新TOEIC対策・攻略として、「新形式問題対応 TOEICハイパー模試」を購入しました。
新TOEICを受験できるいつかその日に備えて、レビュー記事を書きたいと思います。
「新形式問題対応 TOEICハイパー模試」の感想・レビュー①
「新形式問題対応 TOEICハイパー模試」の感想・レビュー② (この記事)
「新形式問題対応 TOEICハイパー模試」の感想・レビュー③
「新形式問題対応TOEICハイパー模試」の使い方
ではまず、「新形式問題対応TOEICハイパー模試」の使い方について。
イメージとしては極々普通の模擬試験となりますので、以下のような使い方になります。
1. 問題別紙を見ながら、スマホ・PCなどの専用ページを開き、解答を入力する。
2. 入力が終わったら、「スコア判定」をクリックし、予想スコア、正解率、全体順位を確認する。
3. 解答本紙を見ながら、答え合わせを行う。
内容は模擬試験ですが、前回の記事でも触れたように本教材の特徴は専用アプリ(Web ページ)を使用する点にあります。
従いまして、PC、スマホ、タブレットを使用しなくてはなりません。
私の場合は基本的にスマホを使って勉強しています。
ということでTOEICハイパー模試やります。例のウェブ解答のヤツ。 pic.twitter.com/31e0VGtuFN
— 外資系営業マン Ko (@KoTOEIC) 2016年10月5日
省スペースですし、カフェ勉大好きな私にとっては最適ですね。
ちなみに、細いのですがListening Sectionの問題文を聴く時、通しで問題文は流れません。
都度、自分で再生ボタン(= ▶︎ボタン)をクリックしなくてはいけません。 ↓
意外にこれが面倒臭いです。
この「問題と問題の合間の時間 (数秒)の活用方法」はTOEICにおいては非常に重要なのですが、問題文が通しで流れないため、トレーニングすることは不可能ということになります。
この点、模擬試験とは言えないのかもしれませんね。
「新形式問題対応TOEICハイパー模試」の難易度
決して難しくはないと思います。
いや、難しいとか簡単とか普通とか、そういう議論をするレベルでもないのかもしれません。
と言いますのは、「TOEIC本番に出題されるような問題 = 良問」と仮定するならば、良問の数は圧倒的に少ない印象でした。
表現が難しいのですが、「そういう問題を作りたくなるのわかるんだけど、実際のTOEICではあんまり出ないよね」っていう問題が多かったです。
私はPart 5の問題をメルマガで作ったり、過去にPart 1の問題を作ったり、さらにはPart 3 & 4の選択肢から問題文を想像したりと、問題を作成する作業をした経験が少しだけあります。
その経験からすると、こういった問題、および選択肢を作りたくなる気持ちは大変理解できるのですが、実際に出題される可能性は極めて低いような印象を受けたということです。
なかなか説明が難しく、理解するのは困難かもしれませんが、私の正直な感想です。
なお、Part 2 についてはこの限りではないと感じました。
問題文、選択肢ともに「良問」であると言えると思います。
「新形式問題対応TOEICハイパー模試」の解答・解説の質
相対的な言い方をします。
「TOEIC(R)テスト公式問題集 新形式問題対応編」などに代表される、いわゆる「公式本」と比較すると解答・解説の質は決して高くないと感じました。
200問 x 3回分が収録されていますので、そもそもページ的余裕がないのかもしれませんが、解答・解説編のPart 7には問題文(英語)の記載がありません。
また、Part 7での”closest meaning”問題に対する解答・解説としては、以下のような表現だけでした。
正解 (A)
outcomeは「結果」という意味なので、(A)が正解になる。
この”closest meaning”問題は、単語が使われている前後の文脈から判断して、適切な類似語を選ぶことが問われているため、前後の文脈に関して解説がなされていないとあまり意味がありません。
しかし、解説は上記の一言だけです。
これでは、解説の質が高いとは到底言えません。
また、解答ページにはいわゆる「戦略・攻略法」的なことは書いてありません。
純粋に問題に対しての解答・解説のみです。
変に小手先のテクニックについて書かれていない点については、個人的には大変好感が持てます。
さらに、解答・解説編は完全なグレー刷りです (白黒ではない)。
「TOEIC(R)テスト公式問題集 新形式問題対応編」などでは、色が巧みに使われており、識別しやすいように正答の文字色が変わっています。
これには賛否両論あり、色が変わっているから分かりやすくて良いという意見もありますが、解答・解説を見ながら改めて問題を頭の中で解き直す人にとっては、余計な情報となってしまうことになります。
従いまして、グレー刷りであるから悪ということでないのですが、一情報として。
さらに、致命的なことが起きたのでそれも記しておきます。
前項の「新形式問題対応TOEICハイパー模試」の使い方でのご説明しましたが、本教材には入力が終わったら、「スコア判定」をクリックし、予想スコア、正解率、全体順位を確認し、その後、解答本紙を見ながら、答え合わせを行うステップがあります。
私もそのようなステップに従いスコア判定を行い、予想スコアなどを確認しました。↓
「なるほど、なるほど」と思い、その日はブラウザを閉じ終了。
後日、改めて間違えた問題について答え合わせをしようと思いましたが・・・。
なんと全ての解答記録がなくなっていました。
専用アプリの中を何度も確認しましたが、私の解答はどこにも見当たりません。
問い合わせページがありましたので、今回の事象を旺文社へ問い合わせていますが、解答記録がなくなってしまっては肝心肝要の答え合わせを行うことができません。
一度の勉強で2時間をかけ、全ての問題を解いたとすれば、かろうじて解答は頭に残っているかもしれません。
しかし、しがないサラリーマンの私は、すきま時間を活用し、この教材を少しづつ解いていたため、Part 1はもちろん、Part 4にいたるまでほぼほぼ記憶はありません。
(Part 5 以降は、問題と選択肢があるため、何とか思い出すことは可能だと思います)
この事象については、私の使い方が間違っているかもしれませんし、解決方法が旺文社からもらえるかもしれませんので、良し悪しは言わずにまずは旺文社からの正式な返事を待ちたいと思います。
さて、次の最後の記事では、「新形式問題対応 TOEICハイパー模試」をおすすめな人、おすすめでない人などについて書いていこうと思います。
「新形式問題対応 TOEICハイパー模試」の感想・レビュー①
「新形式問題対応 TOEICハイパー模試」の感想・レビュー② (この記事)
「新形式問題対応 TOEICハイパー模試」の感想・レビュー③