「ユ・スヨンのブレークスルー990 TOEIC® TEST 文法 必殺解答ルール292」の感想・レビュー ①

「ユ・スヨンのブレークスルー990 TOEIC® TEST 文法 必殺解答ルール292」の感想・レビュー ①

TOEIC L&R リーディングのスコアアップを達成すべく、新たに TOEIC L&R Part 5, Part 6 対策・攻略用の教材を購入しました。

実際に使ってみましたので、私の感想・レビュー・評価を合計3回の記事にまとめたいと思います。


「ユ・スヨンのブレークスルー990 TOEIC® TEST 文法 必殺解答ルール292」の概要

先ず最初に、新たにTOEIC L&R 対策・攻略用として購入した「ユ・スヨンのブレークスルー990 TOEIC TEST 文法 必殺解答ルール 292」の概要をご紹介します。

この「ユ・スヨン」という人のことを初めて知る人も大勢いらっしゃると思います (私もつい最近まで存じ上げませんでした) ので、取り敢えず 大枠を掴むこととしましょう。

名  称: ユ・スヨンのブレークスルー990 TOEIC TEST 文法 必殺解答ルール 292

媒  体: 単行本 (ソフトカバー)

サ  イ  ズ: 21.2 cm x 15.2 cm x 2.8 cm (A5判)

付  属  品: なし

著  者: ユ・スヨン (Yoo, Su-Youn)

発  売  日: 2013/12/12

出  版  元: スリーエーネットワーク

価  格: JPY 1,944.- (税込)

ページ数: 575 Page

内  容: TOEIC L&R のPart 5とPart 6に出る文法問題をスラスラ解くための「公式」を,

     「292の必殺解答ルール」として公開!

       (中略)

本書は、前半が534問のドリル、後半が各問題を解くための

「必殺解答ルール」のレクチャーという構成です。

多くの問題を解きながら、「必殺解答ルール」,すなわち文法問題を

解くための292種類のスキルが自然と身に付くようにまとめられています。

対象:800点突破,もしくはリーディングの文法問題で満点を目指す学習者。

(出版元から引用)

立ち読み: 不可

視  聴: 不可

はい、こんなところです。

TOEIC L&Rリーディングを解くコツ・解答アプローチに関する参考書と言いつつも、パート7は含まれていません。

但し、本教材は、文法教材・参考書として捉えることも可能だと考えておりますので、パート7の問題集とは言えませんが、十分にパート7に活用することが出来ると思います。

 

尚、今回、私がこの参考書を購入した理由は以下の通りです。

(1) 私のリーディングのスコアがリスニングより低いので、リーディング攻略教材を探していた為。

(2) 韓国 TOEIC の世界に触れてみたいと思った為。(イ イクフン本は既にレビュー済みです)

(3) 「必殺解答ルール」という響きに引かれた為。

(4) 一瞬、表紙のユ・スヨン氏を見てかわいいと思った為 。

(1) 基本はこれです。目指せ495点という意気込みです。

(2) 今のところ、カンニングをする国というイメージしかありませんが。

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2013.12.14

(3) まさか TOEIC L&Rの世界に「必殺」という言葉が登場するとは思いませんでした (笑)

原作のタイトルは不明ですが、恐らく「必殺」なんて表現ではないでしょう。

(4) ユ・スヨン氏の顔はあれですね、そのー、よくよく見ると、色々されていますね。

まぁね、韓国人にとっては普通ですからね。

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「ユ・スヨンのブレークスルー990 TOEIC® TEST 文法 必殺解答ルール292」の目次

それでは、「ユ・スヨンのブレークスルー990 TOEIC TEST 文法 必殺解答ルール 292」の目次を見ていきましょう。

出版元・著者自身が語る商品説明はやや偏重気味になるところがありますが、目次はそのものを表せますから非常に大事です。

解答力 養成ドリル 文法

Unit 1  接続詞

Unit 2  前置詞

Unit 3  関係詞

Unit 4  動詞

Unit 5  準動詞

Unit 6  分詞

Unit 7  名詞

Unit 8  代名詞

Unit 9  形容詞

Unit 10  副詞

Unit 11  比較

Unit 12  仮定法

Unit 13  Part 6

(引用元) ユ・スヨンのブレークスルー990 TOEIC TEST 文法 必殺解答ルール 292

・・・。驚くほどシンプルな目次です。

これだけですと、ただの文法教材にしか見えませんね。

しかし、上記の目次の次に以下のような記述が加えられています。

 

