「留学の効果」が過大評価されているという事実

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「留学の効果」が過大評価されているという事実
最近、TOEIC・英語関連の教材・参考書・問題集において、「留学しなてくも〜」とか「留学経験ゼロの著者が〜」とか、「留学なしで〜」のようなキャッチフレーズを頻繁に見かけます。

10ヶ月のアメリカ留学経験がある私は こういったキャッチフレーズに違和感を感じずにはいられません。


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「留学なしで~」に感じる違和感

「留学をしていないけど〜」って主張している人、若しくは 「留学しなくても〜」と謳っている教材を目にすることがしばしばあります。

こういうのを聞いたり目にすると、



「おおっ!留学していないのに XX なのか!」



とか



「留学しなくても XX を出来ちゃうんだ!」



って、自然に感じる自分たちがいたりするじゃないですか。



で、これらの言葉をよくよく考えると大前提がある気がしません?



それは「留学をすると英語は いとも簡単に使いこなせるようになる」っていうニュアンス。





言い換えれば、「留学すれば、英語を使えるようになって当然」のような。



うん、絶対そうですよ。

それくらい「留学の効果」を高く見積もっているからこそ、「留学をしていないけど〜」とか「留学しなくても〜」っていう 言葉が意味を為してくるんですから。





それで、10ヶ月間の留学経験がある私が思いますに・・・、





留学で そんなに英語は上達しませんよ。





ま、言っても10ヶ月間しかアメリカに留学していなかった私の感覚ですけど。





確かに「留学」にも千差万別です。

留学の質をカテゴライズすると以下のようにできると思います。


1. 4年間留学。若しくは その後、大学院まで進学するケース

2. 日本の大学と交換留学 (約1年間) のケース

3. 短期留学 (1ヶ月~3ヶ月) で現地で履修するケース

4. 語学留学 (1ヶ月~6ヶ月) で現地で英語を学ぶケース



そして、留学する年齢も大きな要素になると思います。

カテゴライズすると以下のような感じ。


1.  18歳以下で海外の高校に留学するケース

2. 日本の高校を卒業して海外の大学・短期大学に進学するケース

3. 社会人になってから海外の大学・短期大学に進学するケース



更に、留学する国もそこそこ重要な要素だと思います。

カテゴライズすると以下のような感じでしょうか。


1. 学習する環境が比較的整っている国 (米・英・豪・加など)

2. 次点の国 (フィリピン・フィジー・マルタ・プーケットなど)



今ざっと羅列しただけでも、「留学」には、これだけの種類があるわけで、私はそれらの全てを網羅していません。

故に、説得力に欠けるかも知れませんが、改めて。



留学で そんなに英語は上達しませんよ。



→ 『「留学をしていないけど〜」&「留学しなくても〜」って言われても、響きませんよ』の意。




英語は、留学よりも仕事で上達した事実

以前にの記事でも書きましたが、私は、アメリカ留学中に英語力が上がったというよりは、日本で仕事をしていた頃の方が英語は上達しました。断言できます。

ただ、よくよく冷静になって考えてみますと、単純な比較論に過ぎないかもしれません。

つまり、留学しても英語は上達したけど、仕事をしていた時の方がもっと上達した。といった具合の。



また、私の留学の質がそもそも低い可能性もあります。

こちらの記事で、私の留学時代の恥ずかしいことを全て語っておりますが、こんな感じでしたので 結果的に私の英語力が伸びなかっただけなのかも知れません。




日本人における「留学」のイメージはどうしてそんなに高いのか?



ただ、それにしても、です。

「留学をしていないけど〜」や「留学なしで~」というフレーズには、何とも言えない違和感があるのです。





繰り返しですが、その違和感は「留学すれば誰でも英語が上達する」といった魔法のようなイメージに起因するような・・・。







・・・うーん、留学って、そんな魔法のようなものではないと思うんですよね・・・。







留学経験が無い人は 少しだけ妄想をして頂きたいのですが、仮に明日から外国の大学に入って、授業があるとするじゃないですか。

そこで 勉強するのは 自分自身ですよ?

クラスメートやルームメイトと日常生活を共にし暮らすのは今いる自分自身ですよ?

