「TOEIC卒業後は海外駐在」は現実的でない人への次のステップ

「TOEIC卒業後は海外駐在」は現実的でない人への次のステップ

以下の記事にて、TOEICで十分なスコアを取得した人は、その後海外駐在を目指して欲しいと書きました。

【関連記事】 TOEICを卒業した人は海外駐在を目指せ!駐在をオススメする5つの理由

その後、多くの方から「もうちょっと現実的な提案が欲しい」とご指摘を頂いてしましました。

確かに、「海外駐在を」と言うのは簡単ですが実際には家庭の事情があったり、会社の事情があったりと簡単ではありません。

では、TOEIC卒業後の次のステップで最もおすすめなものは何なのでしょうか。

パッと出てくるのは、社会人留学などですが、安直に答えを出すのではなく、ちょこっと考えて見たいと思います。

【前提】TOEICの目標スコアを達成することがゴールになってはいけない

まず言わずもがなですが、働きながら英語を学んでいる人は、TOEICの目標スコアを達成すること自体が目標となってはいけません。

【関連記事】 1,380円で学べる”英語で仕事をするということ”

 

昨今のTOEIC熱は凄まじく、いざ 大衆 (=TOEICを勉強する多くの人)の中に身を投じてみると、いつの間にか当初の目的がすり替わってしまうのはよくあることですのでご注意下さい。

従いまして、TOEICをこれから始める人は「TOEICから卒業するタイミングが必ず訪れる」ということを意識して欲しいのです。

 

いつかはTOEICを卒業するんです。

その卒業時期は早ければ早いほど良いということです。

 

もちろん、これからTOEICを始める人に関わらず、今現在TOEICを勉強している社会人にとっても言えることですが。

TOEICの目標スコアを取って、それをその先どうやって活かすか、そこまで見据える必要があります。

【関連記事】 TOEIC(R)を勉強した後、さらに英語力を伸ばす為には何をしたらよいか

 

更に、「TOEICの次は英検だ」とか「TOEICの次はIELTSだ」とか、英語試験の横展開はあんまり考えない方がいいと思います。

何が何でもダメってわけではありませんが、TOEICで十分ですよ。

(念のためお伝えしておきますと、私が現在TOEICを継続して受験・勉強している理由は「趣味」です)

 

英検やIELTSを勉強する意味が本当にあるのならいいですが、「とりあえずTOEICからの横滑り」くらいの感覚では元も子もありません。

私も英検1級を合格してしまってから、「英検ロス」に陥りまして、国連英検に手を伸ばしましたが途中で我に帰り勉強を止めました。

 

 

働きながら英語力を維持・向上させるために何ができるか

TOEICの目標スコアを取って、それをそっくりそのまま日々の仕事に活かせることができたならば、それはそれで万々歳だと思います。

毎日英語を使うことで、TOEICで身に付けた英語力も下がることなく、むしろ高めることができるでしょう。

あえて、TOEIC卒業後に何かを見つけなくても良いのかと。

 

ただ、「仕事上で使う英語」と分けて、英語力を維持・向上させたいという社会人の方もいらっしゃると思います。

そういった方々には、ずばり私は短期の留学のタイミングを検討することをおすすめしたいと思います。

 

「えっ、留学!?」

「ハードル高すぎ」

「金高い」

「休み取れない」

 

・・・といった「できない理由作り」は一旦置いておいて頂いて。

 

こんなハードルを高く設定する人に聞きたいのですが、留学に対するハードルは高く設定する人が多いということは、その分「得られるものも大きい」と感じているでしょうかね?

ですが、正直、留学で得られるものはそんなに大きくありませんよ。短期ならなおさら。

【関連記事】 「留学の効果」が過大評価されているという事実

【関連記事】 学生時代の留学は仕事に役立っているのか?【社会人10年目で考える】

 

従いまして、誤解を恐れずに言うと、「社会人の短期留学はハードルは低い、そして低い分得られるものもそんなに大きくない」と思って下さい。

 

但し。

 

「ハードル」も「得られるもの」も、やりようによっては高くしたり、大きくすることは幾らでもできます。

 

ただまぁ、そちらについてこの記事では触れずに、とりあえず「社会人の短期留学はハードルが低い、そして得られるものもそこまで大きくない」くらいに考えて下さい。

1週間の超短期留学から、半年〜1年間の留学なども揃っていますから。

ここでは具体的な留学のプランには触れませんが、とにかく駐在よりは全然現実的ですよ。

 

せっかくTOEICを勉強したことで英語学習の楽しさ、成長する喜びを感じたわけですから、それを深耕すべきです。

となると、やはり留学先は英語が母国語の国となります。

アメリカ、カナダ、フィリピン、オーストラリア、イギリス・・・など。

 

留学先の情報については、数多くある留学エージェントに問い合わせて下さい。

その時には、留学エージェントはあくまでも斡旋しかしてくれませんので、現地の受け入れ校などとは直接の関係がないのでご注意を。

 

 

TOEIC卒業後に短期の語学留学が現実的

ということで、社会人がTOEICを卒業した後に行う英語学習のステップとして、「短期の語学留学」が私の結論です。

期間は一週間から二週間くらいで十分でしょう。

 

英語のスキルアップはもちろん、英語で生活をすることで新たな興味が生まれたりするんですよ。

これはIELTSや英検を勉強することでは得ることができませんから。

【関連記事】 短期語学留学・ホームステイで出来る・学べる5つのこと

 

なお、留学するに当たって、所属している会社・団体からどうやってその許可を得るかがポイントになりそうですが、これは中長期的に説得をし続けるしかないでしょう。

短期語学留学の目的、熱意、その後の仕事に活かすなど、説得ポイントはいくつかあるでしょうから、時間をかけてじっくりと説得を試みることが最短の方法かと。

(これは完全に個別の話)。

 

反対されても、そんな上手くいくもんじゃないと捉え、長い目で説得を試みるのがいいのではないですかね。

【関連記事】 私が留学で失敗したこと・後悔していること・反省していること 4連発

 

ただ、繰り返しですが、留学エージェントは吟味した方がいいです。

私自身が留学エージェントを使って留学した経験がないため、大きなことは言えないのですが、「留学エージェント」をWikipediaで調べてみると、以下の記述があります。

 

概要

留学エージェントは留学に特化したサービスを提供しており、留学経験者をカウンセラー(相談役)として置いていることが特徴である。しかし、留学先の紹介や代行手続きといった留学代理業務は許認可制になっていないため、「留学サービス」の定義が各社によって異なり、トラブルの原因となることもある。

 

留学とは異なりますが、私が15歳の頃にオーストラリアのアデレードにホームステイした時に申し込んだのは、近畿日本ツーリストでした。

近ツーは日本でのアレンジは全てやってくれますが、現地に行けば基本的に対応してくれるのは現地の高校。

近ツーとは関係がありません。

 

といっても、留学エージェントが直営の語学学校を海外に所有しているケースは大変稀です。

私の知っている限りではEF エデュケーション・ファーストくらい。

→ http://www.efjapan.co.jp/lsp/

 

今私が住んでいるジャカルタのアパートの近くにもEFはあるくらいのワールドワイドな留学エージェントです。

社会人向けの超短期留学プログラムも揃っているようですので宜しければご覧下さい。