以前の記事でもお話していた通り、TOEIC SW (= Speaking & Writing) を初めて受験してきました。
色々と感じることがありましたので、簡単に記録に残しておこうと思います。
【初めてのTOEIC SW】 試験当日の朝~受験会場到着まで
まずは受験当日の様子に関して。
無謀というか何というか、初めてのTOEIC SWということで、以下のスタンスで臨みました。
- ノー勉強
- ノー問題形式の確認
- ノー時間配分の確認
それでも、「14時集合」ということは確認しておりましたので (私は午後受験を選びました)、余裕をみて 13:20頃に自宅発。
そして試験会場であるIIBC (=国際ビジネスコミュニケーション協会)に13:50くらいに到着する算段を立てました。
当日の午前中にね。
・・・ですが、当日の12:50に改めて受験案内メールに目を通すと、そこには
「13:15 ~ 13:30までに受付して下さい」
の文字が・・・。 さらに、
「13:30までに受験受付を出来なかった方は、受験することができません」
オーマイガッシュ・・・。完全にやっちまいました(泣)
ただ、当日の12:50にこのことに気づきましたので、直ぐに出かける準備をして、何とか13:25くらいにIIBCに到着。
あああぁぁぁぁ・・・、しょっぱなからやってしまいました・・・。
(でも実際には、遅刻した受験者もいました。そして、時間通りにきた受験生とは別に、受験の案内を受けていました)
【初めてのTOEIC SW】 ついに IIBCの中に 潜入!入館
IIBCが入居しているビルは三菱地所が管理をしている山王グランドビルというところ。
築48年くらいのビルでしたので、結構年季の入った作りでした。(トイレは綺麗)
尚、申込み動画にも出てきましたが、IIBCにてTOEIC SWを受験する際には地下1階 or 9階での受験を選ぶことが可能です (共に空きがあればの話ですが)。
そして、会場に行くと、スタッフさん x 3名に対応頂きました。(恐らく IIBCの社員の方かな?)
「はい!15番ですね!荷物をロッカーに入れてください!」
なるほどなるほど。TOEFL CBTの受験を思い出しますね・・・(新横浜のプリンストンへ10回くらい行きました)。
ちなみに室温は死ぬほど暑かったです。
空調の設定温度は26℃くらいでは・・・?
で、ここで初めて気づいたのですが、会場への先着順で全ての受験者に付番されるんですよね。
1番の人から順番に受験を開始するということになります。
つまり、試験開始のタイミングは受験生により異なるのです (いっせいに始まると思っていました)。
私は15番目でしたので、そこそこの待ち時間がありました。20分くらいかな?
但し、みなさん、その時間を使って「誓約書」への署名をしたり、「受験のしおり」を読んだりする必要があります。やることは一応あるんです。
TOEIC LRのアンケートみたいな。
で、前述の通り、私は「ノー問題形式の確認」でしたので、もう「受験のしおり」を食い入るようにガン見。
どんな問題が出るかを事前に知っておきたかったのでね。
私の中では、その時点から既に本番は始まっていました (笑)
一方、他の受験者は余裕しゃきしゃきな感じ。
中には今回が初めての受験ではない人もいたようで、ただただぼーっとしている人もいらっしゃいましたねー。
そして、ようやく15番が呼ばれ、写真撮影を開始。
これは確か、公式認定証に使用する為。
・・・ただ、角度が合わず二回撮影をすることに。
綺麗に写真撮影が終わったところで いよいよ本番です。
【初めてのTOEIC SW】 スピーキングを受験した感想
最初に結論言っちゃいましょうか。
私は TOEIC SWを受験して、結構なゲームっぽさを感じました。
・・・スピーキングのみならず、ライティングも含めてですけど。
詳細は後述するとしまして、どんな様子だったかをご紹介しますね。
まず、テスト部屋には受験者の英語で溢れています。
ヘッドセットをしているものの、大きな声で録音をしている人の声はどうしても聞こえちゃいますわな。
で、その声から憶測するに、問題は同じですね。みんな。
TOEFLのCBTみたいに、個人によって問題が変わるのかな~と思いましたが、そんなことはありませんでした。
んでんで、問題形式がようやく判明しましたよ!
