TOEIC(R) リスニングを聞き取れない人に送るシンプルなアドバイス 3つ

TOEIC(R) リスニングを聞き取れない人に送るシンプルなアドバイス

「TOEIC L&R リスニングセクションが全く 聞き取れない!」と言う人向けにシンプルで分かり易く、今すぐ実践出来る内容にまとめてみました。

TOEIC L&Rスコア 300点~500点くらいの人向けの記事ではありますが、500点~700点くらいの人にも、きっと何かしらの「気付き」を与えられるのではと思います。

「英語を聞き取れた!」という成功体験をせよ

一つ目は定番中の定番。成功体験です。

「アハ体験」に近いのかも知れませんが、英語を聞き取るという経験・行動の積み重ねがリスニングスキルを向上させてくれることは間違いありません。

全然聞き取れない人は、本当に簡単な内容で構わないので 何を言っているのか明確に理解出来るリスニング教材を使って勉強することが最優先だと思います。

 

おすすめ教材はNHKラジオ英会話ですね。

基礎英語 1, 基礎英語 2, 基礎英語 3 は それぞれ中学1年生、中学2年生、中学3年生で学習する英語レベルに仕上がっており、内容的にも素晴らしいですし、モチベーションをキープ出来る仕組みが既に出来上がっています。

私も中学生から高校生にかけて3年間使用していたことが有りまして、今でも当時口にしていたフレーズが出てくるほどです。単純に英語を聞きとれて理解出来る経験って嬉しいので、記憶として明確に覚えているんですよね。

【NHK ラジオ英会話】実践 ビジネス英語 の感想・レビュー ①

2014.05.10

 

 

「流石に中学生レベルの英語は聴き取れます!」と言う人には、おとなの基礎英語がおすすめですかね。

使用する単語は中学生レベルでも話の内容が「おとな」になっています。

恐らく 今現在 「TOEIC L&Rのリスニングは何を言っているか全く分からない」と言っている人は、こういう感動体験・成功体験をスキップしてしまっている筈です。

「NHKテレビ しごとの基礎英語」の感想・レビュー①

2015.12.26

 

仕事でTOEIC L&Rを受けなくてはならなくなった、会社から強制的に受験させられた等のきっかけがあるからと言って、過去に英語の基礎を勉強していなかった人が いきなりTOEIC L&R教材に手をつけると、えてして「何を言っているかさっぱり分からない」といった悲劇が起きてしまいます。

この成功体験に1ヵ月も費やす必要は無いと思いますので、せいぜい2週間くらいは毎日NHKラジオ英会話を聞く習慣をつけてみて下さい。

一見、遠回りのように思えますが、実はTOEIC L&Rスコアアップに向けた最短の勉強法になってますから。

TOEIC L&Rの点数を取らないとクビ・降格になってしまう、昇格できないという人におすすめの勉強法

2014.07.16

 

 

英語⇒日本語の作業をやめ、英語⇒イメージの作業をせよ 

英語を聞き取れない人の共通点に、「頭の中で和訳している」ことが挙げられます。

決して悪いことではないですし、むしろ そうしてしまうのが自然ですから責めることは出来ないのですが、最終的には「英語 ⇒ 日本語」の作業は卒業しなくてはならないことを覚えておきましょう。

 

TOEIC L&R 900点オーバーの人は既に「頭の中の和訳」を卒業していると思われ、頭の中で行われている事は「英語 ⇒ イメージ」の作業だと思います。

ここで言う「イメージ」とは「画」です。見た目。

 

ちまたで言う「英語耳」もこのニュアンスに近いと思います。

「英語を英語のまま聴き取る」とかですね。聞いたことありません?

