。
意味を調べてコピペしてWhatsappに使う、とか。
相手側は理解するかもしれませんが、こっちは何にも覚えていません。
暗記するのはホント一瞬だけ。
それと、Google翻訳の翻訳精度がやはり悪い。
とても使えたもんじゃありません。
最も効果的なのが、日本語を話せるインドネシア人に、「 xxxってインドネシア語で何ていうの?」と聞くことですね。
日本人の知りたいニュアンスまで含めて教えてくれます。
まぁそこまで汲んでくれる日本語が上手なインドネシア人自体少ないのですけども・・・。
Outputは全部 (= Reading, Writing, Speaking, Listening)は全部やる
英語学習において、「Speakingだけやろう!」とか「TOEIC L&Rだけやろう!」とかって語学の四技能を部分的に学習する人が多いじゃないですか。
でも、既に説明した通り、四技能は全部やるべきですよ。
どれか一つだけってのは絶対にありえないし、そもそもどれも相関があるじゃないですか。
スピーキングするならリスニングは登場するし、スピーキングができるなら恐らくライティングもできるでしょ。
どれかに絞る必要なんかなくて、四技能を全て行うことで相乗効果が生まれ、語学の習得が早くなるような気がします。
こと私について言いますと、「駐在中にインドネシア語をマスターしてやる!」といった野望は決して持っていないので、ホント興味本位・学習欲に身を委ねてここまでやってきました。
まぁ「ここまで」って言ってもわからないと思いますけども。
インドネシア語検定を受けてみても面白いと思いますが、私は参考書は買いませんよ。
「インドネシア語検定に必ず出る単語集!」とかあっても買いませんよ。
そこじゃないことに既に気づいてしまいましたので・・・。