以前に以下の記事でも触れたとおりですが、インドネシアに赴任してから1年5ヶ月、私はこれまでインドネシア語を一切勉強してきていません。
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それでも不思議なもので少しずつインドネシア語を話せるようになってきていまして、その過程で意外なことに気付かされました。
ググッと成長する自分を感じる
以下の記事にて触れた「インドネシア語活用のバランス」ですが、現時点ではどうなっているのでしょうか。
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改めて考えてみますと、現時点ではこんな感じになりそうです。
話 : 83%
書 : 5%
聴 : 10%
読 : 2%
若干変わりましたが、基本的には話すことしかしていません。
「書く」は、時々ドライバーにテキストメッセージを打つ時だけですし、「読む」は街中の広告やレストランでとかだけ (仕事メールはスルーしてます)。
で、「話す」についてですが、半年前と比べてグググっと成長しています。自分でも確かに感じます。
スピーキングスキルが上がったっていうのを客観的な数値で示すのは難しいのですが、なんと言いますか、どんな会話だとしても何かしらのキャッチボールができるようにはなりました。
では具体的に何が変わったかというと、やはり単語量が増えましたね。
英語・英会話にも通じると思いますが、単語量が増えると一気に成長を感じることができます。
この波に乗ると、純粋に話をするのが楽しくなるんですよね。
英語は既に普通に話せるようになっていますし、新たに感動を得ることって難しいので、この感覚は非常に新鮮でした。
そして、純粋に異国の地でローカルの人とローカル言語でコミュニケーションをとることに感動を覚える。
このレベルに達するのに1年5ヶ月という年月を要したわけですが、長かったのか短かったのかはなんとも言えません。
インドネシアで働く日本人の多くは、語学学校に行ったりプライベートレッスンを受けていたりしていますので、もしかしたらそちらの人達の方が上達は早いかもしれませんし。
ただ、「学校禁止・プライベートレッスン禁止」のスタンスは死んでも崩しません。
3年くらい経った時の自分に期待したいと思います。
ちなみに私は、インドネシア語で最もポピュラーと言われている表現、「テレマカシ (ありがとう)」のスペルを未だに知りません。
語学の成長ステップはLevel 10くらいまでいくと、Level 20までの道のりが容易になる
それと感じたのは、Level 1から Level 2、そしてLevel 5くらいまでに上がるのは本当に大変でしたが、Level 10から一つずつ上がっていくのは驚くほど簡単になるということ。
英語でも同じですが、ある程度文法や使い方を覚えると応用が効くようになるじゃないですか。
基本的なことですが語学においてパターンを覚えることは上達への一歩だと感じました。
「助詞は動詞の前につけて使う」
なんて本当に普通のことなんですが、こういうパターン・ルールの応用をできる人の方が語学の上達は早い気がします。
上記は英語・インドネシア語で共通ですが、異なる点として例えば、
「形容詞は名詞の後ろにおいて修飾する」
というのがインドネシア語にはあります (英語にも若干ありますが)。
まあこれについても本で読んだとかではなくて、周りの人が使っているのを聞いて、「恐らくそうであろう」くらいの理解なんですけど。
このような「恐らくこういった使い方なんだろう」といった理解の積み重ね、そしてトライアンドエラーの結果、どんどんインドネシア語が出てくるようになってきました。
そしてそんな「不確かな自己学習」をするに連れ、ふと感じたことが。
「語学習得はその人のセンスによるところが大きいのでは・・・?」
その理由を明示することは今のところできないのですがね。
本当になんとなくです。
日本でいくら英語を勉強しても一向に上達しない人が大勢いますよね。
それって勉強方法とか使用教材とかが理由ではなくて、センスがないだけなのでは・・・?と。
「英語 + α」を意識する
「キャリアアップのために、英語 +αを勉強した方がいいよ!」なんて言われていたのはいつの時代でしょうか。
2005年〜2010年くらいは「英語 + 中国語を学ぶべし!」みたいなことが騒がれていたと記憶しています。
少なくとも私は「キャリアアップ」という言葉に対して何も感じない体になってしまいました。
もはやキャリアアップ云々はどうでもいいです。
ですが、英語を上達するにあたり、英語以外の言語を意識するというのは非常に有益なのではないかとも感じます。
以前にこんな記事を書きましたが、日本人にとってはコンプレックスを抱える英語も、その他言語と比べた瞬間、本当に簡単だと感じるんですよ。
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ですので、「英語以外の語学にも手を付けよ」とかいうわけではなく、他の言語がどんな風に使われているかくらい興味を持ってみるのもいいのではないかと思うのです。
具体的にはNHKのテレビ講座を観るとか、ラジオ講座を聴くとか。
毎日・毎週視聴するとかいうわけではなく、暇な時にぼーっと見てみるだけ。
で、どんな単語が使われていて、どんな文法で成り立っていて、どんな発音で使われているのかなどを意識する。
これだけで英語に対する距離感がグッと近くなる気がします。
少なくとも私はインドネシア語に触れることによって、英語との距離が日本語とのそれに確実に近くなっています。
やや具体性に欠け、若干ふわふわしたような記事になってしまいましたが、現時点での私の中の素直な気持ちを書いてみました。