「身近な内容からビジネスまで」を問題内容に取り入れているTOEIC L&R ですが、 純粋に英語の勉強をするに加えて、ビジネス知識を身に付けることもスコアアップに直結するのでしょうか?
ビジネス知識?
そもそもTOEIC L&R で言う「ビジネス」って結構曖昧な言葉です。
様々な業界があるビジネス界ですが、決してどれにも特化しておらず、非常に薄っぺら~いところ (= 会議・面接・契約・広告・・・など)にしか触れていない気がします。
従いまして、「建設業界に関する知識を勉強すれば、TOEIC L&R では有利!」ってこともないですし、「営業職に関連する知識があれば完璧!」ってこともないので、イマイチ掴み所のない言葉に聞こえちゃいます。
まぁ逆に言えば、今現在、ビジネス (= 「オフィスで働く人」的な意味) に携わってない人でも、比較的汎用性のある知識だけあれば TOEIC L&R では役に立つ、ってことでもあるんですけどね。
だから この話題って今日まであんまり聞かないんだと思います。
あなたの周りでいます?
「来月 TOEIC L&Rを受験するから、今基本的なビジネスを勉強してるんだ」って。
まぁいないでしょうね(笑)
いずれにせよ、TOEIC L&R の言う「ビジネス」は、超一般的なビジネス知識であり、ビジネス専門用語は ほぼ出題されません。
結局はこれが理由で「TOEIC L&R を勉強してもビジネスでは活かすことが出来ない」って言われちゃってるんですけどね~。
あー、どうしたものか。
結論
色々と御託を並べましたが、私はビジネス知識があった人の方がTOEIC L&R においては有利であると断言します。
理由は、TOEIC L&R 全般に必要とされるスキル、妄想力・想像力に大きく影響するからです。
極端な例を言いますと、「東大で一番頭が良い人」と「倒産寸前の企業で働いている人」が同じTOEIC L&R を受けたとしても、後者の方が妄想力・想像力は高いはずですので、スコアも優ることが予想出来ます (基本的な英語力は除外した場合)。
もう一つの理由は、英単語・表現を耳にした時に 頭の中で自然にすんなりと入ってくるようになるからです。
例えば “reimburse expenses” という単語がパート 7 で登場したとして、普段から経費の話や、交通費精算の話を (日本語と言えども) している人にとっては、
「あーはいはい、経費の払い戻しね」
くらいにサラッと頭の中で解釈が出来ると思いますが、あまり馴染みのない人にとっては
「えっと、”reimburse” が『返金する』で、”expenses” は『経費』だから、『経費返金』か・・・。」
ってな具合に頭の中の処理速度がだいぶ遅くなってしまいます。
というか「経費返金」ってのは変な解釈ですし、恐らくこの人は意味を理解できていません。
これは大きな違いだと思うんですよね。
挙げたらキリがありませんが、様々なビジネスシーンの基本知識を持っていると、一つの出来ごとの解釈に幅を持たせることが出来ますので、その時点でTOEIC L&R を受験する上では やっぱり有利になるんだと思います。
おすすめビジネス書
では、ビジネス知識が無い人はどうやって知識をつけたら宜しいのでしょうか?
手っ取り早いのは「企業・団体に就職する」ことだと思いますが、そうもいかない人の方が多いと思いますので、これはビジネス書・自己啓発書を読むことをお薦めしたいと思います。
おすすめ雑誌は 日経ビジネス Associe (アソシエ) ですかね。社会人1年生~5年生くらいが読むような雑誌です。毎号必ず特集が組まれており、昨今のビジネス事情に関して情報を得ることが出来ます。
尚、読む時の言語は英語で無くて日本語で問題無いと思います。
おすすめアプリ
同様にビジネス知識を身に付けるにあたり、こちらのスマホアプリも大変有効になると思います。
私の使用した体験談 ⇒ スマホアプリ「オフィス会話表現 – 起きてから寝るまで英語表現」