実践的なビジネス英語を学ぶべく、「Global English 日経版」を購入しました。
使用してみた感想を書いていきたいと思います。
全5回の記事のうち4回目です。
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「Global English 日経版」の感想・レビュー③ (この記事)
「Global English 日経版」でTOEIC
基本的には前回の記事で書いた「できること」が、本教材の主目的ではありますが、その他に勉強できる内容についてご紹介します。
Global English 日経版ではTOEICを学習することが可能です。
但し、2016年5月から刷新された新形式の対応はしていません。
また、模擬試験は合計2回のみで、PC上で音声を聞きながら解答をクリックしていく仕組みになっています。
こちらの教材に近しいところはありますね。
→ 「新形式問題対応 TOEICハイパー模試」の感想・レビュー
一応、TOEICの対策方法、攻略方法、勉強方法なんかについても触れられています。
ただ、こういった情報は既にネット上やテキストなんかですることができますので、そこまで価値があるとも思えません。
ということで、私もGlobal English 日経版にてTOEIC模擬試験を行ってみることにしました。
Part 1 の1問目を解いて、さーて2問目はと・・・。
あれ、画像が出ない・・・。
再生したら当然ですが音声だけ流れてきました。
「え!? なんだコレ!? Part 1 を写真なしで解けと!!??」
選択肢でCasting a shadowとか言ってくれればかろうじて正解できるかもしれませんが、そんなことしても意味ないし・・・。
ということで、ページを更新してみたら・・・。
・・・はい、終〜了。最初のページに戻ってしまいました。
まぁね、最初からそんな期待はしていませんでしたから・・・。
「Global English 日経版」でその他にできること
これらに加えて、以下の英語学習も行うことが可能となります。
①ボキャブラリーセンター
専門用語が詰まった単語帳のようなものです。
スペースアルクの英辞郎に似たような感じですかね (買ったことないけど)。
例文もありますが、活躍する場面はあるでしょうか・・・?
②マガジン
Financial Timesに代表される英文記事を読むことができます。
ネット上でも普通に公開している記事だと思いますが、まとめられている分管理がしやすいかと思います。
なお、英文記事は初級・中級・上級に分けられています。
③TOEFL
TOEFL iBTの模擬試験を行えます。
④文法センター
英文法について学ぶことができます。
ですが、これは本教材の本編(レベル分けされた後に行うトレーニング)と同じ内容となっています。
個別に英文法を学習したい方はこちらを活用すれば良いかと。
⑤強勢とイントネーション
スピーキングの際の強調箇所や脱落する音などについて学ぶことができます。
本編には登場しない個別学習パートです。
⑥英語の音
英語の基礎的な発音について学習することができます。
母音と子音について実際に音を聴きながら、自分の発音と比較し正確な音を出せるようトレーニングするものです。
唇の使い方、鼻息の抜き方、声帯の震わせ方などについても触れられています。
英語の基礎的な発音を学習せずに社会人になってしまった人には是非おすすめです。
⑦ビジネス場面
様々なビジネスシーンを題材とし、会話練習・文法の学習などを行います。
実は既に出ている学習をビジネスシーン別にまとめただけです。
「Global English 日経版」で得ることができる情報
上記で紹介した学習できることの他に、「Global English 日経版」では英語に関する様々な情報を得ることができます。
以下のその内容を載せておきます。
①Eメールテンプレート
さまざまなビジネスの場面で使えるテンプレがあります。
が、この類であればネット上でもサササッと入手可能かと思います。
②異文化情報
世界各国のビジネスマナー、ビジネス文化、効果的なプレゼン方法、マインドセットなどについてまとめられています。
ただ、こちらもただ単にその辺にあるような情報をまとめただけです。
まとめ記事だけではあまり価値がありませんので、積極的に活用すれば場面はないかと思います。
③Financial Times Video Tutorials
動画にて外国人の講師のような人があらゆるビジネス論について話をしてくれます。
これはもはや英語教材の枠を超えていると思いますが、その後単語の理解度チェックや、リスニング問題なども出てくるため、TOEIC対策になり得ると思われます。
④Nikkei Video Tutorials
さまざまな国の人の肉声をそのまま収録しており、以下の順序で学習が可能です。
1. 英語キャプション付きの動画視聴。
2. 内容と合っていれば True 、間違っていれば False を選ぶ、簡単なリスニングクイズ。
3. ボキャブラリー(PDFをダウンロードして動画で使われた語彙を習得)。
4. ボキャブラリークイズ( 3 の中から主要な語を選択肢とした穴埋め問題を解く)。
5. 動画の要約(分割したパート毎に内容の要約を読み、話の要点をつかむ)。
⑤ライティングセンター
ライティングを練習できるものかと思いきや、ライティングの書き方講座です。
私もアメリカ留学中にAcademic Writingというクラスを受けていまして、それに酷似しています。
⑥アクセントと方言
国・地域別の英語の発音を聞くことができます。
その際には、性別・年齢・育った場所・職業などが特定されております。
意外にこれが一番面白かったです。
各国の英語の発音・アクセントなどを聞くことができるのです。
⑦Nikkei Lessons
過去の日経記事を読むことができます。
はい、ということで盛り沢山です。
さんざん好き勝手なことを言ってきましたが、やれることをたくさんあり、活用方法によっては総合的な英語力を飛躍的に向上させてくれる教材です。
さて、次の記事では「Global English 日経版」を使うことがおすすめな人、おすすめでない人などについて書いていきたいと思います。
【Global English 日経版】
公式HP → 日本経済新聞社とピアソン社が共同開発 GlobalEnglish 日経版
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