2015年1月13日に、現在 勤務している会社にて TOEIC IPテストを受験してきました。
6,7年ぶりのTOEIC IPテスト受験でしたので、その所感を備忘録として残しておくと共に、
「TOEIC IPテストって何?」という人向けにも 簡単にその概要をご紹介したいと思います。
TOEIC IP テスト 団体特別受験制度 (= Institutional Program) とは
まず、TOEIC IPテストとは何かをご説明します。
簡単に言うと、企業・組織向けに実施するTOEICのことですかね。
但し、問題は過去のTOEIC公開テストを用いており、以前に全く同じ問題を解いたことがある人にとってはやや有利となります。
基本的に、TOEIC IPで得たスコアは企業内における英語研修の効果を見たり、海外駐在に相応しいかどうかを見たりする為にあります。
従いまして、例えば転職活動にて、TOEIC IPテストで得たスコアを「私のTOEICはxxx点です!」ということはできません。
ま、スコアシートを提出が求められていないのであれば、問題ないような気がしますが、多くの企業においては TOEIC公開テストのスコアシート提出が求められますのでお気をつけて。
<参考記事> 外資系コンサルティングファームの面接内容【転職活動】
メガソーラー発電・再生可能エネルギー企業の面接内容【転職活動】
また、TOEIC IPテストの受験料は 会社が支払いますので、受験料は無料。
無料で受験できるのですから、TOEIC公開テストの練習という意味においても非常に意味がありますよね。
尚、TOEIC公式HPには、TOEIC IPテストの特長が以下のように記載されています。
IPテストの特長
· 社内、学内で実施できます
· 実施日はご都合に合わせ、設定できます(※1)
· 複数の会場を同時に設定できます
(事業所、営業所、支店、工場、講堂、教室など)
· お申し込みからテスト結果受領までをインターネットで行えます
· 成績一覧表はデータでお渡しできます
· 社員学生個人にも成績を配布できます(※2)
· 試験官業務を委託できます(有料)
· TOEIC SW IPテストはスピーキングテストのみ、
ライティングテストのみの実施もできます〈公開テストはセット受験のみ〉
※1 TOEIC SW IPテストは、テストセンター実施の場合、日・祝日・年末年始を除く
※2 スコアレポートの封入・個人宛発送は有料
下から2番目の「試験官の業務」は、通常 会社の人事部が行っていると思います。
私も商社マン時時代に受験したTOEIC IPテストは人事部のおじさまが試験監督をしていましたし、
今回受験した際にも 運営はグループ会社の人事系企業の人によるものでした。
そして、今回こうやって調べていて驚いたのは、TOEIC SWのIPテストもあるんですね。
名前は「TOEIC SW IPテスト」とでも言うのでしょうか。
2015年の主流になりそうな予感です。
2015年のTOEICを予想した記事 → 第197回 TOEIC (R) 公開テスト (未受験)
5・6年ぶり(?)にTOEIC IPテストを受験した感想
当社内での参加者は合計222名でした。
いつもの通り、解答用紙を記入していくのですが、確か解答ページの方が「紫」だったような・・・。
いずれにせよTOEIC公開テストとはやや異なっていましたね。
「団体コード」の欄に記入したのなんて本当に久しぶりでしたもん。
また、TOEIC IPテストは過去のTOEIC公開テストを転用しているとのことですが、
どうやら今回私が受験したテストは、過去に記憶がない内容でした。
ということで普通にTOEICを受験した感じ。
「ははは! この問題は前に解いたんだよ!私はね! ケラケラケラっ!!」
なんて腐ったことは出来ませんでした。
あとですね、たまに勘違いされている人がいますが「TOEIC IPテストは、TOEIC公開テストよりは簡単である」ってのはないですよ。
同じ。同じ。
ってか、簡単とか難しいってのは、究極「人による」わけですから。
ちなみに、受験環境に関しましては、長机に一人であった為、非常に快適でした!
が、TOEIC公開テストと比較して、緊張感を感じず、結果 眠くなるという・・・。
(昼食は、社食でカレーライスの大盛を食べてしまいました。不覚!)
ただね。一番きつかったのは眠気ではなくて、時間感覚だったんですよ。
試験開始が13:39であり、終了時刻が15:40だったんですけど、リーディングパートの時間繰りで もー混乱しまくり。
ほら、TOEIC公開テストを何度も受験されている人はわかると思いますが、自然と「14:05までにPart 6を終える」とかって意識しちゃってるじゃないですか。
でも、パート5が始まって少しして時計を見たら、14:28だったので、
「あれ ??? ヤバい。時間の経過具合がわからない!」
ってなり、死にました。
従いまして、SPを何時までに終えなくてはならないとか、DPの2問目にそろそろ取り掛からなくてはならない~
とかいう感覚が完全にマヒ。使い物になりませんでした。IP 怖い。
TOEIC IP テストでは示せない能力を見せたい
今回のTOEIC IPテストのスコアがどれくらいかはお楽しみに取っておくとして、もう「TOEIC のスコアがxxx点だから、英語力があります!」というスタンスは卒業したいと思っています。
それよりも TOEICで培った英語力をどこまで実業務に落とし込めるか、もしくは TOEICのスコア以上 (990点以上)の仕事をやってのけるか、そういったことにこだわっていきたいです。前からそんなことは言っていたんですけどね。
2009年に英検1級に11回目の受験でようやく合格した際には、「英検1級合格したから、英語力があります! (フフフ・・・私は凄いだろ・・・)」と言いまくっていた記憶があります。
そのレベル・意識は20代中盤固有の感覚であり、30歳を超えた今は、より実践的な意味合いを追いかけていきたいです。
やっぱね、人は年相応の感覚を持つもんなのですよ。
まぁこの場合、「xx歳だから」って意味じゃなくて、「英語を勉強し始めてxx年経つから」ってのが正しい見解ですけども。30歳から英語を勉強し始めたら、その年が1年目ですし。
はい。ということで 久々のTOEIC IPテストの感想を綴ってまいりました。
完全に会社主導のTOEICですので、受験したくても出来るとは思いませんが、あなたの企業にて受験するチャンスがあれば是非とも受験してみてはいかがでしょうか?