アメリカに留学していた二十歳の頃、両親とLAに遊びに行き、現地のツアー会社の人と一緒にBeverly Hillsなどを回りました。
その際に、その日本人の方が言ったセリフ、「私は現地採用なので給料が安いんですよ。日本で採用されて赴任する方が給料は良いです」。
当時の私は純粋で、その言葉を鵜呑みにし、その教えを頑なに守り通した結果、今日の海外駐在に繋がっています。
ということで、実際に給料がどう移り変わっていったかを振り返ってみたいと思います。
(数字は全て税引き前となります)
商社入社1年目:年収500万円 (マンション社宅化で実質+80万円)
大学の友達と比べても初任給は抜群に良かったのを覚えています。
プロフィールにも書いてあるように、当時の私はただの勘違いクソ野郎でしたので、「この給料は自分の実力だ」くらいに思っていました。恥ずかしい。
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また、当時は景気は悪く、就活氷河期であったにもかかわらず、商社ではバンバン経費を使ってタダ飯・タダ酒を享受していました。
私はお酒を苦手としているのでお酒については飲みたくもないのですが、それでも年間100万円くらいは会社にご馳走になっていたかと。
誤解無いように付け加えますと、当時から私は営業職でしたからね。
これらの交際費は必要経費であります。そんだけストレス溜まっているんです。
取引先からボロクソに言われて、メンタルやられることも普通にあるんです。
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ま、話が逸れるのでこの話はもういいや。
いずれにせよ、商社入社当時は年収500万円くらいだったと思います。
散財をしていたわけでもないですけど、貯金に命をかけていたとかそういうチンケな奴でもありませんでした。
お金はある程度使って経済回さないとね。
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商社2年目以降:650万円 (マンション社宅化で実質+130万円)
2年目だったか3年目だったかは正直忘れました。ま、その辺は適当に。
最初に住んだ賃貸マンションは家賃8万円くらいでしたが、この時期には家賃16万円くらいのマンションに引っ越しました。
するとマンションが社宅化され、会社からの補助が上限マックスの11万円くらいに。
特にタバコも吸わず、お酒も飲まない。ギャンブルもしない。車にも興味がない。
そんな性格だからかお金はそこそこ貯まっていた記憶があります。
貯まった結果、投資信託や外貨購入などを勉強しまくり、300万円くらいの金融商品を購入しました。
その半年後にリーマンショックが来たことは今でも忘れられません。
もう金融商品は買いたくありません。
外資系企業 (最初の転職):500万円
仕事のやり甲斐を求め転職。
給与の減少は構わないというスタンスで転職活動をしていました。
その頃はホントにお金は要らないって考えだったんですよね。
でも、転職して給料が減った結果、生活が激変。
直ぐにお金に対する考え方が変わった時期です。
お金は大事です。
不要だなんて言えるのはお金を貰っているから。
この頃は平日のランチは自分で作ったおにぎりを会社に持参してました。
ランチをたまにするとしてもワンコイン食堂にしか行きませんでした (行けませんでした)。
更に、夜のお付き合いもなるべく控えるようにしていました (社内での交際費が全く出なかったので)。
日本人の間では、お金について話すべきでない・嫌らしいことなんてイメージがあります。
(最近のテレビでは、これが前提としてあるから、逆に給料を晒す番組がウケてますよね)
私も以前まではこのイメージを持っていましたが、この時期を境に考えが変わりました。
お金は大事。だから話をもっともっとすべき。
TOEICの勉強をするに当たっても、無料で英語を勉強しようというよりは、高くても良いから最短でスコアが上がる教材を探そうとしていました。
外資系企業 (二度目の転職):900万円
お金がキツくなり二度目の転職。
と言うと語弊があるかも知れませんが、お金も転職理由の一つであることは確かです。
ただ、給料は上がりましたが、今度はメンタルがやばいことに。
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交際費も復活し、タダ酒・タダ飯の日々が始まりました。
これで実質+100万円/年くらいですかね。
TOEIC900点のおかげで、良い条件で転職できたと思っています。
外資系企業 (海外駐在):1,200万円 (アパート社宅化で実質+800万円)
そして、夢の海外駐在を実現した結果、給料が更に増えることになりました。
これは海外手当が大きいです。
ハードシップが高ければ高いほど手当が大きい仕組みとなっています。
ただ、まだ海外赴任して2ヶ月ですので、この数字全てをもらったわけではありません。
また、不祥事を起こして明日強制帰国なんて可能性もありますので、この給料を手にしたなんてまだ言えません。
最後に、お金については色々な考えがありますが、私が最も好きな考え方はこれです。
金がないから何もできないという人間は、金があってもなにも出来ない人間である
(小林一三、阪急阪神東宝グループの創業者)
公式問題集の価格が高いとかホザく人が多いですが、まぁ一生ボヤいていてください。
私はそのエネルギーを使って勉強します。
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