TOEIC L&R ではあまり聞きませんが、英語の長文読解が苦手な人って結構いると思います。
私も未だに得意だとは思いませんし、どちらかと言えば苦手分野です。
特に苦労したのは英検1級の長文読解。
単熟語のレベルが高すぎるのか、読むこと自体に嫌気がさしましたね (涙)
そんな経験から、長文読解を苦手としている人の原因が見えてきましたので、それらを3つに細分化してみました。
文法が不完全だから
基本的な理由はやっぱり文法だと思います。
文法の基礎が出来ていないと文章を読むスピードも上がりませんし、内容理解力も改善されません。
一番リスキーなのが、自分自身としては英文法をマスターしていると感じているパターンです。TOEIC L&R 300 点~500点の人は自分の文法をもう一度見直した方がいいとすら感じます。
私も英検1級を勉強している時は、問題の中で理解出来なかった文章をもう一度分解し、文法的な意味合いを確認する作業を怠りませんでした。
まぁ、英検1級のリーディングは無駄なくらいに難しい表現・文法を使ったりしますのでちょっと特別と言えばそうなのかもしれませんが。
TOEIC L&Rで言うと、パート 7 のダブルパッセージはやや長文ですよね。
あれに関しては高等な英文法が使われていることはありませんが、リズムよくスピーディーに読み上げる為には 文法の見直しが必要不可欠なのではないでしょうか。
英文の精読量が足りないから
2番目に書きましたが、個人的にはこれが一番大きな原因だと思います。
日本語でも同じですが、英文読解を数こなしていない人って、同様に読むのも遅かったり、文章理解が出来ていないパターンが多いです。
私に関して言いますと、そもそも日本語でも文章を読むのが嫌いで嫌いでとにかく避けてきたヤツでしたので、スピードも遅いわ、内容も理解出来ないわ・・・。
ですので、国語の授業とかもあんまり好きではなかったですし、文章を書いたりするのも苦手。
そんなヤツがいきなり英語での長文を読めるかって言ったら、そりゃー読めませんよね(笑)
これに関しては私は努力して克服しました。とにかく英文読書量を増やしたんです。
具体的には英字新聞とか、英検1級の問題とか、ネット上の新聞記事だとかをとにかく読み漁りました。
その時にしたのは精読です。
時間をかけてもいいから、内容理解・文法理解・分からない単語をゼロにするといった作業を2年間くらい継続して行っていましたかね・・・。
すると不思議なことに、と言うか当然なのかも知れませんが、次第にスッと頭の中で解釈できるようになったんですよ。
いつどのタイミングで出来るようになったかはちょっと忘れてしまいましたが。
当時は、苦手意識の解消ってのも大きなテーマでしたけど、やっぱり単純に「英文をサラッと読めるようになりたい!」ってのが目標でした。それは今でも変わらないんですけどね。
意味が解らない単語を飛ばして読み進めるスキルが足りないから
これも私のことです(笑)
一つでも理解出来ない単語や熟語があると、そこでつまづいてしまい、もう内容理解が出来なくなっちゃうってパターン。これだといつまでたっても得意分野にはなりませんよね。
これも日本語に置き換えて考えた結果分かってきたことです。
「新聞を読んでいて分からない言葉が出てきたとしても、取り敢えずそれは飛ばして全体で何を言いたいのかを理解する」ってことは極々普通にありますよね。
これが英語では出来ていないって気付いたんです。
それまでは長文読解が苦手な理由を「単語を理解していないからだ!」とか「文法を理解していないからだ!」って勝手に決めつけていたんですが、まぁ極端なことを言ってしまえば それらが無くとも読解って出来てしまいますからね。
当時の私は何かしらに逃げ道を作りたかったのだと思います・・・。
で、このスキル不足を補う方法ですが、「この教材を使ったら身に付きますよ!」ってのは今のところありません。
あるとすれば自分の英文読解レベルよりもちょっと上のあたりの文章をひたすら読むことなのではと感じます。
そのー、何て言いますか「飛ばしながら読み進めるスキル」って、非常に感覚的なスキルだと思うんですよね。
最終的にはその「感覚」を自分なりに身につけなくてはならないような気がするので、英語の本を読み漁っていくしかないのかなーと思います。