相変わらずインドネシアで旧形式TOEIC L&Rを受験している私ですが、公式問題集の最新版「公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 4」が発売されましたので、日本から取り寄せてみました。
実際に使ってみた感想・レビューをシェアしたいと思います。
- 「公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 4」の感想・レビュー ①
- 「公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 4」の感想・レビュー ② (この記事)
- 「公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 4」の感想・レビュー ③
「公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 4」の使い方
「公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 4」の使い方ですが、従来の公式本と変わらないと思います。
理想はコレでしょう。
No. 1〜200まで一気に解いて、一気に答え合わせを行う。
時間にして、3時間から4時間くらいはかかるのではないでしょうか?
できないことはないと思いますが、普段働いている社会人にとっては非常にキツイです。
週休二日とすると、48時間は自由に使えそうなものですが、疲労が溜まっていたり、他にしたいことがあったりと、TOEICだけに時間を費やすことができる人はそうそういないでしょう。
「そんなの皆同じだ。黙ってやれ」
と言う人もいるでしょうが、個人的にはスキマ時間を使い、答え合わせをしながら少しずつ進めることで問題ないと思っています。
例えば、以下のような感じで。
- 月曜日の朝 :Part 1を解く (5分)
- 月曜日のランチ :Part 1の答え合わせ (10分)
- 火曜日の帰宅後 :Part 2とPart 3 の半分を解く (1時間)
- 水曜日のランチ :Part 2の答え合わせ (30分)
- 木曜日の朝 :Part 3の半分を解く (150分)
- 木曜日の帰宅後 :Part 3の答え合わせ (30分)
どうでしょう?このペースなら比較的簡単にできるのではないでしょうか?
公式問題集なので「通しで解かなくてはならない」と考えがちですが、既にTOEIC L&Rを複数回受験したことがある人だったり、年間で5回以上TOEIC L&Rを受験している人にとっては、通しで解く必要はもはやないと思います。
と言いつつも、私は週末にある程度まとめて使っていますが。
昨日から母がジャカルタに遊びに来ていますが12/18(火)の公開テストに備えてPart 5を勉強しています。お供はシャトレーゼの苺大福と日本のネスカフェゴールドブレンド。
勉強!勉強!勉強! pic.twitter.com/WxtYrYb8UX
— 外資系営業マン Ko (@KoTOEIC) 2018年12月8日
普段から持ち歩いて使うには、やっぱりサイズが大きいんです。
コンパクト版の出版を切に願います。
旅行本のコンパクト化が進んでいるので、TOEIC L&R公式問題集もこれに倣ってハンディ版を出版して欲しい。@HUMMER_TOEIC さんも著書で「解答用紙を縮小コピーして電車で使っている」と言っているし、需要はあるはず。 pic.twitter.com/tZKYe1dSpq
— 外資系営業マン Ko (@KoTOEIC) 2018年12月8日
本番と同じサイズというのも大事ですが、user friendlinessも考えて欲しいですね。CASECみたいに。
「公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 4」の難易度
さて、「公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 4」の難易度についてですが、Amazonのレビューを覗いてみると皆こぞって難しいと言っています。
一方、私は比較的簡単だと感じました。
確かに納得がいかない問題もありましたが、それは英語的に難しいというわけではなく、単に不可解なだけ。
Part 2 をディクテ。
全問正解しても文字に起こせない設問は多い。リテンション訓練の意味でも有効な学習法の一つ。それにしても解説を読んでもしっくりこない設問が多い…。「どちらに行くべきか?」で「どちらも参加しました」は過去傾向からすると間違いなく引っ掛け選択肢のような…。 pic.twitter.com/OeCycABmdA
— 外資系営業マン Ko (@KoTOEIC) 2018年11月18日
登場する単語も従来通りですし、目を見張るような引っ掛け問題もなかったと思います。
上記のレビュワーも意図的にネガティブなことを書いているようには見えませんので、私の感覚が世間とズレているだけなのかもしれませんね。
新形式になってからPart 6での取りこぼしが多かったのですが、どちらも満点を取れました。
TEST 1のPart 4で、「オーケストラへの入団面接を受けるチェロ奏者」という稀な状況の設問がありましたが、話している内容は非常に容易なもので困惑するには至りませんでした。
ただ、問題が難しいから使いたくないというのは、こと公式問題集については成立しません。
TOEIC L&R受験者全てが使うべき問題集、それが公式本です。
「公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 4」の解答・解説の質
次に「公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 4」解答・解説の質について感じたこと書いていきます。
「質」とは異なるかもしれませんが、やはり納得しがたい解説がありました。
例えば以下の二つの解説の比較です。
No.88では、”We have three weeks.”を「我々にある時間は3週間のみだ」と、3週間は短いような解説がされています。
一方、その後に出題されるNo.93では、”It took him two days to create it.”を「2日で仕上げた」と2日を速いとする解説がされています。
もちろん、文脈に寄りますし、時間がかかる対象によっても異なります。
前者は「在庫の入れ替えに向けた準備期間」で、後者は「ゲームの製作」です。
- 在庫の入れ替えに向けた準備期間 : 3週間で終わらせるには短い作業
- ゲームの製作 : 2日で終わらせるには速い作業
後者は理解できますし正解もしたのですが、前者は私は(D)と解答しました。
これが”We have only three weeks.”であれば納得できるのですが、個人的には「在庫の入れ替えに向けた準備期間」が3週間もあるのは「安堵感を表現するため」としか受け取れませんでした。
これはもはや解答・解説の質ではなく、問題の質なのかもしれませんが・・・。
といった風に一部の解答・解説には疑問は残りましたが、基本的には懇切丁寧な仕上がりになっています。
初心者の人でも理解しやすい内容になっていますし、レイアウトも抜群に見やすいです。
英語で仕事をしている人が、明日すぐに使えるような単語・熟語の解説もしっかりされています。
さて、次の記事では「公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 4」をオススメな人・オススメでない人などについて感想を書いていきたいと思います。
- 「公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 4」の感想・レビュー ①
- 「公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 4」の感想・レビュー ② (この記事)
- 「公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 4」の感想・レビュー ③