英語脳とは何か

2013.11.14

 

ちょっと分かりにくいと思うのでこちらの例を用意しました。

英語を和訳せずイメージする

ご理解頂けますかね。

頭の中で和訳をやめて、イメージを描くのです。

 

これは名詞の、しかも分かり易い単語ではありますが、”discipline”等の単語や、抽象的な単語だったらイメージすることは次第に難しくなります。

と言いますか、実際にはそちらがメジャーシェアを誇るんですけどね。

 

これは単語の勉強法とリンクしますが、多くの例文と結び付けることで解消していけば良い訳です。

ここでは本筋と異なるのでサラッと触れるに留めますが。

 

こういった考え方・学勉強法は瞬間英作文という学習方法に近いらしいのですが、私自身、瞬間英作文を実践したことがありませんので正直何とも言えません。

効果の有無・コストパフォーマンス・汎用性などは未知であります。近いうちに良さ気な教材を見つけて体験しようかな~なんて思っていますけど。

↓ やってみました

 

 

さっさと英語の文法力を身に付けよ 

さっさと「単語」を身に付けよ (or 暗記せよ)と迷ったのですが、自称「英語が全然聞き取れない」人達 (= 私の職場の人事部の方々)に話を聞いたところ、

「単語はなんとなく分かる。でも(各単語の)順番がよく分からないから、結局何を言っているか分からないの!」

と言ったコメントが大多数でしたので「文法」を最後のアドバイスと致しました。

 

TOEIC L&R Part 2, Part 3 , Part 4 あたりが聞き取れないと言う人は自分の文法力を見直してみて下さい。

少し驕ってしまっているところもあると思います。

 

いつまでも分からないリスニングをiPodなどで永遠と聞いていても意味ないです。

さっさと基本的な文法を頭の中に叩き込んで、その上でTOEIC L&Rのリスニング教材を勉強すべきです。

先述の通りですが、きちんとしたステップは踏まなくてはなりません。

 

おすすめの英文法学習ツールはこちらです。iOS 専用のアプリですが、すき間時間に英文法を学習・復習することが出来ます。

「英語上手 TOEIC(R) 英文法の要」アプリの感想・レビュー

2013.09.02

 

 

もっともっと細かくリスニングスキルをアップ出来るような勉強方法・学習方法をご紹介できましたが、「ぜんぜん何を言っているか分からない」と言う人は先ず今回の3つのことを集中的に勉強し、その上で次のステップに進んだ方が良いと思いましたので 細かいことは割愛させて頂きました。

昨今のTOEIC L&R対策は「アレがいい! これもいい!」などと多くの学習方法が提唱されていますが、何事も欲張ったり、手を出し過ぎると逆に上手くいかなくなってしまうことがよくあります。

どこかのグローバル企業ではないですが、「集中と選択」、これに尽きると思います。

仕事中にこっそり出来るTOEIC L&R・英語の勉強

2013.08.12

8 件のコメント

  • 画は大事ですよね。
    イメージできるかどうかで使いこなせるかどうかが決まるね。

  • NHK本は全て使える。
    基本が載っているし、応用編も難しすぎず簡単すぎず。

  • 必ずしも成功体験が必要だとは思いません。
    徐々に聞き取れるようになって、最終的に100点が取れれば大丈夫です。

  • さすがに中学生レベルの音声を聞けば大丈夫とは言わないけど、
    できていないやつは確かに基礎的な音を頭に入れていないからだと思う。
    そういう意味ではまぁ正しい。

  • 英文法の習得に時間をかけてしまってはいけないってことね。
    少しずつやってるんだけど、一気にやらないとだめなのかな。

  • 単語にイメージを描くというのはそのとおりだと思います。
    恐らく単語→イメージ→発声までの時間が短ければ短いほど、
    すっと言葉が出るんじゃないかと。
    早い人は繰り返し発声して経験がある人、遅い人は繰り返し発声せず経験がない人。

  • 35歳からTOEICを始めていますが、リスニングが苦手です。
    こういった情報を一つずつ重ねてスコアを上げていくということを学びました。
    メールのやり取りもまたさせてもらうかもしれませんけどもよろしくお願いします。

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