海外赴任前にTOEIC SWを1年間勉強していたが仕事で役立っているかどうかを検証 (1)

海外赴任前にTOEIC SWを1年間勉強していたが仕事で役立っているかどうかを検証 (1)

2015年の一年間限定で、TOEIC SWを受験していました。

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その時の受験理由は以下のとおりです。

1. 以前からやってみたかったから。

2. 仕事で全く英語を使わない期間が4か月経過したから。

3. そろそろTOEIC LRからの脱却を行動をもって示したいから

4. ウルトラマンのCMを見たから

5. アジア英語からアメリカ英語へ矯正をしたいから

 

ぼやっとした理由ですが、一番大きかったのは「#2. 仕事で全く英語を使わない期間が4か月経過したから」でした。

ところで、このTOEIC SWで勉強した内容ですが、海外駐在をしている今現在、効果が出ているのでしょうか。

まずは、Speakingについて検証したいと思います。

 

海外赴任前にTOEIC SWを1年間勉強していたが仕事で役立っているかどうかを検証 (1) (この記事)

海外赴任前にTOEIC SWを1年間勉強していたが仕事で役立っているかどうかを検証 (2)

TOEIC SWを5回、TOEIC Sを1回受験した

事前情報としまして、TOEIC LRを勉強・受験してきた時期に比べて、TOEIC SW を勉強したのは一年弱だけです。

受験回数も以下のとおりTOEIC SW を5回。そしてTOEIC Sを一度ということになります。

 

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従いまして、自信たっぷりに「TOEIC SWを勉強した!」とは言えません。

ましてや、先述の記事にも記載しているとおり、最初の頃は参考書・問題集の類は全く使っておらず、ありのままの自分で受験していました。

こんな中途半端な学習状況でしたが、TOEIC SWで勉強・学習した内容は仕事に活きているのでしょうか。

 

 

TOEIC SWの各問題は「英語で仕事」に活きているか

では各パートごとに見ていきましょう。

 

1 Read a text aloud (音読問題)

ただただ文章を読み上げるパートです。

毎日の仕事で文章をそのまま読み上げることは基本的にありません。

 

たまに、部下に対して「メールにはこんなことが書かれているよね。〜〜〜」くらいなことはありますが。

「音読」というか「声に出して話す」という意味では、常に英語を使って仕事をしていますので毎日実践しています。

 

2 Describe a picture (写真描写問題)

個人的には面白い問題と思っていたパートです。

TOEIC LRのパート1の問題を作っているような感覚に陥ります。

 

ただ、海外に駐在して写真や情景を英語で描写することは基本的にはありません。

というか日本語でもありません。

 

他方、状況・仕草を表す単語・熟語を覚えることができましのたで、それらは極稀に使っているような気がします。

ただし、それも仕事中ということではなく、顧客・代理店との会食の最中に、といったところでしょうか。

 

 

3 Respond to questions (応答問題)

インタビューをされているかの如く英語で答えるパートです。

これは日常的に雑談レベルからビジネスレベルまで使用する機会が多い為、非常に役に立っていると言えるのではないでしょうか。

 

好きなテレビ番組、趣味、スポーツなどについて話すことは、自分を知ってもらうために必要な要素の一つだと思います。

TOEIC SWのように15秒、30秒と制限時間があるわけではありませんが、シンプルにポイントだけを話す訓練にはなったと感じます。

 

4 Respond to questions using information provided (提示された情報に基づく応答問題)

メールの添付資料やitineraryなどに関する質問に答えるパートです。

これも同じような場面は頻繁に遭遇します。

 

もちろん、制限時間はなしですし、質問を最後まで聞いてから答えなければならないということはありませんが。

いずれにせよ、情報の整理能力、処理能力が、TOEIC LRのパート7よりハードなレベルで要求される問題ですよね。

 

大変実践的で、今思うとよくできた試験だなと感じます。

 

5 Propose a solution (解決策を提案する問題)

留守電に残された問題をシンプルな解決策とともに打ち出すパートです。

そもそも、あそこまで大事なことを留守電に残して相談をするビジネスマンなどいません。

 

本当に大事な悩み・相談 (社員をリストラすべきか否か、給与を下げるか否か、など)であれば、直接会って話すべきでしょう。

しかしながら、通常の電話応対、もしくは打ち合わせ中に提案・解決策を求められることは多々あります。

 

その際には、このパートでの定型文だとされている、”I understood that 〜”で認識していることを示し、話を展開するテクニックが大いに役立ちます。

ということで、この問題も非常に役に立っていると思います。

 

しかしながら、留守電に悩みを残すなんて。

 

6 Express an opinion (意見を述べる問題)

大学で勉強するディベートのような問題です。

日常の仕事において遭遇する頻度は少ないですが、非常に大事な要素だと思います。

先にも出ました会食の場面ではこういった会話が必ず出てきます。

 

「トランプが大統領になったけど、日本としてはどうなの?」

「日本でまた大きな地震があったみたいだけど、日本人はどういった対策をしているの?」

「君の宗教は何?」

 

こういったことについて、”Ah〜, …”と会話が終わってしまってはいけません。

正解・不正解ではなく、自分の考えが問われているのです。

従いまして、この問題もTOEIC SW対策とはいえ、勉強していて役に立ったと思います。

 

 

ということで、TOEIC SWのスピーキングについて検証してみました。

半分以上は仕事に役に立っているように思えます。

次回の記事ではライティングについて検証します。

 

海外赴任前にTOEIC SWを1年間勉強していたが仕事で役立っているかどうかを検証 (1) (この記事)

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