「TOEICのスコアは英検何級に相当するか?」といった議論がしばしばあります。
それぞれの試験を管理している組織が異なりますので、正式な換算表は存在しないと思いますが、タイトルにある4つの試験を全て受験したことがある私なりに、「こんな感じでしょ」っていう換算リストを作成してみました。
Koの独断・感覚による換算表
私の考える換算表は以下の通りです。
異論・反論ある人もいらっしゃる思いますが、正直私の中でも微妙と感じるところはあります。特にTOEICのレンジの広さをどう換算するかが難しいですな。
例えば TOEIC 900点とTOEIC 990点ってかなりの差が有る筈なんです。
ですが、その差っていわゆる「英語的な問題の難易度が違う」といった感じでなく、「如何にケアレスミスを無くせるか」とか「集中力を持続させることが出来るか」とか、そういった要素が多分にあると思うんですよね。
一方で、TOEFLにそういった要素があるかと言うと、無いってことは有り得ませんが、限りなく1点の重みはTOEICとは違うんです。
従いまして、あくまでもこのリストは目安ですね。目安。
TOEIC 900点を持っているからって、英検1級相当の力があるとは思えませんし、英検1級を持っているからと言って、TOEICで満点を取れるってことでもないでしょうし。
恐らくTOEFL (iBT)の120点が最強に難しい
同じような英語試験を並べたつもりですが、やはりそれぞれの難易度ってかなり違う印象です。
私はどれも受験経験がありますが、やはりTOEFLはずば抜けて難しかったです。
数えたこと無いですけど、私は10回くらい受験しました。大学2年生~3年生の期間にです。
当時は実家の相模原から新横浜のテストセンターまで受験しに行き、毎回目標スコアに達することが出来ず落ち込みながら帰宅していたことを覚えています。
受験時間も4時間半と大変長丁場でした。(ですので、TOEICの2時間って正直早いと感じるんですよね) 途中休憩はありますけども。
それと国連英検は「英語 + α」の部分がスコアを占める割合の多くを取りますので、単純に英語力があっても通じません。
TOEFLと国連英検に限っては、「(言語としての) 英語で受験する専門知識を要するテスト」って感じかと。従って、英語ネイティブとかは関係ないと思います。
この試験で120点 (満点)を取る人は英語を極めたと言うより、専門知識を極めたってところですかね。
ライティングとスピーキングが無いのはTOEICだけ
お気づきかも知れませんが、TOEICだけライティング・スピーキングの要素がありません。
その他の英語試験は全てに満遍なくそれらの要素が盛り込まれています。
今後はこのリストの中にTOEIC SW が盛り込まれるのかも知れませんが、そのおかげで(?) TOEICは日本国内で最人気の英語試験の地位を築いていますもんね。
そう考えると、そもそもこういった換算表にTOEIC (L・R) を含めること自体どうなのかなと考えるようになってきました。
ただ、全てのテストを同じ要素を測る試験に統一することは 逆に各々の試験の良さを消してしまうことになりかねませんので、これはこれで重んじる点として捉え、自分の目的に見合った英語試験を受験することが理想だと思います。