TOEIC(R)テスト新公式問題集〈Vol.5〉を実際に使ってみましたので、感想・レビューを書きたいと思います。
文章量が多くなる為、全部で3回に分けてご紹介しますね。
TOEIC(R)テスト新公式問題集〈Vol.5〉の問題数、解説の質、価格など
先ずは教材としての概要をご紹介します。
とてもメジャーな教材ではありますが、今から初めてTOEIC L&R を受験する人もいらっしゃると思いますので、初めから丁寧にご説明します。
商品名 :TOEIC(R)テスト新公式問題集〈Vol.5〉
教材媒体 :本 (練習テストと解説で2冊の本に分けることが可能)
付属品 :CD x 2枚 + TOEIC専用解答用紙 x 2枚
価格 :JPY 2,940 (税込)
ページ数 :119ページ (練習テスト編) 174ページ (解答・解説編)
問題数 :428問 (= [模擬試験 200問 x 2] + [サンプル問題 x 28問])
問題レベル :やや簡単
解説の質 :良し (= 不正解の解説が丁寧)
Vol.4からの変更点:重量が軽くなった点・解説が丁寧になった点 (後述します)。
簡単ですが、まとめるとこんな感じでしょうか。
重量が軽くなったようなのですが、正直実感は出来ません・・・。
恐らく数グラムのレベルでってことでしょうね。
TOEIC(R)テスト新公式問題集〈Vol.5〉のAmazon の評価まとめ
色々と私が言う前に、Amazon のレビューで述べられていることをまとめてみました。
「Word & Phrases が便利」
「値段が高いけど、問題の質を考えるとこれが一番」
「難易度が高い問題が出題されていない」
「買って損は無い問題集」
「100点アップしました」
「本番との親和性があった」
「650点から755点に上がった」
「本番に慣れる為にはいい」
「Vol. 4 より遥かに簡単」
「スコア730点までには適している」
「2,000円にして欲しい」
・・・私が個人的に抜粋しただけですので、当然これらがすべてであると言う訳ではありません。
が、皆さん好き勝手に言っていますねー(笑)
まぁそうですよね、しょせんは TOEIC L&R の一問題集です。
あんまり深いことは考えていないと思います。
TOEIC(R)テスト新公式問題集〈Vol.5〉の使い方
さてさて、本書の使い方を私なりにまとめます。
「えっ? 模擬試験の参考書だから解いて答え合わせしてでOKでしょ?」と突っ込まれそうですが、まぁシンプルに言ってしまえばそうです(笑)
ただ、この教材は「本番と同じ形式に慣れる為」という目的で結構注目されていますが、私からしますとそんなの間違っています。
本番に慣れる為には本番を受けること以外の方策はありません。
問題集を使って慣れたところで、「慣れた気になっている」だけです。
でなくて、この教材の最大の目的は「自己分析」にあると思っています。
本教材のP7に記載がある「基本的な使い方」にもこんな記載があります。
はい、そうです。「苦手分野の把握」と書いてありますよね。
現行スコアが300点の人も、400点の人も、500点の人も、600点の人も、700点の人も、800点の人も、共通している目標がスコアアップであるならば、自分の正解出来る問題と正解出来ない問題を認識することが最重要、且つ最優先事項です。
にも関わらず、Amazon のレビューや受験者の間ではあまりこのことが積極的に議論されていない。
これにはちょっと失望です。
ま、ここでそんなことをずらずらと書いても仕方ありませんが、とにかくこの教材の正しい使い方は「自己分析」だと思っています。
200問を解く、間違えた問題が浮き彫りになる、何を理解していなかったのかを把握する、理解していなかった要素を克服するにはどういった勉強が必要なのかを知る、克服要素を埋める為の新しい教材を使ってトレーニングをする、改めてこの教材を使ってみる・・・。
概略ではありますが、こんなプロセスですよ、TOEIC L&R の勉強って。
もっと細かく言ってしまうと、偶然正解してしまった問題の精査も必要ですし、2周・3周したことで気付くことだってあるんです。
1回解くのに2時間、それらの答え合わせをするのに4時間 (人によります)、計6時間 x 2 を2周も3周も行うと、24時間~36時間の勉強時間となります。
TOEIC L&R 900点を目指すようであればこれでもまだ少ないと思いますけどね。
私はVol. 1 ~ Vol 4 を合計で15週くらいはしたと思います。
眠くてどうしようもない平日の夜も深夜0時にデニーズに行って、26時までやっていました。
夜遅くまでやれば良いってわけじゃありませんが、やらないよりやった方が良いです。
若干話が逸れてしまいましたが、いずれにせよ言いたい事は、
「TOEIC 新公式問題集は 本番への慣れの為に使うのでなく、自分の膿を出し切る為に使うべし。そして、自分の弱いところをさらけ出し、認めることでようやくスタート地点に辿り着ける」
ってことです。
と言うことで、実際に使ってみた感想は次の記事にて書き記したいと思います。