「公式TOEIC Listening & Reading 問題集2」の感想・レビュー ①

「公式TOEIC Listening & Reading 問題集2」の感想・レビュー ①

新たなTOEIC公式本が発売しましたので早速Amazon Globalで取り寄せました。

タイトルは「公式TOEIC Listening & Reading 問題集2」です。

 

使ってみた感想・レビューを残しておこうと思います。全3回の記事とします。

「公式TOEIC Listening & Reading 問題集2」の感想・レビュー ① (この記事)

「公式TOEIC Listening & Reading 問題集2」の感想・レビュー ②

「公式TOEIC Listening & Reading 問題集2」の感想・レビュー ③

「公式TOEIC Listening & Reading 問題集2」の概要

ではでは、最初に「公式TOEIC Listening & Reading 問題集2」の概要をみていきましょう。

この問題集は以下のようまとめることができます。

 

名  称: 公式 TOEIC Listening & Reading 問題集2

媒  体: 書籍 (問題集)

サ  イ  ズ: 縦 29.7 cm x 横 21 cm x 厚 2 cm (従来の公式本と同じ)

付  属  品:音声CD x 2枚

発  売  日: 2017年2月17日

出  版  元: 一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会

価  格 : JPY 2,800円 + tax

ページ数: 303 page (= 問題冊子 112 page + 解答・解説冊子 191 page [HPには192とあるが、実際には191])

問 題 数:合計429問 (模擬試験 200問 x 2回分 + サンプル問題29問)

対 象 者:スコア不問で、これからTOEICを受験しようとしている人全員

目標レベル:600〜730点 (900点オーバーとはいかないと思いますが、使い方によって異なります)

内  容: TOEIC Listening & Reading Test(以下: TOEIC L&R)の開発・制作元であるEducational Testing Service(ETS)が、本番のTOEIC L&Rの制作と同じプロセスで書き下ろした、練習テストを2回分(計400問)収載しています。リスニング音声も本番と同じ公式スピーカー*が担当しています。本番のテストと同じクオリティーの教材なので、TOEIC L&Rの受験準備に最適です。(公式HPより)

立ち読み: 不可

視  聴: 不可

 

はい、以上のとおりです。

「公式TOEIC Listening & Reading 問題集1」と基本的には変わりません。

 

同書は2016年10月に発売され、こちらは2017年2月の発売。

インターバルとしては4ヶ月しかありませんので、こちらの方が新しいとかそういう議論にはなり得ない気がします。

 

が、TOEIC受検者としてはこの4ヶ月を大きいと捉え、「公式TOEIC Listening & Reading 問題集2」の方を優先的に使うべきでしょう。

なんの根拠もありませんが、ETS作成の問題集となると1日でも新しく出版された参考書・問題集を使った方がおり実践に近い感があるような気がします。

当然、問題集3が販売されたら、そちらを使った方が良いということになります。

 

 

「公式TOEIC Listening & Reading 問題集2」の目次

そして次に、「公式TOEIC Listening & Reading 問題集2」の目次をみていきましょう。

 

はじめに

TOEIC Listning & Reading Testについて

本書の構成と使い方

サンプル問題

Part 1 写真描写問題

Part 2 応答問題

Part 3 会話問題

Part 4 説明文問題

Part 5 短文穴埋め問題

Part 6 長文穴埋め問題

Part 7 読解問題

採点・結果について

TOEIC Listening & Reading 公開テストのお申し込み・お問い合わせ

TEST 1 

TEST 2

 

上記のとおりです。

別冊の解答・解説冊子には当然、Part 1 から Part 7までの解答が順次記載されています。

 

中には、初めてTOEIC公式本を見る人もいると思いますので念のためご説明しておきますが、解答テクニックやコツなどを記載した「攻略本」ではありません。

本書はあくまでも問題集です。

 

解答・解説の詳細については次の記事書きますが、問題への解答・解説を純粋にしているだけです。

「この手の問題はTOEIC頻出だから憶えておけ!」とかそういうのはありません。

逆に言えば、ETS作成の問題ですので全てが頻出であると言えます。

 

初めてTOEICを受験するという人は、「どの教材を使ったらよい?」と周囲に尋ね、帰ってくる答えの9割は「公式本」だと思います。

しかし、TOEICを初めて受験する人の多くが、「英語試験に馴染みのない人」であるため、ただ漠然と公式本を解いてみても、結局内容が全く分からず、一度解いて終了してしまうというケースが多々あるように思えます。

そういった「英語試験初心者」はひょっとしたら、公式本からスタートするのではなく民間本に代表される攻略系・Part別参考書を手にするのがいいかもしれません。

 

 

「公式TOEIC Listening & Reading 問題集2」でできること・できないこと

さて、本記事の最後に「公式TOEIC Listening & Reading 問題集2」でできることとできないことについてまとめてみたいと思います。

 

<「公式TOEIC Listening & Reading 問題集2」でできること>

・ 2016年5月に一部変更された新形式問題を解くことができる

・ リスニング音声は本番と同じ公式スピーカーであるため本番への耳慣らしができる。

・ 正答・誤答の解説をが掲載されているため、不正解の根拠を知ることができる (出る模試ではできない)

・ 複数回使うことで、自分の弱み・弱点を浮き彫りにすることができる。

  <関連記事> TOEIC (R)自分の弱点分析方法 (1)

・ 最新のTOEIC出題傾向を知ることができる。

 

はい、こんなところです。

ポイントは既出のとおり、本番に限りなく近い問題集であるということです。

また、これも繰り返しですが問題集であるだけに、その使い方が問われます。

ただ問題を解いて答え合わせを行うだけの人と、この問題集を巧みに使って自分の弱点を克服する人と。

 

それでは次に「公式TOEIC Listening & Reading 問題集2」ではできないことについてまとめてみます。

<「公式TOEIC Listening & Reading 問題集2」でできないこと>

・ 「頻出単語」や「頻出熟語」などを知ることはできない (問題中に登場した単熟語の簡単な解説は記載有り)。

・ TOEICで必要最低限要求される「英文法の基礎」たるものを学習することはできない。

・ 英語の発音を勉強・トレーニングすることはできない。

・ 「ビジネス英語を勉強しよう!」を漠然な目標を立てている人に100%見合う勉強をすることはできない。

 

はい、まぁこんなところでしょう。

いずれも既にTOEICという英語試験を知っている人にとっては普通のことかも知れませんが、TOEIC初心者には想像と異なるところもあるかと思います。

 

TOEIC = ビジネス英語の試験、と認識している人も多いですが、個人的には30%くらいしかビジネス英語に該当していないと思います。

TOEFLと比較する場合であれば、TOEFL = 学術的な英語試験、TOEIC = ビジネス的な英語試験、と言えるかもしれませんが。

 

 

ということで、「公式TOEIC Listening & Reading 問題集2」について好き勝手なことを言ってきました。

次の記事では、使い方・解答解説の質などについて書いていきたいと思います。

 

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