TOEIC L&R の勉強における「弱点分析方法」を纏めました。
前回の記事にまとめきれませんで、これで完結編としたいと思います。
分析カテゴリー
04. 情報処理能力が不足していた/先読みできなかった
全てのパートに当てはまる不正解の理由です。
リスニングパートに限定すると「先読み出来なかった」と言う要素も入ると思います。つまり、TOEIC の問題、及び設問・選択肢の中の情報を全て頭の中で咀嚼出来ず、正しく頭の中で整理が出来なかったが故に不正解となってしまったパターンです。
こういった情報処理能力に関しては以下の記事でも詳しく述べていますが、いかんせん「基本的なビジネス用語」を知っている人の方が断然有利です。
⇒ 「ビジネス知識」を身に付けることが TOEIC(R) スコアアップに繋がるか?
⇒ 「英語の情報処理能力が低い」と悩んでいる人へのおすすめ勉強法
ただ、TOEIC L&R では知らない人でも正確に情報を知ることが出来るようにきちんとそれに見合った説明があります。ですから、基本的にはビジネス用語を学ばないということではありません。
しかし、様々なビジネス用語を読み・理解し、頭の中で整理を都度するよりは、予め知っている人の方がその情報処理能力は早いことは間違いないでしょう。
同じように、先読みも「事前に話題になっている業界・職種に関する基礎知識」があった方が理解度は深くなるに決まっています。
4つ目の不正解の理由にカテゴライズしたものの、これが原因で不正解を選んでしまっている人は結構多いと思われます。
05. 英文法を知らなかった/文章を理解できなかった
全てのパートに当てはまる不正解の理由です。
ここまでくると説明もいらないでしょう。
パート 5, パート6 のように、直接的に不正解となるパターンもありますが、文法を理解していない結果、何を言っているか分からず不正解になったというパート 1 ~ パート 4 のパターンもある筈です。
単語の意味さえ押さえておけば多少なりとも文法は無視することが出来ますが、「否定・肯定の識別」のように、正解・不正解に直接関わってくる文法要素も登場します。
06. ケアレスミスをした/勘でマークしてしまった
全てのパートに当てはまる不正解の理由です。
模擬試験を2回連続で行ったりすると、一つ目の解答根拠を忘れてしまっていたりすることがあります。そんな時に「ただのケアレスミスだった」ってことはよくあることです。
まぁこれまでの5つの不正解理由のどれにも該当しない不正解の場合は大抵ケアレスミス、若しくは「そもそのカンでマークした」ってことが多いです。
ヤマ勘でマークをしてしまうのは論外です。その人は一生スコアは伸びないでしょう。
07. 時間が足りなかった/時間配分を間違えてしまった
パート 7 に当てはまる不正解の理由です。
ヤマ勘でも何でもなく、単純に時間が足りなくなり不正解だったと言うパターンです。
こうやってカテゴライズするのもどうかと思いますが、依然としてTOEICを時間内に終わらせることに四苦八苦されている人も大勢いますので、きちんとカテゴリー化しておきましょう。
こういった人達の解決策はシンプルですね。時間配分を見直し、トレーニングすると言うことに尽きます。
さぁさぁ、2回に渡って、「自分の弱点・弱み・頻繁に間違う箇所」の分析をして参りました。以前にも申し上げましたが、更なる細分化をしようと思えば出来ると思いますが、先ずはこの7つのカテゴリーに分類することをおすすめします。
分類した後にすることは至ってシンプルです。「どうやったらその理由・原因を排除し、正答を導く為のトレーニングを行う」ですね。
と言うことで、先ずは模擬試験の活用から始めましょう。
私のおすすめは以下の2冊です。