「TOEIC L&R TEST 990点突破ガイド 英文法・語彙編」の感想・レビュー ③

「TOEIC L&R TEST 990点突破ガイド 英文法・語彙編」の感想・レビュー ③

TOEIC L&R Reading sectionで常時満点を出すべく、「TOEIC(R) L&R TEST 990点突破ガイド 英文法・語彙編」を日本から取り寄せました。

「細かい文法ミスや語彙間違いを犯してもいいので、尋常でないくらいのアウトプット(*)をする」がモットーの私ですので、別にリーディングで間違えても構わないのですが、それではスコアがついてきませんのでね。

(*) 主に「喋る」と「書く」。「聞く」と「読む」はミス・間違えを犯しても周りに気付かれないので×。

「TOEIC L&R TEST 990点突破ガイド 英文法・語彙編」をおすすめな人

何かと向き合うのが難しい「TOEIC(R) L&R TEST 990点突破ガイド 英文法・語彙編」ですが、本教材を使って勉強するのがおすすめな人について考えてみたいと思います。

私が感じるに以下のような人たちにおすすめです。

<「TOEIC(R) L&R TEST 990点突破ガイド 英文法・語彙編」をおすすめな人>

  • TOEIC L&R を超越した英文法・語彙を学びたい人
  • 英語の先生を目指している人
  • 「英語オタク」と呼ばれたい人
  • 「こんな難しい英文法・語彙を知っているんですよ〜」と調子に乗りたい人
  • TOEIC L&R 英文法・語彙について、99.9999%の確率で満点を取れるが、0.0001%を埋めたいという人

やはりこういった表現になってしまいます。

頭をひねって考えたのですが、正直あまり出てきません。

TOEIC L&Rにも効果が薄く、実用的な意味合いもないため、なんとも言えないのが本音です。

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2013.09.21

 

 

「TOEIC L&R TEST 990点突破ガイド 英文法・語彙編」をおすすめでない人

方や、「TOEIC(R) L&R TEST 990点突破ガイド 英文法・語彙編」をおすすめでない人はどのような人でしょうか。

<「TOEIC(R) L&R TEST 990点突破ガイド 英文法・語彙編」をおすすめでない人>

  • TOEIC L&R Readingスコアをアップさせたい人
  • 英語を使って仕事をしている人
  • 海外駐在員
  • TOEIC L&Rで990点を狙っている人
  • 英語ビギナー
  • TOEIC L&Rの基礎英文法を理解していない人

決して大袈裟な内容だとは思っていません。

最初の記事と温度が変わってきていますが、本書はやればやるほど虚しさを感じてしまいます。

 

「そんなことないよ。何を言っているんだよ」と反論する人もいるでしょうが、実際私はそう感じているんです。

私は英語の先生になりたいとも思いませんし、海外で仕事をするに当たり、細かい文法ミスは全く問題ないと思っています。

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2017.09.15

そんな私ですから、よりいっそう本書には抵抗を感じてしまったのかもしれません。

本書については暫く使って勉強することはないと思います。

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2016.11.09

 

 

「TOEIC L&R TEST 990点突破ガイド 英文法・語彙編」で学べる参考書選びのコツ

いやはや、色々なことを言ってきました。

ただ、本書を使ってみることで、今改めて「英語・TOEICの参考書選び」について学ぶことができるのではないでしょうか。

 

2012年以降、明らかにTOEIC L&Rの参考書の発行数は増え、さまざまな学習アプローチが唱えられてきました。

著者の数だけアプローチがあるため、読者・学習者からすれば、どの手法を採用すべきか非常に頭を悩ますことになります。

私は常に、「参考書に書かれてあるとおりに学習してはいけない。自分へのアレンジをした上で必要な学習をすべき」と言ってきましたが、正に本書が裏付けをしてくれると感じました。

 

本書を読んで、「TOEIC L&Rで990点を取りたいから、全部で3周しよう!」と思う人が現れるでしょうか?

私はさすがにいないと思うのです。

それっぽい最近のTOEIC L&Rの参考書を手にすると、「ふむふむ、そうなのか。じゃあこういう風に勉強しよう!」と素直に受け入れてしまう人が多いと思いますが、さすがに本書の違和感には気付くのではないかと。

 

そこで初めて、

「あれ?この本、990点対策って書いてあるけど、本当かなぁ?」

と疑うスキルが芽生え、ゆくゆくは、

「本当にこの学習方法でいいのかな・・・?」

と、各著者の参考書に対して懐疑的になることができると思うのです。

 

そういった意味では、TOEICに侵略されてしまっている現代日本の英語学習者を目覚めさせてくれる、特効薬とも言える教材なのかもしれません。

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2014.11.03