留学したからって、多少のテンションは上がると思いますが、昨日までの自分が劇的に変わりますか?

せっかく留学したんだから、と意気込み、頑張って勉強はすると思いますが、結局 これまでのあなたが積み重ねてきたものしか出来ないし、それ以上のことは 今後、自分が努力しない限りできませんよ?



つまり、今現在のあなたが行動的でなかったり、何かを求めて積極的にコミュニケーションをとらないようであれば、海外で勉強しようが 日本で勉強しようが、英語の上達なんぞできるわけないのです (各々の「英語の上達」や「留学する目的」の定義にもよりますが)。



ちょっと遠回しに言ってしまいましたが、率直に申し上げてしまいますと、日本でやることをやっていない人は、留学したところで劇的な変化なんて望めないということです。

まぁ、この記事で言いたいことは このことではなく、あくまでも「留学に対する世間の期待値が高過ぎること」なんですが。



恐らく、留学を経験したことが無い人たちは、こういったことを考えていないが故に、「留学をしていないけど~」ってフレーズを使いたがるし、影響され易いのかなと。



逆に言えば、「留学をしていないけど~ XXX を達成しました」って言う人は、既に学習スキルがあって、自己実現に向けて愚直に努力できる人なんですけどね。 わざわざ、「留学をしていないけど~」なんて付け足さなくてもね。

(まぁ、箔付けの意味で言いたい気持ちはわかりますが・・・)





では、どうして日本人の間で、留学への期待値ってここまで上がったのでしょうか?

これを議論すると果てしなくなりそうなのですが、一つは日本が島国であるからじゃないですか?海外旅行に憧れるのと同じ感覚。

それをベースに、留学エージェントの誇大広告とかですかね。でもまぁ、留学斡旋業者は煽りますからね。「留学すれば、こんなに英語力を上達できる!」って。普通と言えば普通です。



そんなこともあり、「留学」=「無条件で (ってのは言い過ぎかも知れませんが) 英語が上達」という発想になってしまっているのではないでしょうか。


留学で得られるものは「英語力」だけなのか

私が「留学でそんなに英語力は上がらない」と感じてしまうもう一つの理由、というか可能性ですが、「英語力」< 「色々なスキル」だったからかも知れません。

留学って言うと、身に付くスキルは語学力に注目されがちですけど、それ以外にも多くのスキルがアップします。

例えば、精神力・行動力・コミュニケーション力・責任感・将来の設計力・問題解決能力・・・などなど。



これらのことが多すぎたが故に、私の中で「英語はそんなに身に付かなかった」と思ったのかも知れません。



ただこれに関しては、もはや一概には言えませんけどね。

私はゲイのおじさんにストーカーされたとか、全米でも治安ランキングトップに入るオークランドを夜中にふらついていたとか、マイアミのギャング街で銃声を聞くとか、そんな経験をしているから言えることなのかも知れませんし。

ただ、度合いはあれど留学で得られ物は英語力だけではありません。

これは間違いなく断言できます。



従いまして、留学経験者にとっては 「留学で得たもの = 英語力」とは感じない。よって、留学の効果が過大評価されていると感じる。・・・ってことですかね。

留学経験者の方がいらっしゃったら 是非所感をお聞かせ頂きたいものです。


「留学経験ある・なし」にこだわっている人はまだまだ

色々考えるところがありますが、「留学なしで~」を言う人もどうかと思うし、反応してしまう人もまだまだだと考えます。

「まだまだ」って言うのは、何と言いますか目先の承認欲求に引っ掛け回され過ぎってことです。

まぁかくいう私も、留学から帰国後は「いやー、日本は変わったな〜。アメリカにいたから日本のことはよくわからないよ〜」なんて調子にのっていましたが。



完全なバカ発言ですが、ま、それも21歳の頃の話。

20歳前半なんて、全人類薄っぺらいですからね。年長者から見ますとね。



その人が留学経験があろうが、その教材が留学せずに実践出来ようが 本質はそこじゃないはず。

本質は、あなた自身の目標に向かって その教材を使うことで英語のスキルアップが実現できるかどうかです。

まとまりの無い文章になってしまいましたが、「留学の効果」に関する考察でした。

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