導入企業は1,000社を突破!オンライン英語試験 CASEC (キャセック) とは?

導入企業は1,000社を突破!オンライン英語試験 CASEC (キャセック) とは?

CASEC をご存知でしょうか?

“Computerized Assessment System for English Communication”の略で、TOEIC L・Rに似た リーディングとリスニングの英語試験です。

2001年10月に本格展開し、2014年06月時点で累計 約135万人が受験しており、私自身も10年以上前に受験したことがあります。

そんなCASECが巷で話題となっており、導入している企業の数は1,000社を超えているとのこと。

今回は、改めてCASECが何なのかを簡単にまとめたいと思います。

CASEC (キャセック)を導入している企業・団体

まず、CASEC という英語テストを導入している企業・団体を簡単にご紹介しましょう。

まぁ 言いましても、まだまだ無名な英語試験ですから、そんなに有名企業は採用していないんじゃないですかね~。

<CASEC 導入企業>

株式会社 H.I.S.  ソフトバンクグループ  鹿島建設 株式会社

日清食品ホールディングス 株式会社  楽天 株式会社

アサヒビール株式会社  イオン株式会社  株式会社インテリジェンス

宇宙航空研究開発機構  大塚製薬株式会社  株式会社大林組

オムロン株式会社  花王株式会社  キッコーマン株式会社

住友スリーエム株式会社  武田薬品工業株式会社  株式会社東芝

日清オイリオグループ株式会社  日本食研ホールディングス株式会社

日本たばこ産業株式会社  株式会社ファーストリテイリング

三菱商事株式会社   東京ガス株式会社  ・・・など

<http://casec.evidus.com/eye/index.html> CASEC 採用団体 (企業) より引用

おおぉぉ・・・。凄い。意外。

全ての企業はここでは記載不可能ですので、他の企業が気になる人は引用元URLからご確認願います。

私も改めて知りましたが、社内英語公用化を掲げている楽天ファーストリテイリングもCASEC を導入しているんですね~。

 

ん? でも、両社はTOEIC L&R も活用していたような。

TOEIC L&R を活用し、更に CASEC も活用する、と。

TOEIC L&R だけで十分では無いんですかね?

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なぜ TOEIC 全盛の時代に CASEC (キャセック) を受験するのか?CASEC 受験の意味・価値・目的・評判

CASEC がどういった英語試験かを説明していないのですが、その前にCASEC を受験する意味・価値・目的、更には評判をまとめてみたいと思います。

特に ファーストリテーリングに関しては 謎ですもんね。「TOEIC L&R + CASEC」って。

色々と調べましたが、TOEIC L&R という英語試験がありながら、CASECが求められている一番の意味は以下の2つです。

1.  試験時間が短い (40~50分)

2.  オンラインで24時間受験できる

厳密には、「時間が短い」なんてのは その人の感じ方次第ですので、40分~50分の英語テストを長く感じる人もこの世には大勢いるでしょう。

では何故ここまで「短い」と断言できるのか。

 

・・・はい、そうです、このサイトで取り扱っている某英語テストと比較した場合ということでしょうね。

間違いなく、CASEC は TOEIC L&R を意識していますし、将来の replace をターゲットとしているはずです。

 

ちなみに、この2つの意味以外にも、CASEC の公式ホームページでは そのメリット・特長・意味などを綴ってはいますので、それをそのまま転載してもよかったんですが、ここでは割愛致します。

理由は、自分で自分の凄いところを言ってしまう人って、ちょっと胡散臭いというか 客観性が欠落してしまいがちだからですね。

 

従いまして、あくまでも 私自身の感覚や、先述した企業が導入を決めた理由などに基づいて私が独断で結論を導き出しました。

CASECを受ける人が増えている理由、及び そこに見出せる価値は、試験時間が短く、オンラインで24時間受験することができるからです。間違いない。

 

ちなみに、この考えを裏付けてくれているかのように、CASECを採用している H.I.S. の担当者さんは以下の様に述べています。

――CASECを選んだ理由は何だったのでしょうか。

「まず、わが社は拠点が多く集合受験が難しいので、24時間いつでもどこでも受験ができることが大きな魅力でした。また、パソコンさえあれば自宅で受験できて、受験のためにどこかに出かけなくていいという手軽さや、すぐにスコアが分かることも決め手になりました。そして、試験としての精度が高いことも安心できる要素でした」

<http://casec.evidus.com/eye/corporate/201406.html> CASEC 導入事例 株式会社 エイチ・アイ・エス より引用

確かに、私が商社マン時代に受験した TOEIC L&R IP テストは、事前に、

(人事担当)「xx 月 xx 日 に、TOEIC を受験できる・したいという人は申し込み下さい」

といった、集合受験の呼びかけが必ずありました。

CASEC では、こういった呼び掛けが一切不要ですからね。企業の人事担当としたらこれも魅力の一つのようです。

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CASEC (キャセック) と TOEIC (トーイック) L&R の違い

では、TOEIC L&R のことを熟知している当ブログの読者様向けに、CASEC と TOEIC L&R の違いをご紹介しましょう。

ざっとまとめると以下のような感じでしょうか。

 

