発音教材を使ってみた感想を記事に纏めました。
全4回の記事の最後の記事です。
- 「ペラペラ英会話マスターの法則2.0」の特徴・購入した理由
- 「ペラペラ英会話マスターの法則2.0」を使ってみた感想・レビュー①
- 「ペラペラ英会話マスターの法則2.0」を使ってみた感想・レビュー②
- 「ペラペラ英会話マスターの法則2.0」を97日間使ってみた結果 (この記事)
大学のゼミの後輩君に約3ヶ月間使って貰いました
一つ前の記事に書いた通り、この教材の効果を確かめるべく、3ヶ月間継続して使用して貰いました。
通常は有料である教材を私がタダで上げたもんですから、「絶対頑張ります!」なんてテンション上がっていましたが、先日 直接彼に会いまして この3ヶ月間の様子を聞いてみました。
(Ko)「どうだった? 続けられた?」
(後輩) 「すみません・・・、何日か勉強できなかった日もありました」
(Ko) 「まぁよいよ。でも何とか3ヶ月間やってきたんだ?」
(後輩) 「はい。簿記の試験もあったんですけど、英語はこの教材をずっと使い続けました」
(Ko) 「勉強している感はあった?」
(後輩) 「あんまり無かったです。主に 同じ洋楽を聴き続けるのと、同じ映画を見続けるだけしたので」
(Ko) 「それは苦痛だった?」
(後輩) 「苦痛とまではいかないんですけど、途中で飽きてしまっている自分もいました」
(Ko) 「なーるほど。でも、逆に言えば『飽きるくらい同じフレーズを聴いた』ってことでもあるもんね?」
(後輩) 「はい、フレーズの殆どは頭の中に入ってます。発音も意識が変わりました」
・・・といった様子でした。
やっぱり3ヶ月といえども続けるのは難しいですよね。
それでも彼は何とか挫折せずに頑張ってこれたようです (数回サボっていますが)。
効果検証
さて、気になる効果を確かめるべく、簡単な英会話を始めました。
内容は「将来、どんな仕事をしたいか」みたいなことを軸に、自分はどんな性格で何が好きで、何に興味があるか~とか、本当に簡単な英会話です。
で、私が出した答えは・・・、
結論 : 効果有り
えーーっとですね、音声ファイルとかに録音はしていませんでしたので、彼の発音をお聞かせすることは出来ないのですが、気持ち悪いくらいに「ネイティブ」っぽくなっていました (笑)
何て言うんですかねー?
決して「日本語英語」ではなく、「流暢な感じにしようとしている感」がある英語でしたね。
会話のスピードは速くなく、ポンポンと話が出来るレベルには程遠いのですが、一つ一つの単語に対する発音の意識が物凄く高かったです。
あと、彼の態度が全然変わっていました。3ヶ月前はちょっとキョドりながら自信なさげな感じで英語を発していたんですが、そんな様子は微塵も無く、手振りも交えて自信満々に口を動かしながら英会話を繰り広げていたんです。
発音よりもこっちにびっくりしちゃいました。
この教材には、テクニック的なことだけでなく、マインド的な要素もたっぷりと盛り込まれていますので、良い具合に影響を受けたんでしょう。
最初にご紹介した通り、「ペラペラ」には決してなり得ませんが、英会話に必要なスキルと言いますか、態度みたいなものは確りと身に付いているように見えました。
発音から入ると世界が違う
今回、この教材を通じて「これから英語を勉強しようとしている」人に英語学習をして貰いましたが、その入り口が何の学習かで、その先の学習にも大きな影響を与えると思っています。
つまり、最初にTOEIC L&R の勉強をする人は、当然リスニングとリーディングを勉強し、それらが下地になりますよね。
一方で、TOEIC S&Wを最初に勉強し始める人は、スピーキングとライティングが下地になるわけです。
無論、日本の義務教育では英語学習が含まれていますので、純粋に「最初の英語学習」とは言えないのですが、まぁ、大学生くらいになると 英語学習自体しなくなる人も大勢いると思いますので、そういった人たちを対象にした場合・・・ということです。
ここからは私の憶測ですが、発音基礎を押さえた上で、TOEIC (L / R / S / W) や仕事で使うビジネス英語を勉強する人の方が、より楽に英語力を身に付けれるような気がします。
・・・根拠? 無いです (笑)
強いて言えば、「日本語英語で暗記しない癖をつけれるから」ってところでしょうかね。
TOEIC L&R でも英検でもBiz 英語でも、新しい単熟語 (例:requitrment) に出会えば、それを暗記しなくてはなりません。
その際に、”リクワイアメント” とインプットするのではなく、”ゥリクワィヤマンッ” みたいに、「ネイティブ英語」に直結して暗記できるメリットがあるじゃないですか。
・・・これですかね、発音を事前に学習しておくメリット。