TOEIC SWの公式HPにも記載されていますが、以下の通りです。
但し、これだけ読んでもよくわからないですよねー。
知りたい人はぜひ受験を → TOEIC SW 受験申し込みページ
もしくは、公式ガイドを買ってみてはいかが (私はまだ買っていません) → 買いました。感想記事は↓
- 「TOEIC(R)スピーキングテスト/ライティングテスト公式ガイド 新装版」の感想・レビュー①
- 「TOEIC(R)スピーキングテスト/ライティングテスト公式ガイド 新装版」の感想・レビュー②
- 「TOEIC(R)スピーキングテスト/ライティングテスト公式ガイド 新装版」の感想・レビュー③
あ、問題内容はここでは書けませんので、色々と妄想してくださいな。
ちなみに私は、戸惑ってしまい、きちんと返答すらできない問題もありました。
発音とか文法とかどうこうの前に、支離滅裂なことしか言っていないわけですから、
恐らくゼロ点かなーと・・・。
いずれにせよ、TOEIC Speakingに関して言えば、仕事の経験値が多い人こそ有利ですね。
いろんな場面でいろんな英語を使っている人は、フレーズの蓄積があるので比較的簡単にスコアを取れるはずです。
一方で、仕事で英語を使ったことがない人はまー大変でしょ。
「こういう場面では、こうしゃべるのが良しとされている」
といった具合に、一つずつフレーズを詰めていかなくてはなりませんからね。
でね、TOEIC SWのスピーキングは実践的か?と聞かれたら、ちょっとクエッションマークです。
これは文頭に言った「ゲーム性」とも関連するのですが、やっぱり制限時間があることにどうも違和感を感じるんですよ。
一般的に、仕事で海外の企業と電話で話している時には、
「相手を説得させるためにはどうしたらいいか? どういう表現で話したらいいか? 順番は?」
といったことはしばしば考えることがあるはずです (雑談とかもありますけどね)。
電話の最中に思いつかなければ、”Give me a little more time”といって電話を切り、改めて電話をかけることだってあります。
大事なのは、時間内に何かを伝えることではなくて、時間をかけてでも、自分(= 自社)の思っている方向に進めることですからね。
しかしながら、TOEIC Speakingには制限時間があります。
・・・ま、当たり前なんですけど。
英検1級や国連英検の二次でも時間に限りはありましたし。
ってか、「試験」ですから、永遠にやってていいもんでもないですし。
・・・なんですが、やっぱりどうも違和感が。
私の受験前のTOEIC SWに対する勝手なイメージは、「仕事の感じをそっくりそのまま移行させる」くらいだったのですが、どうもそれでは通じないようです。
そんなこともあり、「実践的な英語試験だ!」とは素直に思えず、「ゲームっぽい・・・」と感じてしまったわけですよ。
結局、TOEIC LRと変わらない感じがしましたので、勉強のし甲斐があるとも言えますけどね。
ということで、やっぱり TOEIC SWでハイスコアを取るには、TOEIC SWの勉強をしなくてはならない、ということですな。
【初めてのTOEIC SW】 ライティングを受験した感想
続いてTOEIC SWのライティングの感想。
全体的な感想としては、スピーキングよりは、less ゲーム感。
受験前に、控室(?)にて しおりで確認していた問題形式とはやや異なりました。
ということで、TOEIC SW ライティングの問題形式はこんな感じです。
最初の写真描写問題は簡単すぎないですかね?