英語試験名 TOEIC L&R  CASEC
受験料 (税込) JPY 5,725 JPY 3,600
スコアレンジ 10 ~ 990 0 ~ 1000
試験内容  リスニング・リーディング 各100問 リーディング 32問・リスニング 28問
受験方法 ペーパーテスト オンラインテスト
受験結果発表日  試験終了後3週間 試験終了後すぐ
受験時間 2時間 or 2時間1分  40分 ~ 50分

はい、ざっくりとこんな感じです。

念の為 補足しておきますけども、TOEIC L&R との違いはもっともっとありますが、ここでは代表的な要素、そして CASEC がどんな試験かを理解し易いような要素だけをピックアップしました。

 

尚、受験料は確かに安いですけど、そんなにインパクトがあるほどではないと個人的には思っています。

TOEFL とか英検1級を何度も受験してきた私にとりましては、TOEICの5,000円強なんてのは安いものです。

CASEC は、それより更に2,000円くらい安いんですね。

 

さて、これはあくまでも私自身による取りまとめですが、これとは別に、CASEC の開発担当者さんが TOEIC と CASEC の違いを以下のように述べています。

1. CAT (*) の利用で、従来型テストより、少ない問題でより高精度の測定が可能。TOEIC L&R の約1/3の時間

2. 会場が限定されるTOEIC L&R に対し、24時間自由に受験可。正式なスコアレポートが必要な場合は、認定校会場で受験可

3. TOEIC L&R の結果返却30日以内(公開テストの場合)に対し、その場で実力を把握が可能

4. TOEIC L&R 公開テスト5,725円に対し、CASECは3,600円。半額に近い料金

5. TOEIC L&R はスピードテスト的な要素が大きいと一般的に言われてますが、CASECでは一問ごとに試験時間が決まっているため、時間配分のミスによる失点なありません

(*) CAT =「コンピュータ適応型テストシステム(Computerized Adaptive Testing)」

受験者のそれまでの問題に対する解答情報に基づいて、次に出題する問題を既存の問題群から選出していくようなテスト。CASECでは、それまでの問題に対する正誤情報をもとに、次に出題する問題の難易度を調整する。この手法を用いることで、受験者にとって極端に難しい問題や、易しい問題の出題を避けることが可能となる。その人の実力にふさわしい問題だけを解いていくため、従来の紙のテストと比較して少ない問題数で精度の高い測定を実現。

 

ほうほう、なかなか自由奔放に主張されていますね。

#5 に関しては・・・、確かに。  Part 5, 6, 7 の読解スピード力が要るか要らないかと聞かれたら・・・うぐっ。

とりあえず、これまでに CASEC という言葉すら聞いたことがなかった人でも、だいたいの大枠は掴んで頂けたのではないでしょうか?

すき間時間を使って900点オーバーした後に気付いた「TOEIC L&R 900点を取るために不要な6つのこと」

2013.10.17

 

 

CASEC (キャセック) の試験内容

さて、最後ですが ようやくCASECで出題される試験の内容をご紹介します。

セクション 1:語彙 (= TOEIC L&R Part 5 のイメージ)

問題形式 : 空所補充

解答形式 : 4肢択一

問題数  : 16問

配点   : 250点

解答時間 : 60秒/問

 

セクション 2:表現 (= TOEIC L&R Part 6 のイメージ)

 問題形式 : 空所補充

 解答形式 : 4肢択一

 問題数  : 16問

 配点   : 250点

 解答時間 : 90秒/問

 

セクション 3:大意把握 (= TOEIC L&R Part 3 のイメージ)

 問題形式 : リスニング

 解答形式 : 4肢択一

 問題数  : 17問

 配点   : 250点

 解答時間 : 60秒/問

 

セクション 4:ディクテーション (TOEIC L&R 該当Part なし)

 問題形式 : リスニング

 解答形式 : ディクテーション(書き取り)

 問題数  : 11問

 配点   : 250点

 解答時間 : 120秒/問

上記の内容を見ても、「さっぱりわからない!」という人は、以下のリンクで体験が出来ますのでトライしてみて下さい。所要時間は約3分ぐらいですかね。

⇒ http://casec.evidus.com/3step/guide.html

 

 

さてさて、かくいう私も殆どCASECの内容は忘れてしまっております。

ということで、このタイミングでCASECを受験をします!

実際にCASECを使ってみたレビューは改めて記事・動画にする予定です!

 

CASECの公式ウェブサイトはこちら ↓

⇒ 英語コミュニケーション能力判定テスト「CASEC」

3 件のコメント

  • CASECにしろiELTSにしろ目的あっての試験です。
    そこに受験目的がなければ意味がない。

  • 最近Koさんの存在を知りました。
    大変面白いブログで多くのことを学ばせてもらっています。
    その中でCASECというものは私は全く知りませんでした。
    少しTOEICに疲れてしまっていたので自宅でゆっくりと自分のスペースで頑張ってみます。

  • 意外に私の周囲ではCASEC活用者が多いです。
    貴殿の情報によるとメインはTOEICだそうですが、こちらについてはそこまでいない様子。
    どちらが良いかの議論は決着し難いですが、これからも私はCASEC派を貫こうかと思います。

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