さっき言われて気付いたけども、日本では毎週日曜夜に感じていた、
「明日からまた一週間が始まる感」
が、確かにインドネシアに来てからは一切無い。感覚的に月曜日はone of themでしかなくて、むしろ早く来い的な時もある(いや、強がりでも自己肯定でもなくホントに)。
— 外資系営業マン Ko (@KoTOEIC) 2018年5月21日
日本では、否応なしに感じていたBlue Mondayですが、海外駐在し始めてから全くないことに気が付きました。
既に駐在してから2年以上経つんですけど、このこと自体に今さら気付くくらい意識として無かったんでしょうね。
以前は何かとメンタルをやっていた私ですが、改めてbefore / after を振り返ってみたいと思います。
サザエさん症候群はうつ病予備軍
改めてBlue Monday (和訳:サザエさん症候群)とは何なのかおさらいしましょう。
サザエさん症候群
主に学生や会社員など、月曜日から学校や勤務が始まる人に起こりうる症状とされる。ごく軽度のうつ病の一種とする説もある。世界的にはBlue Monday(ブルーマンデー、「青の月曜日」)と言われ、休日明けの物憂い月曜日として広く認識されている。
この名前の由来は、『サザエさん』が日曜日の終わりの代名詞となっていることである。
休日の終わりを自覚する最も多いパターンが、日本で毎週日曜日18:30 – 19:00(日本時間)にフジテレビ系列で放送されているアニメ『サザエさん』の放送時間帯であることから、この名称がつけられたとされる。
参照元:Wikipedia
「ごく軽度のうつ病の一種とする説もある」ですって。
なかなか気付くことのできないうつ病ですが、アラームサインの可能性も潜んでいます。
また、英語では”Monday Blue”と言われているとありますが、実際には“Sunday Night Blues”という英語が正しいと思います。
(伝われば何でもいいんですけど)
Sunday Night Blues
Sunday night blues is an acute condition, mostly affecting nine-to-five workers and students. This condition is characterized by anxiety about the week ahead and a sense of helplessness and depression.
It most often occurs on Sunday afternoons and evenings. It is also referred to as “school bus blues” or “Sunday night depression”.
A more intense version of Sunday night blues is a “Dark Sunday” which pairs the aforementioned symptoms with the regret of some or all actions or events of the weekend. It is similar to the post-holiday blues.
参照元:Wikipedia <https://en.wikipedia.org/wiki/Sunday_night_blues>
英語版Wikiにもありますように、基本的には5時-9時で働く会社員とか学生のみ対象の言葉です。
年齢も関係ない症候群ではないでしょうかね?
20代、30代はもちろん、40代、50代でもそういう人がいてもおかしくなさそう。
かくいう私も日本時代はサザエさん症候群に陥っている一人でした。
が、インドネシアに駐在してからは無縁の生活を送っています。
Tweetにも書いたんですけど、「早く月曜日が来ないかなぁ?」って日すらあります。
私の場合、それは「早く英語を使って仕事をしたいなぁ」って表現に置き換えることができそうです。
ちなみに、駐在してからは、そもそも日曜日にサザエさんを観ていません。
リアルタイムで観ようとすると、毎週日曜日の16:30にTVの前にスタンバらないといけませんし。
さらには、現在加入しているTVシステムは、自動で2週間分を予約していますので、サザエさんに限らず、日本のテレビ番組をリアルタイムで観ようという発想自体ないです (野球中継除く)。
改めて、サザエさん症候群から抜け出せた理由を箇条書きにしてみますと、
- 毎朝、ドライバーが迎えてに来てくれて、朝の通勤ラッシュがないから
- 13歳から毎日勉強している英語を使って仕事ができているから
- オフィスに日本人があまり居なく、変なプレッシャーをかけられないから
- マッサージに週3回行くことでストレスコントロールができているから
- Managementのポジションについて、部下を持てたから
- 転職して給料がどどーんと増え、経済的に困らなくなったから
・・・とかでしょうか。
まぁ一言でいえば、海外に駐在したからですけど。
全ては転職活動を頑張って行った結果だと思います。
金曜日の仕事を気にしていた商社マン時代
月曜日に意識がいきがちなサザエさん症候群ですが、私が商社に勤めていた時代はいかに金曜日を穏便に過ごすかにだけ集中していました。
月曜日は月曜日で来るのは嫌だったんですが、もう仕方ないと思っていました。
何したってやってきますから。
それよりも、いかに土日に仕事を考えずにストレスフリーに過ごすかだけ考えていたのを今でも強く覚えています。
と言いますのも、当時の私は仕事とプライベートは完全に分けて考えていましたので。
従いまして、土日・休日には絶対に仕事は持ち込まない。
平日、月ー金で死ぬ思いで働いていましたから、土日くらいは仕事を忘れて過ごしたかったんです。
で、その週末に、仕事のことを何も考えずに過ごすには、金曜日にいかに綺麗さっぱり仕事をいい形で終えれるかが大事だったというわけですね。
例えば、一番最悪なのは金曜日の18時頃に、「来週の月曜日の朝までにプレゼン資料作っておいて!」みたいなのがあるパターン。
もうこんな依頼来ちゃったら、土日を楽しく過ごすことなんてできなくなります。
気になっちゃって、気になっちゃって。
あと、クレームね。金曜夕方に来るクレーム。
この時間にクレームするなんて嫌がらせかっ?って。
(クレームを起こしたこちらが悪いんでしょうけど)
金曜日であろうがいつであろうが、誰でも仕事量自体は多くあるんでしょうけど、締め切りまで時間がなかったり、切羽詰まった状況で終わらせたくなかったんです。
抽象的な表現ですが、スッキリした形で金曜日を終わらせたかったんです。
従いまして、「金曜日を上手く過ごせば、土日に楽しくゆっくりと過ごせる!」というのが私の毎週のテーマでした。
“Sunday Night Blue”とか”Monday Blue”とかじゃなくて、”How to finalize it in Friday”でしたわ。
転職して天職を見つけた
そんな不遇の時代を送っていた私ですが、転職を2回したことで今の環境を手に入れることができました。
普段から転職のご相談を頂く機会が多いのですが、やっぱり嫌なものは嫌という認識を持ち、その環境を変えようとする努力を行えば、天職に辿り着くことも可能だと思っています。
私の場合、営業職が天職ということはなく、やはり英語を使って仕事をすることが天職であったと感じています。
それまでは天職 = 役職・業界のことを指すと思っていましたが、そんな僅かなジャンルでは括ることができないと思います。
中には、
- 欧州で働くことが天職! (→ 役職・業界は何でもいい)
- オーストラリアで外国人と結婚して仕事することが天職! (→ 役職・業界は何でもいい)
- 日本で引きこもりながらノマドで仕事することが天職! (→ 役職・業界は何でもいい)
という人も大勢いると思いますしね。
サザエさん症候群にかかってしまっている人は、将来設計をもう一度見直してみてもよいのではないでしょうか。