トイックの参考書の評判を確かめるべく、私が実践して教材をレビューします。
全3回のうち2回目の記事です。
- 「極めろ! TOEIC(R) TEST ゴールド模試 1000 (極めろ! シリーズ)」の特徴
- 「極めろ! TOEIC(R) TEST ゴールド模試 1000 (極めろ! シリーズ)」の感想・レビュー①(この記事)
- 「極めろ! TOEIC(R) TEST ゴールド模試 1000 (極めろ! シリーズ)」の感想・レビュー②
問題の質
先ず、私がこの教材をどのように使っているかのご説明を。
例の如く、平日のお昼休み (12:00 ~ 12:50. うちの会社は超変則です) で、この教材を使って勉強しています。
平日の夜や休日に2時間を確保し、模擬試験という形で2時間ぶっ続けでやる方法もありますが、いかんせん私はリーディングスコアが頭打ちであり、一方でリスニングスコアは平均して高得点を稼いでいることから、この教材においてもリーディングセクションを単体で勉強しようと考えております。
さて、問題の質に関してですが、私なんぞがとやかく言うことも無く、過去のデータに裏打ちされた問題が多く、大変優れているという印象。
多少はひねくれた問題があったりしますが、平均的に考えると決して多すぎず少なすぎずと言ったところです (まだ全ての問題を解いた訳ではありませんが)。
一方で、簡単過ぎるか?と聞かれると、決してそうとも言えないです。基礎を固める為の「極めろ!」シリーズですから、そこそこ基本的な問題・設問もありますが、「誰が解いてもだいたい7~8割正解となる」ってな問題ではないと思います。
バランスが取れた良い問題ではないですかね。(クリックして拡大)
外した問題の中身はこんな感じ。
公式問題集と比較すると小さいですが、それ相応の厚みがあります。
これはパート 1 の問題ですが、パート 2 以降の問題では、本自体のサイズが小さい分、写真や問題の文字が少し小さめです。
まぁそんなに気にならないとは思いますが。
問題を外した解答・解説はこんな感じ。それでもまだ分厚い・・・。
解答・解説
さてさて、ツッコミどころが登場するのがこの解答・解説です。
本書では「シンプルにしています」と言っていますが、これはどう見ても不親切ですよ。
確かにこの本を手に取った際におかしいな?って感じたんです。
「模擬試験5回分でこれだけの厚みか?」って。
いや、公式問題集って2回分であれだけありますからね。
それの2.5倍なわけですから、もうちょっとあってもいいのになー、なんて感じていましたが、そりゃそうですよ。
これだけ解説を省略すれば収まりますわな。
えっとですね、実際に一つの例としてこちらのページをご覧頂いた方が早いでしょう。
パート 7 の解説です。
#181 の解説は(B) が正解であることだけにしか触れられていません。
正答根拠は左コラムにある色が反転している箇所が該当するとされているだけです。
更に、本文英語と選択肢の英語表記もありません。
つまり学習者は、別冊の問題本とこの解説本の両方を開きながら答え合わせをすることを強いられる訳です。
いやはや、これが何とも面倒くさい。
昨今のトーイック本の解説はかなり丁寧に作成されているので、それに慣れてしまっているせいか、非常に窮屈な感じがしました。
ま、私が唯の面倒くさがり屋ってこともあるとは思いますがね。
ただ、私の様な「カフェラー (= カフェで勉強する人。今作りました)」にとりましては、限られたスペース (= カフェ内のテーブル) の中での勉強となってしまいますので、極力省スペースで完結出来るような教材が望ましいのも確かです。
かろうじてあるのが、この「TIP」というメモ書き。
うーん、これだけだとね・・・。(クリックして拡大)
対応している設問の番号が書かれているのが分かりますかね。
この数字で識別してくれということです。
使い勝手
そんなこともあり、なかなか扱うのが難しい教材だったりします。
全部で704ページありますので、毎日バッグの中に忍ばせて、時間がある時に使うってのはちょっとしんどいかと。
実際、私も会社のデスクに置きっぱなしで勉強していますので、会社帰りにとか、駅の待ち時間にってのはちょっと非現実的な気がします。
だからと言って、TOEIC L&R 教材として ネガティブな感想を持つのもどうかと思いますので、もう暫く使った上で新たな感想を紹介したいと思います。
続きはまた次回の記事にて。
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