「TOEIC新公式問題集 Vol.5」の感想・レビュー ②

"TOEIC

公式問題集の感想・レビュー3つ目です。今回は使い方をじっくりと。

1度使うだけでは勿体無い

公式問題集の使い方の定番ではありますが、やはり1度 (= 2つ分の模擬試験を解く) だけでは勿体無いと感じる優良教材です。

「勿体無い」と同時に、「複数回使ってこそ意味がある」とも言えますかね。

 

やはり、一度解いてみて答え合わせをしたら、2周目の正答率ってグンと上がりますよね (上がらないと相当ヤバいのですが)。

それでも、どうしても間違ってしまう設問って出てくるんですよ。

 

で、その間違えの分析も出来るんです。これはTOEIC L&R 受験者でしたら是非やっておきたいことかなと。

「一度答え合わせして復習したにも関わらず間違えてしまった理由」を複数回解くことによって浮き彫りにする作業ですね。そこには必ず理由がありますから。

これを誤魔化さずに正々堂々と向き合うことで乗り越えることが出来れば、スコア100点アップ150点アップも次第に見えてくるのではないでしょうか。

 

一方で不思議なのが、1周目には間違えなかったのに、2周目に解いた際に間違えてしまう問題も登場することです。

100%断言は出来ませんが、恐らく1周目の正解は「偶然・マグレ」でしょうね。

これが最もリスキーな要素です。

 

自分が理解していないのに、無視してしまう行為。

でも大丈夫です。公式問題集を複数回使用することでそれも次第に浮き彫りになってきます。

「パート 2 は得意だと思っていたけど、この教材を3回解いてみたら、それは消去法のテクニックに頼っているだけで、本当の意味で理解は出来ていなかった」とかはしばしば聞くことです。

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2017.08.21

 

 

解答が自然と分かってしまうまでやったら・・・

2周目、3周目くらいでしたら、まだ 数か所間違えてしまうかも知れないと思いますが、さすがに4週目以降になると 問題を解くこと自体に飽きてしまったり問題を見た瞬間に解答を想像出来てしまったりしてしまうことがあります。

個人的には、こうなった瞬間にその教材を使用することは止め、次の教材に移るようにしていますが、現在スコアが300点~500点くらいの人の場合、この状態であと暫く解くことをおすすめしたいと考えます。

 

私もTOEIC L&R を勉強したての頃に同様な経験をしましたが、これはこれで非常に価値があるんです。

理由は、

① 問題を早く解く作業を肌で感じることが出来る

②英文を暗記することが出来、自分の辞書の中に蓄積が出来る

③誤答の選択肢を識別できるスキルが身に付く

・・・といったことからです。

 

①が一番大きいですかね。

TOEIC L&R を2時間以内に時間を余らせて解く為のリズムや時間配分を自分の中で確認することが出来ます。

一度問題を解いているので当然と言えば当然ですけど。

 

やっぱり「目標はこのレベルだ!」って人に言われるのでなく、自分の中で体感できる訳ですから やっぱり大きいと思うんです。

②も意味があって、英会話をする際にとっさに口から出てくる単語・熟語などの数が増えるんです。

ボキャブラリーは多い方が英会話は有利ですので、ソースが英会話本だろうが、映画だろうが、洋楽だろうが関係ありません。

 

そのソースの一部としてTOEIC L&R を活用することが出来るんです。

私が最も使用した公式問題集は Vol. 3ですかね・・・。使い過ぎて問題を口先で言えるレベルまで達していました。

「YouCanSpeak」の感想・レビュー①

2015.04.09

 

 

勉強する環境・使い続けるモチベーションを大切に

公式本を徹底して使いこなすことは、ある種、TOEIC L&R 学習における常識となってきています。

しかし、この教材はその大きさ、要する時間などから なかなか使い続けることが難しいのも確か。

 

私の場合ですと、週末のうちに 200問を解き、別冊の解説本を平日に使う形で使用し続けました。

平日にTOEIC L&R に費やせる時間と言えば お昼休みと仕事終わり後くらいでしたので、昼休みに答え合わせと自己分析、そして今後の対策等に時間を費やしていたんです。

当時はエクセルシオールでお昼休みを過ごしていましたので、コーヒーを飲みながら ひたすら答え合わせでしたね。

 

たまにエクセルシオールが満席で、やむを得ずドトールコーヒーで勉強することがあったのですが、ドトールの机のサイズって本当に小さいので この教材を広げて読むこと自体が大変でした。

ただ単に「人気がある教材だから」っていう理由で使用するのでなく、自分の勉強する環境ですとか、それを持続させるモチベーションなどを考えながら使用すべきかなと思います。