TOEIC L&R を勉強している人の多くは、意外と語学留学や海外へのホームステイを
経験している人があまり多くありません (統計を取った訳ではなく私の感覚で)。
最近ではフィリピンへの短期語学留学などが大変人気がありますが、何を隠そう私も高校2年生の春にオーストラリアへ10日間ほどホームステイをしております。
高校生の頃の経験ですので、どこまで共感を埋めるか未知数ですが、この類の短期留学で出来ること・学べる事を厳選して 5つ に纏めてみました。
今の自分の英会話の実力が分かる
一番最初に出てくることがコレです。
幾ら日本で単語を暗記したり、TOEIC L&R Part 7 を解くスピードをつけたとしても、
それってどれくらい英語でのコミュニケーション能力に反映されているかって分かりませんよね?
短期留学やホームステイに行くと、その人の真の英語力が嫌でも出てきます。
日本の中で外国人とコミュニケーションを取るのと異なり、周りは全て外国人。
その人が持っている全ての英語の知識・スキルを駆使しないと
コミュニケーションを取れない状況にいるんです。
故に「出来ること」と「出来ないこと」がはっきりと認識できるんです。
私がオーストラリアに行った際には、自分の周りの事 (= 家族のこと、自分の趣味、これまで経歴)
に関しては話せたのですが、世間の流行りごと (= 世界的に有名な映画、音楽、スポーツなど)
に関しては、知識はあったものの、それらを英語でどう表現したらいいかが全く分からず、
表現力の無さを身を持って経験させられました。
でもそれっていいことなんです。
自分の弱点やもっと極めたい点が明確になれば、
それを埋める為の勉強をすることが出来る訳ですからね。
今の暮らしがちっぽけに感じる
見た目はネガティブなタイトルですが、非常に前向きなニュアンスです。
短期留学や海外ホームステイに行くことで、自分の世界が一気に広がり、自分が目指すこと・将来やりたい事が急激に変わります。
結果、その期間中は夢の中にいるような感覚に陥るんです (Ko 談)。
そんな期間が終了し、自宅に戻ると
「・・・・・(シーン)」と言った無力感みたいのを感じることになります。
最終的に、「もっともっと英語を勉強しよう!」とか「今すぐ英語を使った仕事に就きたい!」
などのようなモチベーションを持つことが出来ます。
六本木に行って外国人とちょこっと喋って「英語を使った!」ってのと次元が違いますからね。
ちなみに私は帰りの成田空港から新宿駅までのバスの中で、何故か東京の高層ビル群を凄く嫌な感じに映ったことを今でも鮮明に覚えています。
これを「ホームステイして出来ること」の一つに含めるのも多少違和感を感じますが、とにかく語学留学・ホームステイをした後に自宅に戻ると、従来持ち合わせていなかった野望を手にすることが出来るんです。
外国人の友人が出来る
これも出来ることのうちの一つです。
留学・ホームステイのプログラムにもよりますが、現地の人の他に一緒に参加する外国人がいる可能性もあります。
そういった期間限定の場で過ごすと人って急激に距離が近くなるような気がするんです。
だからなのか、日本にいる時と比べてあっという間に仲良くなることが出来ますし、向こうも「日本人が英語を勉強しに来ている」と言うことを事前に理解してますので、話のベクトルも非常に合い易いです。
私はオーストラリア人のCathey (当時は “th” が発音出来ず からかわれました) と仲良くなり、数年後に彼女が日本に来た際に一緒に遊んだりもしました。
将来の目標を明確にすることが出来る
私個人の経験で、最も大きかったことがコレです。ホームステイに行ったことで「アメリカに1年間以上留学したい。それも語学留学ではなくて」と言う目標を持つことが出来ました。
その後アメリカ留学を実現し、更にその後大手商社にも就職ができ、今は外資系企業で働いている・・・。
元を辿ると私のターニングポイントってホントにホームステイだったと思うんですよ。
20代の人ならまだしも、30代・40代・50代の人からすれば、
「語学留学・ホームステイに行って『将来の目標』て言われても・・・」
と感じるかも知れませんが、仕事のみならず、趣味の世界だとしても何かしらの目標を持つことが出来ると信じています。
それだけインパクトは大きいんです。きっと新しい何かを掴めるはずです。
学ぶことの楽しさを体感出来る
これも大きいです。
何てったって 勉強することに全く面白みを感じていなかった高校生の私が「学ぶことってこんなに楽しいんだ ! !」って感じたくらいですから。
私が今現在 TOEIC L&R を勉強し続けているのも根本的にはホームステイがきっかけになっているはずです。
TOEIC L&R でも英検でも何でもそうなんですが、
「何かを学ぶ」 ⇒ 「自分の生活が変わる」 ⇒
「生活が変わったので性格・考え方が変わる」 ⇒ 「将来やりたい事が変わる」 ⇒
「やりたい事を実現する為にもっと学ぶ」 ⇒ 「更に自分の生活が変わる」 ⇒ (以下略)
と言った好循環のスパイラルを生み出すことが出来ます。
一方で、何かを学んでも全く面白いと感じることが出来ない人は一生負のスパイラルに陥ります。
「何の為に英語を勉強しているんだ?」とか「どうせ勉強したって何も変わらない」のように考え方自体が捻くれてしまうんです。
この負のスパイラルを一刻も早く打破する意味で、短期語学留学・ホームステイに参加することはおすすめかも知れません。
今回はどちらかと言うと、テクニック的なことよりも、マインド的なことを5つご紹介しましたが、当然 英語のスピーキングスキルだったり、リスニングスキルを向上させる意味でも短期語学留学・ホームステイは効果的です。
ちなみに私が応募した近ツーの留学プログラムは、調べたところ未だに健在でした。
<参考:近畿日本ツーリストの留学・ホームステイ>
アコスタ海外留学センター ⇒ http://www.utd.co.jp/acosta/
また、異業種交流会で出会った私の知人 (= 某大手学習塾の広告宣伝マン (39歳) )が、2012年の夏に1ヵ月の休暇を取って行った短期留学プログラムはこちら ↓最近流行りのセブ島・リゾート留学です。近い、安い、楽しいの3拍子が揃ったプログラムです。
私はオーストラリアのアデレードへ10日間で30万円強でしたから今はとんでもない価格破壊が起きていると言うことですね。