「TOEIC(R) テスト パート7 出るのはこれ!」の感想・レビュー ①

「TOEIC(R) テスト パート7 出るのはこれ!」の感想・レビュー ①

TOEIC 対策の教材として「TOEIC(R) テスト パート7 出るのはこれ!」を購入致しました。

実際に使用してみた感想・評価・評判を3回の記事にまとめてみます。


「TOEIC(R) テスト パート7 出るのはこれ!」の概要

先ずは教材の概要を確認しましょう。以下のように要約出来ると思います。

名  称: TOEIC(R)テスト パート 7 出るのはこれ!

媒  体: 単行本 (ソフトカバー。問題・解答の取り外し不可)

サ  イ  ズ: 20.8 cm x 15 cm x 1.8 cm (A5判)

付  属  品: なし

著  者: 中村澄子

発  売  日: 2014/04/01

出  版  元: 講談社

価  格: JPY 1,836.- (税込)

ページ数: 224 Page

内  容: TOEIC Part 7 の読解問題を全問解き切る為の設問と問題文の

正しい読み方 (設問の中のヒント・長文で見るべきポイント等)を学べる教材。

前半で長文問題を解く際の重要なポイントを8項目に分けて解説し、確認のための練習問題付き。

後半では模試形式に見立てた問題をテスト2回分が収録。

立ち読み: 不可

視  聴: 不可

以上のようになります。

教材の外観や構成、その他に至るまで、以前にご紹介しました「TOEIC(R)テスト パート 5, 6 出るのはこれ!」と殆どが同じですね。

こうやって纏めてみて気付きましたが、ページ数も全く同じです。このパート7 の最後部に不自然に広告が多かった理由がようやく理解出来た気がします。

社会人向け TOEIC L&R 600点 対策 おすすめ勉強法 ①

2013.12.21

 

 

「TOEIC(R) テスト パート7 出るのはこれ!」のコンテンツ

さて、続いては 本教材のコンテンツ・目次をご紹介します。

各項目を読むだけではイメージがつきにくいかも知れませんが、TOEIC L&R を一度でも受験したことがある人は恐らく想像がつくと思います。

 第1章 Part 7で出るのはこれ!
0.パート7の対策について
1.主題や目的を問う問題
2.設問からキーワードを拾う
3.NOT問題
4.照合問題
5.同義語問題
6.クロスリファレンス問題
7.ダブルパッセージ問題
8.英文量が増えたパート7の解き方
9.その他の注意点

第2章 練習問題編
練習問題 1-A 主題や目的を問う問題(1)<記事の場合>
練習問題 1-B 主題や目的を問う問題(2)<メールの場合>
練習問題 1-C 主題や目的を問う問題(3)<手紙の場合>
練習問題 2 設問からキーワードを拾う
練習問題 3 NOT問題
練習問題 4-A 照合問題(1)
練習問題 4-B 照合問題(2)
習問題 5 同義語問題
練習問題 6 クロスリファレンス問題、ダブルパッセージ問題

第3章 実践模試編
1.Part 7 実践模試 その1
2.Part 7 実践模試 その2

TOEIC L&R Part 7 に頻繁に出題される要素が盛り込まれていますね。

ただ、全てではありません。あくまでも主要箇所を重点的に綴っている印象があります。

【2020年度から激変】英語教育の未来年表 〜今すぐにすべきことは〜

2012.05.01

 

 

「TOEIC(R) テスト パート7 出るのはこれ!>」の使い方

では、あくまでも私の感覚でですが、本教材の実践的な使用方法をご紹介したいと思います。

既に、TOEIC L&R 600点以上を取得していて、リーディングスコアが300点を超えている人は、本教材を単独で使用することが良いと思います。

TOEIC L&R に登場するビジネス単語や基本的な英文法に関して、復習の意味で本教材を使いながら学ぶことが出来ますのでね。

 

上記のコンテンツを見ますと、第1章と第2章にページの多くが割かれている印象を持ちますが、第1章 = P12 〜 P29 、第2章 = P32 〜 P73 ほどしかありません。

一方で、第3章の「実践模試」は P76 〜 P199 と全体の半分以上を占めます。

「その1」、「その2」を 合わせますと全96問の問題が収録されていますので、多くを占めるのは当然ですがね。

 

話を戻しますと、Part 7 の解き方・文法・問題文の読み方などに不安を抱いている人は、第1章を時間をかけて理解することをオススメします。

そして、その理解が正しく自分の中に定着しているか否かを確認する為に、第2章の練習問題編に取り組むというわけです。

一方で、現行 TOEIC L&R スコアが600点以下の方は、TOEICテスト 公式問題で学ぶボキャブラリーなどを使って単語を暗記しながら、本教材を 2ヶ月くらい使用し続ける のが良いと思います。

 

進捗させる量としては、「1項目/日」で十分ですね。

この計算ですと、第1章で要する日数は10日間。第2章は9日間ですね。

一週間のうち5日間を英語学習に割けるとすれば、休日を含めても 3週間でTOEIC Part 7 の基本的なアプローチ方法は身につけることが出来る筈です。

 

そして後半の1ヶ月強で、実践模試編の96問を解くのが良いかと思います。

この教材は96問を2周、若しくは3周くらいするつもりで捉え、最終的には暗記してしまっても良いので、全問正解が出来る状態に仕立てるのが理想ですね。

 

では、現行 TOEIC L&R スコアが800点以上の人に対してはどうでしょうか。

恐らく、第1章と第2章は確認程度で進捗させれば良いかと思います。

寧ろ、TOEIC 800点以上の人が活用すべきは、第3章の「実践模試編」です。

 

詳細は次回以降の記事に書きたいと思いますが、96問の問題を連続して解けるのは、TOEICテスト新公式問題集でも出来ません。

自身が間違えてしまいがちな問題を重点的に勉強し、また、連続して Part 7 を解き続ける体力をつけるトレーニングにもなりますからね。

 

尚、朝晩の通勤時間中に本教材を使用するのはやや難しいと思います。本教材に限らず、TOEIC L&R Part7の勉強をする時には、比較的どっしり落ち着いて取り組める環境が望ましいからです。

さて、具体的な内容の感想・評判に関しては次回以降の記事で触れていきたいと思います。

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