TOEIC L&R リーディングのおススメ問題集である、「TOEIC®テスト公式プラクティス リーディング編」を購入し 使用してみました。
いわゆる「公式本」の最新作で、常に評判の良い教材ではありますが、実際のところはどうなのでしょう。全3回の記事の最後です。
- 「TOEIC®テスト公式プラクティス リーディング編」の感想・レビュー ①
- 「TOEIC®テスト公式プラクティス リーディング編」の感想・レビュー ②
- 「TOEIC®テスト公式プラクティス リーディング編」の感想・レビュー ③ (この記事)
「TOEIC®テスト公式プラクティス リーディング編」をおすすめな人 / おすすめでない人
さて、「TOEIC®テスト公式プラクティス リーディング編」のレビューも終盤に差し掛かってきました。
まず最初に、「TOEIC®テスト公式プラクティス リーディング編」を購入するか・しないかで迷っている人の中で、おすすめな人 (≒ 使うべき人) と、おすすめでない人 (≒ 使うべきでない人) をご紹介します。
おすすめな人
(1) TOEIC L&R 初心者 (= TOEIC L&R 未受験 or 5年間くらい受験から遠ざかっている人)
(2) TOEIC L&R リーディングを基礎から丁寧に勉強したい人 (単熟語・文法含む)
(3) スラッシュリーディングを使ってリーディングを勉強したい人
(4) TOEIC L&R Part 7の基礎的なテクニックを学びたい人
(5) 中学校で習う英文法の基礎を押さえている人。
(6) 毎日30分の勉強時間を机の上で確保出来る人 (カフェ・レストラン可)。
(7) 英文を語順に読んでも意味を理解できない人。
はい、こんなところでしょうかね。
言ってしまえば、「公式本」っていうだけで全てのTOEIC L&R 受験者におすすめではあるのですが、そういったある種の上っ面だけではなく、教材の本質を考えたらこんな人たちにおすすめだという結論に至りました。
色々ありますけど、ポイントは(6) ですかね。
内容が丁寧なだけに、使用する人も落ち着いた環境でじっくりと向きあった方が効果はあるような気がします。
逆に、(1) ~ (5) , (7) を満たしていても、毎日あくせく働いて、まとまった時間もなくドタバタしている人であれば、あまり効果は期待できないかもしれません。
ちなみに、(5) に関しましては、以下の記事もあわせて参照下さい。
さて次は、反対に「TOEIC®テスト公式プラクティス リーディング編」を教材としておススメできない人です。
私が思うに こういった感じ。↓
おすすめでない人
(1) TOEIC L&R リーディングスコアが400点以上の人。
(2) TOEIC L&R リーディングを終えるスピードを求めている人。
(3) TOEIC L&R リーディングの時間配分を知りたい人。
(4) 今すぐにTOEIC L&R のリーディングスコアをアップさせたい人。
はい、いかがでしょう。
TOEIC L&R のリーディングは 495点満点ですが、既に400点以上を取得されている人にとっては退屈な参考書になると思います。
また、「TOEIC L&R が最後まで終わらない!」という、解答スピードを早くしたいという人にも不向きです。
もちろん、「解答スピードを早くする」には、「内容理解」や「情報収集能力」のが求められるわけですから、その意味でおすすめともいえないことも無いのですが、そんな人たちにはよりよい教材があったりしますので、そちらをおススメします。
また、解答スピードと重なるところもありますが、時間配分を知りたい人には適切な教材とは言えません。
ただ単に、「人気があるから」とか「公式本だから」などの理由で教材を選ぶのでなく、自分が目指していること、勉強したいことを明確にした上で 教材は選ばないといけませんね。
「TOEIC®テスト公式プラクティス リーディング編」はスキマ時間を使って勉強できるか?
さてさて、本ブログは基本的には TOEIC L&R を受験する社会人に向けた内容で構成されています。
社会人は会社・組織・団体に1日の殆どを拘束されているはずですから、すき間時間を活用した勉強が求められますね。
この事実を踏まえまして、「TOEIC®テスト公式プラクティス リーディング編」は隙間時間を利用して勉強できるか否かを検証してみました。
結論から申し上げますと、Part 5 と Part 6 は、「何とか ギリ Yes」ですが、Part 7 に関しては 「No」です。
そして総合的には、すき間時間を使ってちょこちょこと勉強するには向いていないと思います。
と言いますのも、やっぱりサイズと構成ですかね。
ページ数はそれほど多いとは思いませんが、やはりサイズがB5であるが故に、通勤時の電車の中では勉強しづらいと思います。
電車の座席に座れたとしても、この問題集を広げるのは難しいですし、座れなかったら即アウトです。
あえて電車での通勤時に使用できる方法とすれば、復習の意味で、解答解説ページを持ち歩き、ペラペラと見直すくらいでしょうか。
取り外しが可能なのは大きいです。
一方で構成を考えると、パート 5 とパート 6は正にすき間時間を使った勉強に最適かなと。
電車を待っている3分間で10問は解けるでしょう。
但し パート 7は、そもそもスキマ時間を使った勉強には向いていないです。
じっくり腰を据えて頭を使いながら解いた方が真の実力がつくのは間違いないかと。
ちなみに、私は主に仕事のお昼休みに使っていたのですが、職場のデスクから勉強場であるカフェまで持っていくのが非常に大変でした。
こんな感じで ↓ 本教材を持っていく際に、私は手帳 (A4) に挟んで持っていくんですよ。
大変って言いましても、そんなにたいしたレベルではないと思うのですが、決して軽くはなかったし、サイズも大きいのでかなりかさばった感がありましたね (イクフン本には負けますが)。
ちなみに、私はこんな感じ ↓ で、カバーを取り外して使っていました。
すき間時間を使っての勉強は、その教材の構成はもちろん重要なのでしょうが、それと同じくらいサイズ・厚みも重要だと私は思います。
結論:「TOEIC®テスト公式プラクティス リーディング編」は リーディングのスコアアップを後押ししてくれる優良教材
さてさて、色々な角度から「TOEIC®テスト公式プラクティス リーディング編」をレビューしてまいりました。
結論としては、TOEIC L&R リーディングスコアをアップさせたいという人にとっては非常に有効な教材であるのは間違いないですね。
(恐らく、今後 (2014年08月以降)、「この問題集、簡単すぎるわー」といったレビューも散見されるかもしれませんが、それはただの承認欲求の強い人が騒いでいるだけですので無視して構わないです)
TOEIC L&R リーディングの点数が低くて悩んでいる人、コツ・対策を知りたい人、点数が上がらない人 (= 私も) にとっては 救世主となり得る優良教材だと思います。
おすすめ教材ですので 是非使ってみて下さい。
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