TOEICに出る問題はパターンが決まっています。模試や問題集で多くの問題に触れることももちろん大事です。しかし、「出題されるパターン」を知ることにより、普段の学習で実力を高め、本試験で余裕を持って解答することができます。「ドリル編」では、「解答力養成」を目指し、典型的な問題を集中的に解いていきます。

(引用元) ユ・スヨンのブレークスルー990 TOEIC TEST 文法 必殺解答ルール 292

 

つまり、上記の目次にある品詞に対して、出題されるパターンを知る為の問題が用意されており、それらを解き重ねることで解答力を身につける、ということが本参考書の目的ということになります。

そして、ドリル編と同時並行的に使うべきが以下の「解答ルール編」です。

では、「解答ルール編」の目次もご紹介します。

 
必殺解答ルール レクチャー292

接続詞

前置詞

関係詞

動詞

準動詞

分詞

名詞

代名詞

形容詞

副詞

比較

仮定法

Part 6

(引用元) ユ・スヨンのブレークスルー990 TOEIC TEST 文法 必殺解答ルール 292

・・・こちらもシンプル過ぎて、わざわざ紹介するまでもないレベルです。

ただ、この教材を知らない人、買おうかどうか迷っている人、TOEIC リーディングの勉強方法で悩んでいる人、パート5、パート6の点数が上がらない人にとっては、必要な情報になり得ますのでしっかりと引用しますよ。

こちらも「ドリル編」同様に、以下の記述があります。

 

292個の「必殺解答のルール」、すなわち Part 5 , 6 の文法問題を解くための292種類のスキルがまとめられています。どのように問題にアプローチすべきかを丁寧に解説した「必殺解答のルール」を知っていれば、英語力や知識だけで各パートの問題を解くことはなくなり、正解率もアップします。

(引用元) ユ・スヨンのブレークスルー990 TOEIC TEST 文法 必殺解答ルール 292

 

この教材を使ったことが無い人が上記の文章を読むと少し勘違いをしてしまう可能性があると思いますので、補足を。

ドリル編には解答・解説がついています。

従いまして、基本的にはドリル編だけでもTOEIC リーディング対策の勉強を完結することは可能です。

 

ただ、それに加えて、TOEIC 独特のテクニック解答アプローチが別のページに「必殺解答のルール」として収録されているということです。

で、そのルールが 292個 あるんです。

 

驚愕の数字ですね。中には画期的な裏技的な要素も含まれています。

本教材の総ページ数が575 ページもあるのは、この補足が満載だからです。

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「ユ・スヨンのブレークスルー990 TOEIC® TEST 文法 必殺解答ルール292」で できること / できないこと

初めて「ユ・スヨンのブレークスルー990 TOEIC TEST 文法 必殺解答ルール 292」を知った人には、この参考書を使って具体的に何が出来るかが気になるところだと思います。

取り敢えず、私なりの定義で出来ること出来ないことを整理したいと思います。

手っ取り早く内容を知りたいという人は以下をご参照下さい。

 

<「ユ・スヨンのブレークスルー990 TOEIC® TEST 文法 必殺解答ルール292」で できること>

  • Part 5 の演習問題を「大量」に解ける。
  • 英文法を「文法本並み」に理解出来る。
  • Part 5 の解答スピードを上げることが出来る。
  • Part 6 の演習問題も少し解ける。
  • TOEIC リーディングの解答アプローチを知ることが出来る。
  • 「ドリル編」は1ページに3問のみである為、すき間時間を使って勉強出来る。

 

<「ユ・スヨンのブレークスルー990 TOEIC® TEST 文法 必殺解答ルール292」で できないこと>

  • TOEIC L&R 本番での Part 5 の問題数 (= 40問) を1セットとして解くことが出来ない。
  • 品詞別に問題が組まれている為、ランダムで問題を解くことが出来ない。
  • 分厚すぎるので、通勤時間に気軽に勉強することが出来ない

 

はい、上記のような感じです。

ちなみに、 本参考書には 解答用マークシートは付属されています。

しかし、私は使用していません。その辺は次回以降の記事にてご説明したいと思います。