ひょっとしたら、私の回答は簡易的過ぎて、減点対象かも・・・。ちゃんと確認しよ。
2つ目のEメール作成問題なんかは、実践そのまんま。
毎日海外の人と英語でメールを打っている人にとっては超簡単ですよ。
・・・ただ、普段使っている英語が正しかったらの話ですけど。
英語にかかわらず日本語もですけど、その国・その企業・その人でしか使われない (= 理解できない)表現・単語ってのは必ずあると思います。
それが、英語的に正しくなくとも、それで通じてしまっているから何ら問題ないのです。
ですが、TOEIC SWに代表されるような「英語試験」となると、そうは言っていられません。
個人的に考えるベストな状態は、「正しい英語も使えて、正しくない英語も使える」ですかね。
「私はそんな間違った英語、表現は使わない! だってそんなの間違っているでしょうが!」
と英語バカ丸出しにならず、柔軟性をもてるかどうかも重要なポイントだと考えます。
話を元に戻しますと、3つ目の意見を記述する問題はTOEFL CBTとか英検1級と同じです。
散々やりましたよー。Introduction → Body → Conclusionね。
Bodyは、Firstly, Secondly, Finally でまとめて、各理由づけには For example を含めるって。
留学前にもやりましたし、留学中にも向こうの授業で改めて習いましたし、社会人になってからも英検1級でやりました。
そんな具合にパチパチとキーボードを打っていたら、暑すぎてパソコンに手汗がべっちょり。
IIBCのご担当者様、ごめんなさい。要求あれば拭きに行きます。
そんなこんだで、あっという間に80分は終了。
終わったら、挙手して試験官を呼び、終わり。
TOEIC LRと比較して、問題数はめちゃくちゃ少なかったです。
【初めてのTOEIC SW】 2回目以降、リピートするか否か
さて、ということで初めてのTOEIC SWが無事に終了しました。
とりあえずスコアはそのうち出てくるとしても、今後も継続してTOEIC SWを受験するかどうかを決めなくてはなりません。
よくよく考えてみると、私自身、TOEIC SWを受験することを誰からも求められておりません。
勤務している会社からも、TOEIC SWはもちろん、TOEIC LRも「受験しなくていいんじゃないの?」と言われています。
また、スピーキング能力・ライティング能力を向上させたいという気持ちもありますが、経験上、試験を受験する過程で得られる能力よりも、仕事でスピーキング・ライティングを実践した方が100万倍効率が良いことも知っちゃっています。
また、TOEIC SWでも評価の対象となっている「綺麗な発音」も、そこまで重要でないことも嫌というほど知っています。
ライティングだって、英語の本場、イギリス企業からのビジネスメールが超簡素で、教科書通りでないことも知っています。
・・・そんなことを考えると、TOEIC SWを継続受験する意味がないんですよね。受験料もそこそこするし。
加えて、TOEIC SW でハイスコアを取って、「客観的な英語力を示す」とかっていう欲もありません。
ということで、TOEIC (R) SWテストをついに受験しますで書き留めた、TOEIC SWの受験理由を改めて見返してみますか。
- 1. 以前からやってみたかったから。
- 2. 仕事で全く英語を使わない期間が4か月経過したから。
- 3. そろそろTOEIC LRからの脱却を行動をもって示したいから
- 4. ウルトラマンのCMを見たから
- 5. アジア英語からアメリカ英語へ矯正をしたいから
うーん、1,3,4 は一回でも受験した時点でクリアできてしまう理由でしたね。
残すは、2と5.かぁ・・・。
そうですねー、やっぱり2と5を考えると、受験する意味はあるかなぁ・・・。
特に2ですかねー。22歳に就職してから、こんなにも英語を仕事で使わない期間は初めてですから・・・。
発音も・・・、まぁまぁ米語発音が理想ですからね。(英語・豪語は嫌いです・・・)
ということで、当面はしばらく継続して TOEIC SWを受験しようかなと思っています。
IELTSとか他の試験もありますけど、とりあえず TOEIC SWをね。
目標は 2015年3月22日受験に設定して、本格的な勉強 (= TOEIC SWの勉強)を始めていきたいと思います。
今後は、TOEIC SWの勉強法などを積極的にご紹介していくつもりです!